映画|インベージョン|The Demented

ここはルイジアナのバトンルージュ。

卒業を間近に控える大学生の3組のカップルが郊外の別荘でパーティをやってたら、大事件が起きる。どっかからテロリストの弾道ミサイルが飛んできて、彼らは直撃はされなかったが、爆発するキノコ雲を目撃した。えらいこっちゃ。

6名は家に閉じこもり、どうしたもんだか、と話し合う。なにもわからないのに、うろうろ出歩くのは危険ではないか。いやいや、すぐに逃げよう。

とかいっているあいだに、ゾンビワンコが出てきて襲われ、そいつはバットで撃退したんだが、一夜明けたら、人間のゾンビが出てきてNOTLD状態に。

ドタバタやってるあいだに2名が死亡。残りのみなさんは決死の脱出作戦で、車に乗って、逃げて、町に着いてみたら、これまたゾンビだらけ。ひー。

といういつものヤツですが、この映画のゾンビは走る系なんですが、変わってるのは『誰もいないと静止している』という点です。物音がすると、ガオーと目を剥いて襲ってくる。だるまさんがころんだをやってるみたいですね。

6名を演じるのは、ケイラ・ユーウェル、リチャード・コーンケ、アシュリー・ブライアン、Brittney Alger、サラ・バトラー、マイケル・ウェルチのみなさんです。サラ・バトラーさんは『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ (2010)』に出ていたネーチャンです。

トレイラー動画

The Demented (2013) trailer

感想

近年のゾンビ映画はコメディが圧倒的に多いが、これは珍しくシリアス系で、しかもベタベタベッタンコのよくあるお話。ゴアメイクはかなり軽め。首がもげたり、アゴが粉砕したり、手足切断なんてのはなく、珍しいことに、銃を使わず、内臓グルグルピローもない。

ドラマ要素はいちおうあるが、すべてがよくあるヤツ。彼女を守りたい優しい男とか、ちょっと身勝手なネーチャンとか。唯一変わっているのは『だるまさんがころんだ』要素なんだが、別にそうたいしたもんでもない。

こんなゾンビ映画をおおまじめにつくっているという点が、逆に新鮮だなという気がしないでもありません。派手な演出をやらず、お笑いもやらず、従来型のお話を踏襲し、平凡極まる舞台をわざと選び、ゾンビに襲われる恐怖心理をやってみたよ。そんな気まぐれから産まれた道楽映画、というか、ひとつの実験物なのかもしれない。なんて。よくある系でもここまで徹すると、観る方としては、なにか深読みをしたくなってくるから不思議です。

おもしろいかっていわれると微妙です。前半はダルい。後半からクライマックスにかけてはまぁまぁでした。

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オマケはナシでした。英語字幕つきです↓

The Demented (Blu-ray + DVD)

Release Date: 2013-07-30
Studio: ANCHOR BAY (Blu-ray)
Run Time: 92 minutes
Best Sellers Rank: 110,486

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