映画|スリザー|Slither

グラントは町でいちばんの美人妻が大自慢の濃いめキャラのオッサンだが、ある日森でエイリアンに遭遇した。肌色のグニュグニュ肉塊を見つけて、ナンジャコレと木の枝でつついたりしてたらピューッとなにかが出てきてぐさりと刺さった。胸から侵入した異生物は胎内を移動し、やがてに脳に達すると彼の人格を完全テイクオーバー！

グラントはその日を境にスーパーで肉を買い漁ってとにかく肉を食いまくり、それでも足りないもんだからペットのイヌを食べちゃった。やがて彼のおなかからグニューと触手が出てきてそれは次の犠牲者にブスリ。という調子でエイリアンはどんどん繁殖していく。中盤のオエーなシーンでは巨大な肉のカタマリと化したモト人間がドッカーンと破裂し、中からナメクジみたいな子エイリアンがドバーと出てきた！赤黒いナメクジどもが人々を無差別攻撃。あっちこっちでウギャーウギャー。襲われた者たちは一様にゾンビのようなありさまとなって他人を襲う。

グラントの妻は幼なじみのイケメン保安官や市長なんかといっしょに逃げ回っていたが、やがて全体の意図が明らかになる。町中に溢れたゾンビどもを操るのはグラントであり、彼そのものが中枢器官なのであり、元グラントだったそれはいまや巨大でグロテスクな脂肪の塊となってベッドに鎮座しているが、その目的は愛する妻なのであった。美人妻は変わり果てた夫の姿にボーゼンとし、それでも気丈に闘うのであった。

最後までハラハラドキドキのじつに楽しい娯楽SFホラーです。グロなシーンが多いけど、台詞がおもしろくってゲラゲラ笑えます。典型B級なつくりだけど、楽しさはA級だよ。監督のジェームズ・ガンは ドーン・オブ・ザ・デッド、スクービー・ドゥのライターと聞いて納得。キャストがよい。オマヌケのイケメン保安官にネイサン・フィリオン。F-WORD連発の市長がサイコーにウケました。グレッグ・ヘンリー。ナメクジどもを見て仰天した彼は「こんなのアニマルプラネットでも見たことないヨー」だって。ははははははは。

あ、それと、チョイ役ですが、私のだいすきなジェンナ・フィッシャーが出てました！彼女もヨカッター。こりゃ満足だ。Hilarious!

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