映画|ゾンビ・ソルジャー|Outpost

東欧の某国の小さな村。そこに精鋭の傭兵たち数名が招集された。雇い主の男を森の中のある地点まで護衛するという任務である。そこは危険な紛争地域内に位置する古い塹壕。第二次世界大戦中の遺物で、現在はホコリまみれのガラクタしかないように見える。塹壕に着いて早々、見えない敵と交戦した。敵は森の中から撃ってきて、すぐに消えた。敵がいたあたりを調べたがなにひとつ痕跡がなく、薬莢さえ発見できなかった。男は命を賭けてここに来たようだが、いったいどんな秘密が隠されているのか。ナチスの埋蔵金？

※感想

ヒントは『マッドサイエンティストとオカルト』。なかなかおもしろかったです。

Spoiler Alert !!!!
ネタバレ注意!!
ネタバレ

そこはナチスドイツのキチガイ冷血サディストの科学者チームによる極秘プロジェクトの開発実験場だったと明かされる。塹壕の中にハダカの兵士の死体が多数発見された。その中には廃人として生きてる者がいた。塹壕の地下奥深くで、重そうな鉄製の機械が発見された。やがてナチスの8ミリフィルムが出てきて、冷血科学者たちが兵士をモルモット扱いして非人間的な実験をやってるようすが映っていた。男はそれを見つつ秘密を話した。「マグネティックフィールドがどーのこーの」とむずかしいことをいうんでよくわかんないが、とにかくそれは『物理学の聖杯 (Hory Grail of physic) 』ともいうべき画期的な発明物で、アインシュタインさえ成し遂げることができなかったもんだそうである。

人間の兵士の肉体を改造して『スーパーソルジャー』をつくっちゃえとナチスは計画してたのだ。それはなんと幽霊兵士である。彼らの肉体はそこにあってないみたいなもんなので、銃弾を受けても死なない。てか既に死んでるのだな。塹壕に近づく者すべてを敵とみなして攻撃してくる。「ゴーストみたいなもの」と映画の中では説明されていたが、どっちかというとゾンビみたいだ。人間の肉を食わないという点が違うけど。

幽霊兵士たちは時空を超えて瞬間移動しつつ襲ってくる。ナイフも銃弾も効かない。闘いのプロたちはこの予想外の強敵に簡単に殺されていく。生き残った者たちは塹壕の中にあった機械を使って敵を殲滅させる計画をたてたが、失敗。男はこの発明物を得るためにここにきたのだが、傭兵チームは全滅。最後に男も殺された。ラストは国連軍らしき別の部隊が同じパターンでヤラレるシーンでおしまい。幽霊兵士たちは呪縛霊のように永遠にとどまり、近づく者たちを殺戮し続ける。

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• Tweet