映画|バイオハザード・アイランド|Dead Season

アメリカじゅうにゾンビが蔓延。

逃げ回っているあいだに友達になった男女（スコット・ピート、 メリッサ・メリル）のコンビが、フロリダ沖の小さな島に渡る。そこにいけばゾンビから逃げられるかなと思って船に乗ったのだが、結局、同じであった。

島を見物してたら、ゾンビに襲われ、あー、またか、と落胆。したら、知らない男たちが出てきて助けてくれた。助けてもらえたのはいいが、両手を縛られ、捕虜のような扱いを受ける。こいつらはナニモノであるか。

後日、わかったところによれば、この島には少人数のひとたちがコミュニティをつくり、ゾンビと闘いつつ、食料や飲料水を分け合って暮らしているのであった。グループを率いるリーダー男（ジェームズ・C・バーンズ）は元軍人らしく、colonelなんて呼ばれていい気になっている、マッチョな雰囲気のオヤジであった。

ふたりを拘束したのは、ゾンビに感染していないかどうかを確認するための処置だったと説明され、彼らは悪人ではなかったので、ひと安心。ふたりも仲間入りを許された。

リーダー男の話によれば、この島にはかつて軍の基地があり、核兵器の実験が行われたせいで、土壌が汚染されている。ゆえに、飲料水や食料を確保するのが大変なんだそうな。島には南国フルーツの実がたくさんなっているんだが、ぜんぶ食べられない。

そんな過酷な条件なので、彼らは厳しい自己ルールを自らに課し、いろいろと制限の多い暮らしをやっているのである。どことなく軍隊みたい。

男と女は島の暮らしにいつしかなじみ「まぁ、これもいいか」と思ったんだが、ある日、この島で秘密裏に行われている食料調達の秘密を知る。過酷なサバイバルとはいえ、それはあまりに非道な所業であった。

さらに、時を同じくし、コミュニティの防御壁が破られ、ゾンビがウジャーと侵入。こうなったら島を脱出し、新たな安住の地を求めていかねばならぬ。ふたりは再び戦闘モード。ジタバタを開始する。

トレイラー動画

Dead Season (2012) trailer

邦題『バイオハザード・アイランド』

後から追記。この映画は邦題『バイオハザード・アイランド』にて、2012年12月7日リリース予定です。いつも知らせてくれるひと、ありがとう！

• アマゾン - バイオハザード・アイランド [DVD]

感想

よかったところ↓

• 終末世界の殺伐とした雰囲気がよく表現されていた。
• どいつもこいつも容易に他人を信用しない。
• 必要とあらば子供でもブッ殺す。
• サバイバルあるのみ。
• 殺伐。殺伐。非情のライセンス。

悪かったところ↓

• 安っぽい。
• 特殊メイクはまぁまぁ。
• 地味。

てわけで、低予算のホラー映画を生暖かーく見守るのが好き、というひとにおすすめです。

この映画のゾンビには独自設定があり、最初はスローモーだったのが、ある条件を満たすと走り出すのです。そこらへんはおもしろいし、低予算なりにがんばってる感があるんだが、ほんとに地味地味なんですよね。そこが好みのわかれめかなあ。

地味、というのは、ゴアゴアがあんまりない、という意味でなく『華がない』という意味です。主演のネーチャンはカワイコちゃんだし、もうひとり、リーダー男の娘も出てくるんだが、とにかく世界観が殺伐荒涼としているのです。だから地味に見えてしまうの。

DVDのオマケ

オマケはこれだけ↓

• Making of Dead Season
• Deleted Scenes
• Outtakes
• Trailer

この映画のDVDは英語字幕つきです↓

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