2009/12/16 (Wed) at 10:08 pm

映画|アイ・セル・ザ・デッド|I Sell the Dead

死体泥棒が墓を掘り起こしたらアンデッドが出てきてウギャー!ドミニク・モナハン、ロン・パールマン、ラリー・フェセンデン。監督グレン・マクエイド。2008年。

映画|アイ・セル・ザ・デッド|I Sell the DeadDVD画像

19世紀(じゃなくて18世紀でした。失礼。あとから訂正)。ドミニク・モナハン演じるアーサーとラリー・フェセンデン演じるウィリーは、この道ウン十年のキャリアを誇る死体泥棒のコンビである。ウィリーの方がずっと年上で、元々アーサーは子供時代に彼に拾われて弟子入りし、死体盗みの意匠をいちから伝授されたという愛弟子だったのだが、いまではアーサーは一人前の男に成長し、いつかふたりは師匠弟子という枠を超え、パートナー&ベストフレンドという間柄になった。

その昔、まだアーサーがちびっこだった時代のふたりは悲惨であった。オニのようなキチガイ医者にゴミムシ扱いドレイ扱いされて「もっと死体をもってこい!」とコキ使われ、雀の涙のような給金で這いつくばっていたのが、ある事件をきっかけに彼らの境遇は格段によくなった。アンデッドな死体を売ればものすごく儲かると知ったからである。そういうへんなものに大枚を出す顧客というのがいたのだ。これを知った彼らはヨッシャと喜び、積年の恨みを晴らすべく、オニ医者の元にヴァンパイアを送り込んでやった。ウギャー。その日から自由になったふたりはアンデッド死体をジャンジャカ掘り起こして人並みの生活ができるようになった。

映画はウィリーがギロチン処刑されるところから始まる。そしてアーサーもまた当局に拘禁されており、ギロチンを待つ身である。そこにひとりの僧侶が訪れる。ロン・パールマン演じるこの僧侶は、死刑囚の最後の言葉を聞くためにやってきた。僧侶はアーサーの「ぼかあ、無実なんですヨ」という言葉に耳を貸し、彼の身の上話を聞いてやる。映画はアーサーが語る数奇な独白話というふうに進行します。あ、いい忘れましたが、これはコメディです。おもしろいよ。

I Sell the Dead trailer

※感想

癒し系ホラーコメディっていうんですかね。ギャハハハハ!というほどでもないけどなんかイイ。まったり感があります。アンデッドな死体、と書きましたが、この映画ではなんでもアリで、ヴァンパイア、エイリアン、ゾンビなどが登場します。こういうノリのコメディってインディーズ映画のネタに多いと思うのですが、あまりにつくりがチープだと見てる方としては忍耐力が要りますが、これはプロダクションがつくってるし、出てくる俳優さんも一流なので貧乏臭さがないです。こういうホラーはもっといろいろあればいいなと思います。ドミニク・モナハンとラリー・フェセンデンのファンの方なら楽しめるでしょう。彼らはかわいいです。ところでロン・パールマンですが、彼はこの映画では一歩下がって聞き手脇役なんだなと思っていたら、最後にちょっとしたオチがあって、彼はやっぱりひと暴れしてくれましたので(ちょびっとだけですが)これもよかったです。

ベストquotes大賞はコレ↓

Arthur: You look like shite, Willie.

SPOILER ALERT!!!!
ネタバレ!

死体泥棒はアンダーグラウンドな稼業であるからして、ヤバい筋の方々ときわどく絡んでいるわけだが、アーサーとウィリーのコンビはつかず離れずという調子でうまくやってたんだけど、あるときイヤーな相手と対決するハメになる。House of Murphyは名の知れたギャング一家で(ただのギャングじゃなくて猟奇ギャング)、彼らもまた死体盗みをやっている。あるとき「アンデッド死体がLangols Islandにある」という情報をゲットして喜んだが、House of Murphyが絡んでいると聞いてげんなりした。ヤツラにはとにかく近づきたくないんで「やーめた」と思ったら、横からひとりのおねーちゃんがしゃしゃり出てきて「あんたら、いくじなし!」とわめきだす。この女は死体泥棒チームの3人目のメンツとして新たに加わった女で、アーサーのカノジョでもある。男ふたりでやってたところにこういう新メンツが入るとムード悪くなります。

アーサーたちは彼女に引きずられるようにして、ナントカアイランドに行く。ゾンビを発見。わーわー。捕まえて檻に閉じ込めたまではよかったが、そこにHouse of Murphyのナンバー2、キチガイ息子が出てきて横取りされる。おねーちゃんは死亡。アーサーたちも殺されるんかと思ったが、なんだかんだいろいろあって(詳しくは映画見てください。おもしろいよ)、キチガイ息子はゾンビにやられちゃう。

ここまでがアーサーの独白話です。

ロン・パールマン僧侶はここまで聞いたらやにわ怒りだす。「おまえは無実どころかじつに罪深い。ギロチンなんかでらくに殺してやらないぞ」とかいいだすので、なんだと思ったら、彼はじつはHouse of Murphyのナンバーワンのキチガイパパなのであった。キチガイパパはキチガイ息子が死んだので怒っているのである。ひぇええ。殺されるんかと思ったら、そこにジャジャーンと入ってきたのは、ギロチン処刑されたはずのウィリーであった。彼はゾンビと闘ったときに手を噛まれたのだが、そのせいでアンデッド化しており、首チョンパされても死ななかったのである。片手に自分の首を持つ首なしウィリーが「いよう、助けにきたぜ」という。キチガイパパをバコーンとやっつけた!アーサーはピンチ脱出。やったぜオーイエー。ははははは。

画像

I Sell the Dead / アイ・セル・ザ・デッド (1) 画像I Sell the Dead / アイ・セル・ザ・デッド (2) 画像
ホラーなブログの方はどうぞ
原題: I Sell the Dead
邦題(カタカナ): 『アイ・セル・ザ・デッド(原題)』
制作年: 2008年
公式サイト: "I Sell the Dead" Official Site
"I Sell the Dead" Official Site
制作国: アメリカ
制作スタジオ: Glass Eye Pix
公開日: 2009年1月16日 (アメリカ) (Slamdance Film Festival)
2009年2月21日 (イギリス) (Glasgow Film Festival)
2009年3月27日 (アメリカ) (Philadelphia International Film Festival)
2009年5月22日 (アメリカ) (Seattle International Film Festival)
2009年6月 (アメリカ) (Los Angeles Film Festival)
2009年8月7日 (アメリカ)
2009年8月7日 (アメリカ) (limited)
imdb.com: imdb.com :: I Sell the Dead
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
特殊効果(Special Effects)
視覚効果(Visual Effects)

ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラーやSFのレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。

モバイルサイトQRコード

モバイル版 ホラーSHOX [呪]のurlをケータイに送信できます。QRコードを読み取れないモデルをお使いの方はご利用ください。

 
Add To Google
Add To LivedoorReader
Add To MyYahoo
Add To Hatena
Add To Bloglines
アクセスアップ
track feed