映画|Beyond the Grave|ビヨンド・ザ・グイレヴ

ゾンビがウヨウヨの終末世界。

復讐のガンマン刑事男（Rafael Tombini）が一人旅。邪悪な連中と闘いつつ、彼の人生の目標は、Dark Riderと呼ばれるおそろしくも邪悪なシリアルキラーを探し求めて倒すことである。この敵は超常現象オカルト的な存在みたいですね。

ペンペン草も生えない死の世界をずんずん進んでいくと、色んな人たちに出会う。その中に子供の年頃のカップル（or 姉弟？）がいた。こいつらを一緒に連れて、銃の撃ち方なんかを教えて、弟子ができたような案配だが、これが途中でズダーンとやられてしまう。あー、かわいそう。

非現実感が漂う荒野を彷徨うガンマン男のお話は、『セルジオ・レオーネ・ミーツ・フルチ先生』のような世界観を狙っているようです。えもいわれぬ陰鬱さに奇怪な悪夢の場面が連続する。

トレイラー動画

Beyond the Grave (2010) trailer

感想

『Beyond the Grave (2010)』はUS NetflixのVODとラテンアメリカ諸国で公開されたそうだが、私は版元のLockheart Filmsさんからスクリーナーを頂戴して見ることができた。感謝である。しかし、タダで見せてもらって、こう書くのはじつに気が進まないが、これはちょっとだめであった。ここは正直に書くしかないのである。

いくつかよい点もある。撮影がたいへん丁寧に行われているというのはポイントが高い。ていねいにていねいにつくりましたよ、というきもちが感じられ、きまじめな職人さんがこしらえた和菓子のようである。俳優さんの演技はオッケー。特殊メイクはかなり安っぽいが、ひとつだけ目を引く場面があった。

また、冒頭で日本語をしゃべるわるもんが出てくる。刀を振り回しながら、へんなアクセントで「おまえは頭を切られたことがあるか！」とかいいながら、襲ってくる。プロデューサーさんによれば、この場面の字幕はない。どういう意図なのか謎だが、単に日本オマージュなのか、あるいは、こういうキャラを入れることによって、無国籍風の雰囲気を狙ったということなのか、そこらへんは定かでない。

それはいいが。

チト冗長すぎではないか。うだうだと意味不明の場面が多く、そこにはなにか高尚な意味が込められているのかもしれないが、私にはよくわからなかった。最後まで見るのに忍耐を要した。アイデアはおもしろいが、それをうまく実現できていないように思われ、大変残念である。

English Review

First of all, thanks to this film's producer, Isidoro B. Guggiana who sent me the screener of BEYOND THE GRAVE. He's been so kind to me, I really wish I could like this film. But turns out, it is unfortunate that I couldn't. I need to tell my thought honestly here to my readers, to people those who created this film.

There were some fun part. Especially its cinematography was amazing and beautiful. Acting was also good. The Japanese speaking guy holding the katana sword made me amused.

The problem is its way of story telling. I understand the overall story entirely but some lack of explanation often made me confused. Being patient is required to continue to watch. There were some scenes which "look like" profound or meaningful. I tried to figure out what the director is trying to express but I almost failed.

You believe or not, I'd keep watching Davi de Oliveira Pinheiro's films in the future. Probably, hopefully, I'll be able to enjoy more in next. If you don't mind, keep me posted. Thanks for reading!

レビュー書きたい人はいますか

ちょと追記します。

この前ポストしたBeyond The Grave（http://t.co/uevz2B07Sp）ですが、良いレビュー記事にならなくて残念だったが、これの版元が、私の記事がよい内容ではないと知りつつも、サイン入りのDVDを私に送ってくれるそうで、なんだか恐縮である（続く）

— Hiro Fujii (@horrorshox) August 28, 2014

そこで提案だ。私の記事を読んでこの映画を観てみたいと感じる人がいたら、タダで見せてもらえるようにします。その場合、条件がある → 英語またはポルトガル語でレビューを書けること。ぜんぶを外国語で書かなくてもいいです。私が書いているみたいに、一部英語みたいな風でいいです（続く）

— Hiro Fujii (@horrorshox) August 28, 2014

書いてもらったレビューは、もしあなたがブログをやってるならそちらで、もしやってないならうちのブログで掲載します。おもしろかったら書く、つまらなかったら書かない、という風でもいいです。興味のある方は連絡ください。

— Hiro Fujii (@horrorshox) August 28, 2014

あの映画は私にはぴんとこなかったが、好きな人がいるかもしれない。実際、いろんな映画祭で上映され、褒めている人もいるから。興味のある方は連絡ください。

— Hiro Fujii (@horrorshox) August 28, 2014

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