2011/6/21 (Tue) at 2:21 am

映画|世界侵略:ロサンゼルス決戦|Battle Los Angeles

LAにエイリアンが侵略大攻撃してきてびっくりするSFアクション映画。アーロン・エッカートラモン・ロドリゲスミシェル・ロドリゲス。監督ジョナサン・リーベスマン。2011年。

世界侵略:ロサンゼルス決戦 / Battle Los Angeles DVDDVD画像

2011年8月。

空から隕石がジャンジャカ落ちてきたと思ったら、エイリアンの侵略大作戦だった。えらいこっちゃ!

世界の主要都市は凶悪エイリアンに総攻撃され、こてんぱんにヤラレちまって、地球は壊滅ズタボロ。

そして、ここはLA。

アメリカ軍の基地は蜂の巣を突ついたみたいな大騒ぎ。軍はひとりでも多くの市民を避難させようとしているのだが、被害は甚大でとても追いつかない。わーわー。

という危機的状況のさなか、海兵隊のナンツ2等軍曹(Staff Seargent)(アーロン・エッカート)は、この道20年の節目において「本日をもって引退。ながらくお世話になりました。さらば、海兵隊!」と決めたばかりで、書類手続きも済んでいたのだが、こんな非常事態になってしまったもので、引退は一時棚上げ。彼も兵士として作戦行動に加わることになった。

ナンツさんはマルチネス少尉(Second Lieutenant)(ラモン・ロドリゲス)が指揮する小部隊に配属される。彼らの任務は警察署に孤立した市民を救出し、救援ヘリと合流し、基地に連れ戻せという話であった。タイムリミットは3時間。それを過ぎると、サンタモニカに爆弾が投下される。彼らが戻ってこようがこまいが爆弾は落ちるので、遅刻は許されないのだ。

マルチネス少尉以下、勇敢な海兵隊のみなさんは、よっしゃ任せとけ!つって、危険地帯に突入する。ウジャウジャと襲ってくるエイリアンを相手に市街戦をやりつつ、わっせわっせと突き進み、かわいそうな市民たちと出会い、彼らを勇気づけ、任務を完了しようとがんばる。

指揮官のマルチネスさんはナンツさんよりもずっと若く、戦闘の現場を指揮するのはこれが初体験。また、ナンツさんはイラクにおける彼の最後の任務において、自分の部下を死なせてしまったという過去があり、さらに、その死んだ部下のひとりの兄弟(コリー・ハードリクト)が同じ部隊にいるという、ややこしい対人関係がある。

ナンツさんは、自分よりもずっと若い連中と同等に扱われようが、若い指揮官に命令されようが、あのオッサンは部下を見殺しにしたのか、なんて陰口を叩かれようが、メゲることなくがんばるのである。

ナンツさんと一緒に闘う海兵隊兵士たちに、ウィル・ロスハージム・パラックウィル・ロスハージーノ・アンソニー・ペシNe-Yoジェームズ・ヒロユキ・リャオノエル・フィッシャーアデトクンボー・マコーマックミシェル・ロドリゲス。気の毒市民のみなさんに、マイケル・ペーニャブリジット・モイナハンブライス・キャスジョーイ・キング。といったみなさんが登場します。

Retreat, hell!

トレイラー動画

Battle Los Angeles (2011) trailer
Battle Los Angeles (2011) trailer #2

日本公開は9月

この映画は震災の影響で劇場公開が延期になりましたが、公式サイトによれば、2011年9月17日に劇場公開予定だそうです↓

感想

さすがに話題作ですなあ、というかんじで、迫力のアクションであった。特に、私は、いつも貧乏臭いB級映画ばかり観ているので、たまにこんなものを見ると、初めてディズニーランドにいったおばあちゃんのようなきもちになれます。

アクションは文句なしにいいんだが、やたらめったら「海兵隊ばんさい!海兵隊えらいよ!海兵隊いちばん!海兵隊すごい!」の演出がくどくど出てくるのがいや。

この映画では、トリガーハッピー状態に陥った兵士がウケケ笑いをするとか、市民から略奪するとか、だりーなーつって逃げちゃうとか、けしからん場面は一切出てきません。なにかっちゅうと「しびりあーん!」と叫んで、もうね、市民を救うためなら火の中水の中の、それはそれは高い志を持った正義の味方の、サンダーバードかウルトラ警備隊みたいな兵士のみなさんなんですよ。

5人の市民を救うためにバタバタ兵士が死んでるわけで、損得を考えたら無駄な作戦だと思うんだが、誰も文句をいわない。ご立派。もしかして、このおそろしくも極端な『正義の味方、その名は海兵隊!』路線ゆえに日本で公開中止になったんじゃねえの、なんて思うくらい。

ケッ、おめえら、いいこぶってんじゃねーよ、とかいいつつ見てたら、かわいい子供がピンチになって泣き顔になるとはらはらするじゃないか。オイオイ、はやく助けてやれ。とか思っちゃうので、うまいことつくってあります。

クローバーフィールド/HAKAISHA (2008)』以降、この種の怪獣/エイリアン映画の話題作がいろいろ出てますが、最近のヤツは、

  • 敵はとつぜんやってくる
  • 敵の正体は一切不明
  • 敵は強烈に強い
  • 政治家やら軍のえらいさんは一切出てこない
  • ホワイトハウスも出てこない
  • 大統領の演説もナシ
  • 戦闘の現場だけで話は進行する

という傾向がありますよね。一昔前の映画だと、大統領が沈鬱顔でテレビに出てきて「アメリカ市民の自由と安全を守るためにどーのこーの」つって、感動スピーチをやるのがお決まりでしたけど、最近は流行らないみたいだ。

世界侵略:ロサンゼルス決戦 (2011)』もこういうつくりになってて、小部隊のジタバタだけが描かれるんだが、彼らは完全に孤立しているわけでなく、どっかで生き残ってる司令部とたまに連絡を取り合っています。最後の最後で敵を大破する大アクションにおいては、外部の協力を得つつ、ミッションを遂行する。

無線で「いま○○地点にいるよ!最優先のリクエストをするぞ!○○をやってくれえ!」とお願いすると、相手は「ラジャー了解!」つって、あっちとこっちの連携プレーで闘うんだが、あれさ、日本で同じことをやったら、総理大臣まで上がるのに2時間かかって、総理は内閣ナントカ会議を招集して、ぐだぐだと3日が過ぎて、そのあいだに、誰々がゴルフ場にいたらしいとかいって叩かれて、辞任しますとかいって、結局、ぜんぶで1週間かかるんじゃないですか。だから、あの手は日本では使えませんね。

スカイライン-征服- (2010)』と比べてみる

どっちもおもしろいけど『世界侵略:ロサンゼルス決戦 (2011)』は感動してくれ路線がうっとうしいので、私的には『スカイライン-征服- (2010)』の勝ちです。

世界侵略:ロサンゼルス決戦 (2011)』は大人のやり口っていうかですね、イヤーな部分を隠して感動話にしているのがイラッとします。もしほんとにあんなことが起きたら、市街地には死にかけてる人たちがもっと大勢いるんじゃないかな。片手片足ちぎれちゃったひとが何十人もいたら、あの小部隊ではとても手に負えないじゃん。

でも、彼らはヒーローなので、ほったらかして逃げる場面なんか見せられないから、生き残り市民は彼らの手に負える人数しか出てこない。じつにわざとらしいんだが、ドキュメンタリ風のブレブレ映像で、いかにも「戦場にいるような気分になるでしょ」的な雰囲気でごまかしてるところがずるいではないか。

なんていちいち文句をいうのもアホかと思われるでしょうが「海兵隊ばんざい!」をあれほどやられると、そういうツッコミもしたくなるってもんです。『スカイライン-征服- (2010)』は思いっきり能天気なので、そういうことを考えずにすむよね。うわー、怪獣だー、つって笑って見てられるじゃん。

DVDのオマケ

メイキングがイロイロ↓

  • Behind The Battle
  • Building the Aliens
  • Acting with Aliens
  • Shooting the Aliens
  • Preparing for Battle
  • Creating L.A. in LA

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邦題(カタカナ): 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』
制作年: 2011年
制作国: アメリカ
公開日: 2011年3月8日 (アメリカ) (Westwood, California premiere)
2011年3月10日 (香港)
2011年3月10日 (韓国)
2011年3月11日 (カナダ)
2011年3月11日 (イギリス)
2011年3月11日 (ロシア)
2011年3月11日 (アメリカ)
2011年3月16日 (フランス)
2011年3月17日 (オーストラリア)
2011年4月1日 (スペイン)
2011年4月14日 (ドイツ)
2011年4月22日 (イタリア)
2011年9月17日 (日本)
imdb.com: imdb.com :: Battle Los Angeles
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞

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