2015/3/7 (Sat) at 10:41 am

映画|インド・オブ・ザ・デッド|Go Goa Gone

パーティでヤクをやったらゾンビになっちゃうインドのお笑いホラー映画。3月21日劇場公開。サイーフ・アリー・カーンクナル・クヘムヴィール・ダース。監督クリシュナ・D・Kラージ・ニディモル。2013年。

インド・オブ・ザ・デッド / Go Goa Gone DVDDVD画像

ここはインド。

おきらく3人組が登場。こんなの↓

「ヤクと女がいれば幸せ!」「ラリラリのチャラチャラ!」が合い言葉の失業男。カワイコちゃんを見るや1秒でコテンと惚れるが、捨てられるのはもっと早いよ百発百中のフラレ男。くそまじめサラリーマンの小心男は、寝ても覚めても仕事のことで頭がいっぱい。

こんなトリオがやってきたのはゴアですよ。『ゴア』といえば、ホラーファンにはおなじみのワードだが、そっちじゃなくて、地名のゴアです。

浮き輪を首に引っ掛けて(という演出はなかったが)、ヒャッホーとリゾートきぶんでやってきたらば、さっそくカワイコちゃんと出会って、「ロシアンマフィアの秘密パーティにおいで」と誘われ、無人島にいく。

いってみたらば、さすがロシアンマフィアではないか。ヤクも酒も女もウハウハウハ。豪勢なもんですなあ。いいですなあ。仕事一途のまじめ男も「今日はおれも遊んじゃおう」つってデレデレ顔になり、ラリラリ失業男はいつものようにネーチャンをコマしてわっはっはー。フラレ男は毎度ながら光の早さで女にフラレてしょぼーん。

こんな調子で各人各様の夜を楽しんでいたのであるが、ところが、朝になったら、そこらじゅうにゾンビが出てきたよ。パーティでマフィアがみんなに配った特製ヤクのせいらしいです。たいへんだ。わーわー。

トリオは血相変えて逃げ出すが、ちょっと待てよ、あのカワイコちゃんを助けなくちゃ。つって、ドタバタやってたら、子分を引き連れたマフィアの親分に遭遇。コワモテです。マフィアですから。ところが、こいつは顔に似合わず、いいひとなのだった。

助けてやるからついてこい。つって、親分とその子分を先頭に、トリオ + カワイコちゃんのチームは、わっせわっせとゾンビを蹴散らして逃げるのである。ひー。

たとえ二足歩行ができてもニワトリは人間になれない。

『インド・オブ・ザ・デッド』予告編

3月21日劇場公開!

3月21日〜ヒューマントラストシネマ渋谷にて劇場公開。4月には大阪のシネ・リーブル梅田でレイトショーだそうです。すばらしいチラシデザインですね↓

インド・オブ・ザ・デッド

インド・オブ・ザ・デッド 裏

感想

配給のオデッサ・エンタテインメントさんがサンプル版を送ってくれました。ありがとうございます。感想を書きますよ。

インドっぽい部分はあったが、基本的にはいつものヤツだった。ゾンビが出てきてウギャー。おきらくトリオとカワイコちゃんがひーひーいって逃げ回る。こういうのは世界共通なんだなって思った。ゾンビメイクの出来は中の下。安っぽい。アクションシーンもおきらくノリで進行する。出てくる人たちはドジでマヌケなお人好しばかり。

普通にポップコーン映画として観てりゃ楽しいのかもしれないが、残念ながら好みに合わなかったなあ。いかにもお笑い映画に出てきそうなお人好しキャラってのが、私はだめなのである。おれたちっておもしろいでしょう?おれたちはいいヤツラだから心が温まるでしょう?さぁ笑え!そこで笑うんだ!といわんばかりの演出を観るたび、トガリ目になってくる。最後のオチはまぁよかったんで、ギリギリオッケーくらい。笑いのツボってのは人それぞれだから、こういうこともありますよ。

ところで、この映画に出てくるカワイコちゃんは、こんなB級映画に出ているくせに、えらく優等生キャラで、エッチな男たちを相手に「愛のなんたるか」を語り、それが通じないと「部屋に帰って頂戴」とかいってた。脱ぎナシである。この女は浮いているな。と思っていたら、エンディング間近において、ふぅと一息ついたところで、こいつは真顔でこう言うのである↓

「結局、何だったのかしら」

おまえなー。冷静にいうな。そこは黙っとけ。ゾンビ映画でそんなまとめ方をするんじゃない!って思った。この台詞だけは素でしゃべってるんじゃないかと思った。あれはウケた。ウケるところじゃないのかもしれないが。

と、まァ、微妙な感想になってしまって心苦しいが、しかしですね、オデッサ・エンタテインメントさんが配給しているラインナップを見ると、お安いB級ホラーだけでなく、もっと一般ウケしそうな映画もたくさんあり、そんな中で『インド・オブ・ザ・デッド (2013)』をチョイスし、劇場公開をやるというのは、なにかこう、ホラーの息吹を感じるところである。なにが彼らを駆り立てたのだろう。

「きっと、うまくいかねぇ!」は名コピーである。こんな阿呆なホラー映画を劇場公開するなんてえらい会社だ。がんばってくださいよ。褒めているのかよくわからない記事になってしまったが、この思いはきっと伝わるだろう。と思いつつ、書いてみましたよ。

twitterの公式さんはスゲーおもしろい

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私、エセ文化人でなく、タダのホラーファンでありますが、思った通り感想を書きました。

DVDプレゼントやります

後日追記。2014年3月12日。

こういうことになってしまった↓

すません。

追記以上。

以前、オデッサ・エンタテインメントさんはDVDをたくさん送ってくれた↓

そして、今回は第2弾である。これぜんぶみなさんに差し上げます。いまプレゼントのページをつくっているからチョイお待ちを↓

インド・オブ・ザ・デッド プレゼント

インド・オブ・ザ・デッド プレゼント

インド・オブ・ザ・デッド プレゼント

インド・オブ・ザ・デッド プレゼント

天才ヴァカボン』ていうの、スゲーおもしろそう。このチラシもDVDとセットで差し上げます。

天才バカヴォン

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原題: Go Goa Gone
別題: Иди, Гоа больше нет
邦題(カタカナ): 『インド・オブ・ザ・デッド』
制作年: 2013年
制作国: インド
公開日: 2013年5月10日 (イギリス)
2013年5月10日 (インド)
2013年5月10日 (アメリカ) (limited)
2013年6月15日 (フランス) (Lyon Festival Bollywood India)
2013年10月13日 (日本) (India Film Festival Japan)
2013年10月16日 (アメリカ) (Chicago International Film Festival)
2014年8月27日 (ドイツ) (Fantasy Filmfest)
2015年3月21日 (日本)
imdb.com: imdb.com :: Go Goa Gone
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
プロダクション・デザイン
アートディレクション
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
Makeup

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