2011/5/19 (Thu) at 3:38 pm

映画|ザ・トンネル|The Tunnel

オンライン無料配信中!都心地下の廃墟トンネルにいったらこわいもんが出てくるモキュメンタリのホラー映画。オーストラリア。ベル・デリアアンディ・ロドレーダ。監督Carlo Ledesma。2011年。

ザ・トンネル / The Tunnel DVDDVD画像

2007年。オーストラリアのニューサウスウェールズ州当局は、安定した水源を確保すべく、シドニー都心部の地下にある廃墟トンネルを利用し、水処理施設をつくると発表した。

このトンネルはものすごく古くて、戦時中には防空壕として使われたそうなんだが、いまは立ち入り禁止の廃墟トンネルである。

これを聞いたジャーナリスト女(ベル・デリア)が独自取材をしたらば、トンネルに侵入したホームレスがしょっちゅう行方不明になっているらしい、という噂を耳にするのであるが、当局はこれに関してコメントを拒否。

彼女は「政府はなにやら隠蔽しているのではないか」と疑いを濃くし、3人の仲間(アンディ・ロドレーダスティーヴ・デイヴィスルーク・アーノルド)を誘って取材チームを結成。立ち入り禁止の扉を破って、トンネル内に侵入する。

暗くて汚い迷路のような地下トンネルを進んでいったら、闇の中からこわいもんが出てきてウギャー!

トレイラー動画

The Tunnel (2011) trailer

タダでダウンロードできるよ

本日2011年5月19日。映画『The Tunnel (2011)』はBitTorrentを通じて無料配布開始。制作者自らが行っているんで、違法なものではありません。ダウンロードはこちらから↓

上のリンク先にありますように「気に入ったらカネ払ってくれ」ということなんですね。

突飛なビジネスモデル

公式サイトを見ると「フレームを買え」というのもやっています↓

BUYFRAMESていうページで見れる。映画の一コマを1ドルで買えますよという話で、そうすることで、映画の一部を『所有』できる。所有できたからといって特になにもないんだが、参加型イベントなんですね。

フレーム総数は135,000。予算は135,000ドル。だから、すべてのフレームを売り切れば製作予算を回収できる。FRAMETALLYのページを見ると、寄付者の名前がズラーと出てくる。

さらにポスターにも名前が載る。ポスターは細かい文字によるアート作品になっているの。神社の寄付石みたいなもんですな。拡大して見るとわかるよ↓

映画|ザ・トンネル|The Tunnel ポスター

また、公式サイトにはこんなことも書いてある↓

And since you've helped us make the movie, we've decided that we're going to choose one frame, and the owner of that frame will get a 1% share of any money we make from the movie.

すべてのフレームの中から1フレームを抽選で選んで、ソレに当たったひとは、映画の売り上げ収益の1%を受け取ることができます。

つまり、抽選に当たる確率を高めるために、たくさんフレームを買え買えという話ですな。

(ここまでやると、私、ちょっと引きますなあ。映画界のペニーオークションみたいじゃん。みんなはそんなこと思わないのかなあ)

こんな調子で、いろいろと突飛なことをやってるんだが、この映画の制作者は、ファンのお布施だけで収益をあげようとしてるのではないようです。通常のディストリビューションも同時に行っていますから。DVD発売。オーストラリアのPPV、SHOTIMEにてプレミアオンエア。等もある。

無料オンライン配信やらフレーム売りやらというのは、映画の名前を広めるためのパブリシティ手法なんですな。バズバズ花火をあげておいて、あとは普通のやり方で映画を売ろうって考えなんだとおもう。インディーズ映画の突破口として、このビジネスモデルはうまくいくんでしょうか。

私、このエントリを書くにあたり、ネットで検索しましたが、でるわでるわ、BoingBoingも取り上げていましたし、ネット上におけるPR効果は相当のもんだなと実感しましたが、果たしてこれが収益につながるのであるか、という点に関して、業界関係者は興味深く行方を見守っているようです。

私、この映画をきっかけに、VODO.NETていうサイトを初めて知りました。他にもたくさんの映画が無料で公開されていて興味深いですよ↓

感想

私もダウンロードして観てみましたよ。

闇の中からこわいもんが出てくるモキュメンタリ映画で、都市の地下にバケモノがいるという設定はじつにいいんだが、『REC/レック (2007)』劣化版というかんじで、あまりパッとしなかった。残念。

例によって『こわいもの』の姿は、ピンボケ姿がチラと出るだけってヤツでした。後半クライマックスはギャーギャー逃げ回っているだけ。

でも、廃墟トンネルの雰囲気はなかなかのもんでした。シドニーの地下には、実際にこのようなきもちわるい巨大トンネルがあって、そこで撮影をしたそうです。セットをつくったら大予算映画になってしまうけれど、ありものを利用すれば激安でつくれる見本みたいな映画ですな。

せっかくいいロケ地なんだから、バケモノの特殊効果をもう少し気合いを入れてやってほしかったですなあ。ほんとに「チラ」だもんなあ。

この前レビューを書いたコレと似たかんじ↓

この映画のことを検索すると、ものすごい話題になってるんだなあと実感するんだが、感想書いてあるヤツがほとんどないよ。みんな、ちゃんと感想も書けよなっておもいました。

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原題: The Tunnel
別題: Tunel
Az alagút
Туннель
The Tunnel Movie
制作年: 2011年
制作国: オーストラリア
公開日: 2011年5月19日 (オーストラリア) (Popcorn Taxi)
2011年5月19日 (アメリカ) (DVD)
2011年8月5日 (カナダ) (Vancouver)
2011年10月 (アメリカ) (ScreamFest Horror Film Festival)
2011年10月16日 (アメリカ) (Telluride Horror Show Film Festival)
2011年12月27日 (カナダ) (DVD)
imdb.com: imdb.com :: The Tunnel
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
プロダクション・デザイン
アートディレクション
視覚効果(Visual Effects)
Makeup
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