2013/12/18 (Wed) at 8:10 am

映画|トゥー・ジェニファー|To Jennifer

恋人の浮気を知った男がビデオ製作をするファウンドフッテージなホラー映画。低予算インディーズ。Chuck Pappasジェシカ・キャメロンジェームス・カレン・ブレザック。監督ジェームス・カレン・ブレザック。2013年。

トゥー・ジェニファー / To Jennifer DVDDVD画像

心優しいジョーイさん(Chuck Pappas)は、ある日、恋人ジェニファーの浮気を知ってがびーん。

てか、実際に浮気したのかわからないんだが、彼はiPhoneに残されたメッセージを見て、限りなく怪しいと睨んでいるのである。

「じつにけしからん」と腹を立て、「こんな不誠実な女にはお灸を据えてやらねばならぬ」と決意し、ビデオ日記をこしらえて、彼女に送ることにした。浮気の証拠を押さえ、つきつけてやろうということらしいです。

てわけで、この映画はファウンドフッテージです。超安っぽいです。普通のホームビデオみたいです。

彼は従兄弟のスティーヴ(ジェームス・カレン・ブレザックはこの映画の監督)を呼んでカメラを持たせ、友達マーティン(ジョディ・バートン)を運転手代わりに使い、男トリオは「ジェニファーんちにいくぞ!」つって、ずんずんと進んでいく。

ところが、この連中はチームワークがよろしくない。特にマーティンは我が強くて、身勝手で、いうことを聞かない。「女が浮気したの?気にすんな。ほっとけ。そんなことよりパーティやろうじゃん。他のネーチャンと遊べばすぐに忘れるだろ。おれに任せとけ。ついてこい」とかいうんだが、この男の言葉は友達を慰めているというより、自分が遊びたいだけという本心がミエミエである。こいつが好き勝手にやるもんで、トリオは横道に逸れていってしまう。

ジョーイは友達を相手に怒ったり、説得を試みたり、ジタバタをしながら、ジェニファーの家に近づいていく。この映画がおもしろいのは、最後までジェニファーなる女が出てこないところです。観客はやきもきします。きっとなにかオチがあるんだろうなあ。どうなるんだろうなあ。

最後の最後にジェシカ・キャメロン演じるジェニファーさんが出てきてヒャー!

トレイラー動画

To Jennifer (2013) trailer

感想

ジェームス・カレン・ブレザック監督は、最近、急速に名を上げ、インディーズホラーの暴れん坊としてノシてきている。彼のtwitterは人気があっておもしろい。

私は彼の映画を見るのは2本目で、『Hate Crime (2012)』はかなりよかった。ヒデーやつらがうわーと出てきて、ヒデーことをやらかします。本作『To Jennifer (2013)』はあれほどの衝撃はなくて、途中でオチが見えちゃった感があるんだが、まぁ、よかった。

そこらへんのホームビデオを見ているような調子なので「なんでこんなものが?!」と不思議に感じるひとも多いと思うが、彼が一定の支持を集めているのは、さりげなくうまいところがあるからだと思うんですね。安っぽいけど、勢いはある。人間、一皮剥いたらこうなのか!?っていうところを、ゲスな手法で描くのが彼の主題なのだろう。

映画の主人公ジョーイさんは、最初のあたりでは好人物に見える。そこそこ男前。誠実そう。彼は恋人に裏切られ、深く悲しんでいる。ところが、映画が進行するにつれ、へんな具合になってくる。ジェニファーなる女とつきあって長いのに一度もママに紹介していないとか、電話をして相手が出たらすぐに切っちゃうとか。なんか裏があるんじゃないの。という匂いが漂ってくる。だいたいさ、女が浮気したからって、友達連れてビデオ撮影に出かけるなんてへんだよね。

そして、彼にくっついているマーティンていう身勝手男が、ひっかき回して、予測不能な行動をする。へんな場所に案内したり、へんな売女を連れてきたり。けっこうおもしろいが、やってることはおきらくなトリオがうだうだとほっつき歩いているだけなので、万人ウケするものではない。この手のものを嫌いな人は、3分と見ていられないだろうと思う。

あまりにさりげないホームビデオ風なので、「こんなものにカネを払っているおれは馬鹿なのか」と思う一方、「待てよ。これを演出と台本でやってるんなら、これはひとつのワザと呼べるのではないか」という気もする。なんだかケムに巻かれたよう。『Megan Is Missing (2011)』もそんな印象だったから、あれを好きなひとにはいいんじゃないかな。

ジェームス・カレン・ブレザック監督の『My Pure Joy』てのも買った。いつか見たら感想を書きます。こっちも安っぽそう。

この映画のDVDは字幕ナシ。オマケはトレイラーとコメンタリが入ってました。

ところで、最後に出てきたジェシカ・キャメロンは、ギャーギャー演技がよかったですが、彼女は自身が製作/監督する『Truth Or Dare』が完成したばかりで、いまあちこちでスクリーニングをやっている。こちらも楽しみです。こんなの↓

English Review

At a glance, it LOOKS LIKE a home video which everybody can shoot without any special knowledge. Part of me mumbles... "Is it worth to pay?" I live in Japan. I ordered it at amazon.com, which means I paied extra shipping cost to watch it. Part of me says, "This is a film. It had been crafted upon written script and professional direction and acting skills. There should be a hidden special technique which I can't notice. That's for sure." I've been thinking about it during watching it.

And yes. After watching it, I'm satisfied. Now I know I did the right thing. This is very similar to what I felt when I watched Megan Is Missing.

Hate Crime (my review) was surprisingly shocking and it's my favorite. That's what I met James Cullen Bressack's work for the first time. I've been rapidly attracted to him and started to watch his films. To be honest, To Jennifer was not beyond Hate Crime. Let me say, I felt the twist was a little predictable. I wish it could be more. I wanted to see more disgusting/extreme/unpredictable/crazy kind of things. But it is still enjoyable. Characters are well developed, acting are convincing especially Jessica Cameron's screaming was incredibly great. I'm a big fan of her. I'm pretty much looking forward to seeing her new film, Truth Or Dare.

Okay. I'm gonna check My Pure Joy in next which I also got. Thank you, James. Keep going. I'll be watching you.

Thank you so much for checking my entry and your post. I'm honored.

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原題: To Jennifer
制作年: 2013年
制作国: アメリカ
公開日: 2013年10月15日 (アメリカ) (DVD)
imdb.com: imdb.com :: To Jennifer
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
Makeup
謝辞

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