映画|解体病棟|Autopsy

オチャラケパーティムード全開の5人男女が山道でドカン。知らないひとを轢いちゃってウヘーと思ったら、どこからともなく救急車が現れた。ふたりの救急隊員がテキパキと男を運ぶのをぽかんと見守るみなさん。「ついでにあんたらも診てもらいな」と親切ゲに誘われて病院に連れていってもらうことにした。救急隊員のひとりはスキンヘッドにパンクなタトゥーがお似合いのロバート・ラサードアニキである。彼が出てくる点からして怪しさ満点なのだが、着いた病院ではキチガイ医者とキチガイナースが待っててジェシカ・ロウンズはこわい目に遭わされてひぃひぃ。絶叫して逃げるんかと思えば、あったまにきたぞおおおお！〜とブチ切れるファイト一発演技がなかなかよかった。

※感想

まったく期待せずに見たわりにはおもしろかった。ロバート・パトリックがホラーに出るというのはかなり違和感があるのではないかと思って見始めたんだけど、それはつまり彼の演技力がどーこーではなく、これまでの出演作のイメージていうのがあるからすんなり入っていけないのではないかと思われたが、まぁまぁよかった。ジェシカ・ロウンズのファンなら5ドルの価値はある。チャラチャラしたドラマに出てるカワイコちゃん女優が出てくるホラーって、いかにもアルバイト感覚の「やってみましたよ」的なのが多いけれど、この映画のジェシカちゃんはよかった。サディスト男に反撃してボコボコにしちゃうところとか。オーイエー。

監督のアダム・ギーラッシュはダリオ先生の話題作『サスペリア・テルザ 最後の魔女』の脚本、『ツールボックスマーダー』の脚本といったキャリアがある。監督作品はまだ少ないが、これから期待のホラークリエイターだろうか。この映画に関しては、突出したおもしろさはないけれど、テンポがよく、ホラーをつくり馴れているというんですかね。

あとから追記。と思ったら、imdbによれば、この映画が彼の監督デビュー作品でした。そして次の作品はエドワード・ファーロング、シャノン・エリザベス主演のホラーが予定されている。こちらも楽しみですね↓

• Night of the Demons (2009)

キチガイナース役のジャネット・ゴールドスタインはなかなかいい演技をしてましたが、彼女ってエイリアン2で出てきたムキムキの女性兵士をやったひとですよ。あと『ターミネーター2』でジョン・コナーを引き取った夫婦の奥さんをやっていた。ずいぶんイメージがちがうなぁ。

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