2010/5/6 (Thu) at 4:12 pm

映画|ゲーマー|Gamer

人間が人間をリモコン操作する!究極かつ過激かつ血塗れなビデオゲームを描いた近未来SF映画。マイケル・C・ホールジェラルド・バトラー。監督マーク・ネヴェルダインブライアン・テイラー。2009年。

ゲーマー / Gamer DVDDVD画像

近未来のお話。

天才ゲームクリエイターのケン・キャッスル(マイケル・C・ホール)は驚異のナノテクノロジーを開発する。人間の脳を遠くからリモコンできるという技術をベースに『Society』ていうゲームをつくったら、ウハウハ大当たりでビル・ゲイツみたいな億万長者になった。

自分好みのキャラを選んでログインすると仮想空間で遊べるというのは『Second Life』みたいに見えるが、決定的に違うのは、プレイヤーは超リアルな感覚を味わえるという点である。通常のオンラインゲームと違い、これの場合は、その空間がじっさいにどこかにある。身代わり人間がプレイヤーのコマンド通りに動き、しゃべる。そこで得られた感覚はピピッとプレイヤーの脳に送られる。だから限りなくリアルなのです。

プレイヤーの身代わりになるのは生身の人間である。彼らは報酬をもらって自分の肉体を切り売りしているということで、そのあいだは彼らの意識は完全にシャットダウンされる。

というのがゲーム『Society』の概要だが、これでイッパツ当てたキャッスルは、さらに過激な新ゲーム『Slayers』を発表。またまた世間をびっくりさせる。こんどは血ミドロのアクションゲームで、これもまたナノテクノロジーを応用している。こちらはおそろしくリアルなFPSゲームみたい。

ゲームといっても身代わりになるひとたちはじっさいに戦闘をするわけで、プレイヤーがタコミスをすれば彼らは即死である。究極のflesh-and-bloodなビデオゲーム。こんな危険仕事を引き受けるのは極悪囚人たちである。囚人たちは限りなく死ぬ運命だが、運良く一定のポイントを稼ぐことができたら刑期をチャラにしてもらえる。

命知らずな男たちが「いっちょうやるか」と挑戦するが、みんな途中で死んじゃうんだが、ケイブル(ジェラルド・バトラー)という男が現れ、奇跡の連チャン勝利をする。ファンは大騒ぎ。あと3回で史上初の全クリ男になれるっていうところまできた。

世間はケイブルのファイトに大注目するが、ここにきて、Humanzと名乗る正体不明のハッカー集団がネットに現れ、キャッスルの商売を邪魔し始める。彼らはプレイヤーの画面に割り込み、批判キャンペーンやら妨害工作をやりだす。

映画の前半は、どがーーーんずずがががーーーんドギモを抜く爽快アクションが連続し、後半になると妨害ハッカーたちの目的やら、キャッスルの後ろめたい秘密などがダダーと明かされ、ケイブルの怒りが炸裂。彼は家族を守るために巨悪を相手に戦う!

マイケル・C・ホール&ジェラルド・バトラーというメインキャストに加え、その他のみなさんも豪華キャストです。アンバー・ヴァレッタはケイレブの奥さん。彼女は身代わり人間のバイトで苦労している。キーラ・セジウィックはmedia whoreなニュースキャスター、ローガン・ラーマンはケイレブを操るプレイヤー、アリソン・ローマンは謎のカワイコちゃん。ケイレブをいぢめる黒人筋肉兵士はテリー・クルーズロイド・カウフマンの瞬間出演もあります。ほかにもチョイ役でいろいろなひとが出てくるよ。

トレイラー動画

Gamer trailer
Gamer remix trailer
Gamer international trailer
Gamer trailer #2

感想

他人の肉体を借りてバーチャル体験をするというのは、slayerというよりslave(ドレイ)ではないかと思ったら、やっぱりハッカーの男がこういってました↓

He's a liar! Mind control is slavery. We will all be his dog if we allow this evolution to continue.

人気ゲームのクリエイターはじつはとんだわるもんだったのですね。

さて、感想ですが、前半の戦闘シーンは文句ナシに楽しいんだけど、後半になったら失速したような。スピーディな展開やらグラフィカルな演出などはさすが!かっこいい!imaginative!と思ったけど、『アドレナリン / Crank』『アドレナリン 2 / Crank 2:High Voltage』と比べてしまうと不満であるなあとおもってしまいましたよ。前作を知らなければ「おもしれーじゃん!」と普通に楽しめたのかもしれないが。

あと、囚人を戦わせるってのが『デス・レース / Death Race (2008)』とダブってしまう。こちらは監督はちがうけどジェイソン・ステイサムつながりで『アドレナリン / Crank』をまたまた思い出してしまう。パクリなんていう気はないですが、つい思いだしてしまうなあということです。

映画の方向性が違うから「チェリオスと比べるな!」ってことかもしれないが、アクションシーンのドギツイかんじ(ビュンビュン動くカメラ視点とか、彩度をギューと高めたような色合いとか)がそっくりだからやっぱり比べてしまう。

あとそれに、私は『Dexter』のファンですが、この映画のマイケル・C・ホールはあまり好きじゃないです。彼がへんなダンスを踊るシーンやら、*らしくない* アクションをする場面があって、それがひとつの意外な見せ場ということなんだけど、彼は知性派演技派の俳優というイメージが強いせいか「おれってこういうのもできるのヨ」的ないやらしさを感じる。彼が悪いわけじゃなくて、監督さんがやらせてるわけですが。。。でもあれがいいっていうひともいるみたいだ。私がヒネクレてるの?

とぶちぶち文句を書きましたが、それだけ期待してたのですよ!私は!

よかった点も書きます。

キャストが豪華で楽しかった!サブ的な脇役からチョイ役名無しさんまで、たくさんのスターのみなさんを見れました。この過剰ともいえるキャスティングは、単にファンを喜ばすというだけでなく、どこか映画のテーマとつながっているようなかんじがしました。俳優さんたちは私たちを楽しませてくれるけど、彼らは私らの身代わりとしてスリルやロマンスを演じてるわけじゃないですか。そういう意図でわざわざ有名人をチョイ役で使ってるのかなと。

スペル / Drag Me to Hell (2009)』でカワイコちゃんヒロインを演じたアリソン・ローマン(かわいい!)、ジョン・レグイザモはニタニタ笑いの囚人脇役(きもちわるい!)。ゾーイ・ベルは女囚人兵士(瞬間登場&即死!)。マイロ・ヴィンティミリアはセックスマニアドール(ヘン!)。ミミ・マイケルズはベロにピアスしまくりのイカレ女(かわいい!)。

ワル役の筋肉黒人男はテリー・クルーズが演じてましたが、このブログを読んでくださってる方で見てるひとは少ないと思いますが、彼はCWの『Everybody Hates Chris』ていうクリス・ロックの楽しいコメディのパパ役をやってたんですよ。奥さんにギャーギャーいわれて、いつも財布の中身を気にしている優しくて気弱キャラのパパでした。あのドラマの奥さんがこれを見たらタマげるよ。クリスもびっくりです。

あと、あの超デブの汗だくキモオタ男はインパクトありましたね。Ramsey Moore(ラムジー・ムーア)というひと。いつかキャシー・ラムキンと共演してほしい!てか、もうどこかで共演しているんだろうか。見たい!

さ、さ、さらにあの方が!

ロジャー・コーマンやらハーシェル・ゴードン・ルイスやらと並んで「(ホラーファンにとって)親戚のおじいちゃんだったらうれしい賞ナンバーワン!」に選ばれるであろうロイド・カウフマンの瞬間出演もあります。私が審査員になれたらオスカーあげます。

彼が演じたのは戦場にうろついているザコキャラみたいなヤツです。戦場で囚人たちが戦闘するとき、その中に混じってロボットみたいな動きの人間たちがうろついていました。あれはGenericonというもんで、こいつらはプレイヤーがつかなかった囚人ということで、だれにもコントロールされていないのです。だからすぐ死んじゃう。ザコキャラ以下の存在ですね。ロイド・カウフマンが演じたのはこれ。

私が注目したのはここらへんですが、他にもたくさん有名スターが出てくるので、きっとあなたの好きなひとが見つかるよ。

DVDのSpecial

  • Audio Commentary With Writer / Directors. Neverdine / Taylor And Actors, Amber Valletta, Alison Lohman And Terry Crews.
  • Inside The Game: Controlling Gamer (Part 1, Part 2, Part 3)
  • First Person Shooter: The Evolution Of Red
  • Theatorical Trailer
  • Also From Lionsgate

『Inside The Game』『First Person Shooter』はメイキング/インタビューです。私はまだぜんぶ見てませんが。

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邦題(カタカナ): 『GAMER』
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公開日: 2009年9月4日 (カナダ)
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監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
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ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラー映画のレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。HORROR SHOX is a Japan-based web site, which is all about horror flicks.

 

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