映画|Midnight Matinee Psycho

どっかの町。

映画館にこっそり忍び込み、上映中の暗闇に紛れて観客をブッ殺すシリアルキラーが出現。警察は犯人を捕まえられない。

という話が進行する中、とある男のサブストーリーが進行します。彼の名前はクレイグさん（ジョン・ラトランド）。自称俳優の彼は映画館の売店で働いていたが、映画を観にきたブロンド美女（Randi Nelle）と運命的に出会い、ラブラブ大恋愛の末、結婚。

彼は奥さんのお金をホイホイ使って、積年の夢である映画製作に乗り出す。まさにラブラブホイホイのおきらく人生。ところが、彼のプレミア上映会に例のキラーが出てきて、ヒデー目に遭うってわけです。

トレイラー動画

Midnight Matinee Psycho (2011) trailer

感想

最近は撮影機材が安価になったせいか、インディーズ映画といっても、きれいな画質のヤツが多いですが、この映画は、いわゆる『昔ながらのインディーズ映画』の画質です。モワモワしてて、見づらくてしょうがない。暗いシーンになったら、想像力を働かせるしかない。わざとやってるのか、あるいは、ほんとにお金がないのか。にわかには判別できません。

画質はヒデー。演技もヒデー。脚本もヒデー。ヒデーづくしの無予算映画です。Horrible, terrible, ridiculously stupid!

ラブラブホイホイ男は再婚で、彼には息子がいて、「パパ。結婚おめでとう」とかいうんだが、この息子ってのが息子に見えないオッサンが演じているので、最初は意味がわかりませんでした。まったくヒデーなあ。

ところが、驚くべきことに、こんな映画のくせに、主演のネーチャンがものすごい美人さんなのです。若い頃のシャロン・ストーンみたいよ。この監督さんは美女を連れてくる能力だけはある。

さらに、見どころというか、制作者のアピールポイントがあります。それはなにかといえば、80年代ホラーの有名人が何人か出演しているんですね。中にはカメオ以上のサービス出演をしているひともいます。

『マッドマン・マーズ (1982)』のポール・エラーズ。『13日の金曜日 (1980)』の脚本家であり、ジェイソンというキャラの生みの親、ヴィクター・ミラーは、ニュースキャスター役として何度も出てきてたくさん台詞をしゃべる。子供ジェイソンを演じたアリ・レーマン。『キャリー (1970)』『ハロウィン (1978)』のP・J・ソールズ。そして、ロイド・カウフマン。

やっぱり出てきたロイドさん
（でもこの映画はトロマではありません）
（レーベルに関係なくこうやって出てくれる）

ポール・エラーズさんはこわい台詞をしゃべります

ヴィクター・ミラーはお元気でなにより

アリ・レーマンは子供といっしょ

P・J・ソールズさんは画質が悪くて
オバケのようになってしまった

他にもいろいろ出ているから、詳しくは公式サイトを見てください↓

• Midnight Matinee Psycho Official Site

ロイドさんはしょっちゅう無予算映画に出てくれるので驚きませんが、よくこのひとたちが出てくれたものです。話のタネにご覧になってはいかが？といいたいところだが、ほんとに安っぽくてヒデーよ。

DVDのオマケ

US版DVDのオマケはこれだけ↓

• mmpbloopers, outtakes and just plain stupidity
• Tom Candela's Footage with outtakes and bloopers
• Victomiller's full footage
• Eric Morse Dances

字幕はナシです↓

• amazon.com - Midnight Matinee Psycho [DVD]

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