映画|ダイ・ア・ヴァイオレント・デス|Die a Violent Death (Tai hong)

以下の4つのお話が入っています。ひとつ30分くらい。

Flame
directed by Chatchai Katenut

ニューイヤーズイブ。おきらくムードの男女のみなさんがクラブでどんちゃん騒ぎをやってたら、火災事故が発生。たくさんのひとが死ぬ。主人公のアンちゃんは間一髪で逃げることができたんだが、彼の惚れた女は逃げ遅れて死んでしまう。あー。絶望してめそめそ泣いていたら、焼死女のオバケが出てきてびっくり。最後に「あー、そうだったんですか」というtwistがある。タイのひとってこういうオチが好きですなあ。

Imprison
directed by Manussa Vorasingha

男が留置場に入れられたら、自殺者のオバケが出てくる話。ひたすらくらーい雰囲気で進行します。じめじめ。

Revenge
directed by Thanwarin Sukhaphisit

貧乏人だらけの貧乏アパートにヤクの売人男が住んでて、そこに家出娘ギャルがヤクを買いにくるんだが、女がヤクを盗もうとしたんで、男はガガーと怒って女をブッ殺す。んで、アパートの貯水タンクに死体を放り込む。やがて死体は腐って、水道水は汚染される。貧乏住人たちは「ヒデー匂いがするなあ」と異変に気づきだす。水道水に腐乱肉のカケラが混じっていたり、指が出てきたりするもんできもちわりー。死んだ女のオバケも出てきて、ますますきもちわりー。

Haunted Motel
directed by ポット・アーノン

最後は趣が変わって、ドタバタお笑いホラー。場末スナックネーチャン風の年増娼婦が、ふたりの悪ガキといっしょにラブホにいったら、ケタケタ笑いのババアがでてきて「はいはい、VIPルームにご案内ですよう」と部屋に通され「んじゃ、イッパツやりますか」と思ったら、そこは呪われた部屋で、過去に死んだ女のオバケが出てきてびっくりする。私はこういうドタバタ系が好みじゃないんだけど、ケタケタ笑いのオバちゃんがよかったので、まぁいいかとおもった。

トレイラー動画

感想

『Phobia (See prang) (2008)』や『Phobia 2 (2009)』みたいなかんじのオムニバスホラー。みっつめの腐乱死体入り水道水のヤツがいちばんおもしろかったです。ぐじゅぐじゅしててきもちわるい。キャラの立ちがいい。いろいろと工夫点があった。特にお茶目な管理人のおねーちゃんがよかった。

台湾版のDVDは英語字幕がついているから、こちらを買うといいですよ↓

• YESASIA - Still (AKA: Tai Hong) (DVD) (English Subtitled) (Taiwan Version)

DVDのExtraはなんもなかったですが。

チョットネタバレ。

管理人のおねーちゃんは水道水の異変に気づいて、ビルの持ち主であるババアのところにいって「なんとかしろ！」と直談判するのですね。でも相手はケチなので、いうことを聞いてくれない。「あんたはだれかにめしを食わせてもらってるのか？お尻をだれかに拭いてもらうのか？」「そんなの自分でやれるわ！」「だったらパイプ掃除くらい自分でヤレ！安アパートなんだからごちゃごちゃいうな！」とかいうの。ははははは。こういうババアはいかにもいそうだなあと思ったら、まだ先があって、納得できないおねーちゃんが粘って「ちょっとこの水おかしいでしょ？くさいでしょ？」と見せたら、そのババアは「あんたの気のせいだとおもう」つって、腐乱死体のダシ入り水を一気飲みしやがるの。うへー。きもちわるかったなあ。

来年も当ブログをよろしく！

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