映画|アート・オブ・デビル|Art of the Devil
アニキのおよめさんは呪術にとり憑かれた悪女だった!愛欲と金と怨みのタイ製ホラー。主演アリサ・ウィリス。監督タニット・ジトヌクル。2004年。
ドスケベにんまり顔の金持ち中年男は若くてきれいな女がだいすき。アイドル顔の美女を愛人にしてウヒャヒャと喜んでいたが、妊娠した愛人に手切れ金を要求されたんで男は腹を立てた。彼はいったんは気前よく金を払ったものの、のちに逆ギレ。チンピラを金で雇って彼女を集団レイプさせ、ニタニタ笑いでレイプビデオを撮影した。わるいやつだ。
オモチャのように遊ばれ捨てられた美女の怒りが炸裂。こんちくしょう!この怨みはらさずに死ねるかー。半年かけて相手の男とその家族たちを呪い殺した。莫大な財産だけが残った。これを相続したのがまったくのヨソモノだったファミリーで、死んだ男の前妻と4人の子供たちである。彼らにしてみればとつぜん降ってわいたようなタナボタ幸運。ある日に目が覚めたら、自分たちはセレブになってたなんて笑いが止まらない。なにも知らない彼らはワーイと喜んで大邸宅に引っ越してきた。
美女はおもしろくない!こんどはタナボタ家族が標的になった。家族の長男に巧みに接近し、自分の過去を隠してそのヨメになることに成功した。あとは母と兄弟姉妹を殺しちゃえば財産を独り占めできちゃうんである。イッヒッヒー。そううまくいくんでしょうか。
※感想
にっかつロマン風の導入部がたいへんよい。女役は風祭ゆき/烏丸せつこ、男役は長門裕之/津川雅彦あたりを思いだす。淫美でバイオレンスなムードがいいじゃないの!とノリかけたんだけど、後半はパッとしなかった。ラストもいまいち。でもウナギで窒息死なんて初めて見たし、ところどころおもしろいパートがあったから次に期待しようと思った。
棚からボタモチに遺産を相続したあの5人家族ですが、いくらすごい大邸宅でもバタバタひとが死んだ家なんかに住みたくないですよ。サッサと家を売って換金しますよね。ておもいません?
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Khon len khong | |
A halál művészete Art of the Devil I tehni tou Diavolou | |
『アート・オブ・デビル』 | |
2004年 | |
タイ | |
2004年5月14日 (フランス) (Cannes Film Market) 2004年6月17日 (タイ) 2005年1月19日 (タイ) (Bangkok International Film Festival) 2005年10月19日 (アメリカ) (ScreamfestLA International Horror Film Festival) 2006年7月24日 (スペイン) (DVD) | |
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