2011/7/9 (Sat) at 4:53 pm

映画|ドライブイン・ホラーショー|Drive-In Horrorshow

ドライブインシアター風の演出が楽しいオムニバス形式のホラー映画。趣向を凝らした5本の短編映画。低予算インディーズ。監督マイケル・ニール。2009年。

ドライブイン・ホラーショー / Drive-In Horrorshow DVDDVD画像

近未来。

地球が壊滅した荒廃世界に、ひっそりと生き残るドライブインシアター。

イヒヒ笑いの支配人(ルイス・ネグロン)が出てきて、おすすめホラー映画を上映します。ぜんぶで5本。

その合間に、支配人さんとその仲間たちが出てきて「はーい、次もこわいですよー」とかいいつつ、お笑い小ネタをやります。けっこうおもしろい。

ポップコーン売りの血塗れネーチャン(Nancy Sadsad)やら、ゾンビのもぎり男(Joe Lemieux)やら、映写係(なのかな)のトロル(ビル・ゲイジ)やらが出てくる。

ガイコツ顔の尼さんコンビも登場します。こちらは映画を観にきたお客さん。「つまんないからカネ返せ」つって、支配人を困らせます。

ひとつひとつどんなお話かを紹介します。

Pig

女(Judith Kalaora)が自分をヒデー目に遭わせた男(Matthew Catanzano)をバスタブに監禁拷問してブッ殺す。そんだけ。

これはいまいちでした。ガイコツ尼さんコンビも怒っていました。でも、次からおもしろくなるよ。

The Closet

ジェイミー坊や(クリス・フィドラー)は、宇宙飛行士に憧れるSF大好き少年であるが、両親(エリザベス・ローズジョン・クリアリー)はそんな息子をバカ扱い。優等生の姉(ミカエラ・レジオ)と比べて、文句をいうのである。

べちべちぐちぐちねちねちと説教を食らったジェイミーは「あー、つまんない」つって部屋にこもる。したら、クローゼットにエイリアンが隠れているではないか。ホエー。

家族をひとりづつ誘い込んでやったら、エイリアンは姉とパパママを食っちゃう。ジェイミーはうるさいヤツラがいなくなって大喜び。好きなSF映画を観て、好きな食べ物を食べて、自由を満喫するのであるが、やがて家賃の請求書だのなんだのがきて、涙目になる。ひぃ。

おきらく坊やがかわいくておもしろい。

Fall Apart

パトリック医師(ラリー・ジェイ・ティッシュ)は貧乏人の味方。治療費を払えない人、保険のない人、果てはホームレスまで出張往診を行うお医者さんです。

ある日、いつものように診察に出かけたら、かつて見たことのない奇病に出会い、それをきっかけに感染してしまう。全身の皮膚がズル剥けベロリンコ。全身血塗れ。きもちわりー。

キャビン・フィーバー (2002)』のグジュグジュ病に似たかんじ。特殊効果はよくできています。

The Meat Man

小学生の兄弟コンビが登場。兄(トレヴァー・フィドラー)が弟(ジミー・フリン)にこわい話をする。

「おまえにはチト早いが、教えてやるわ。ぜったいママにいうんじゃないぞ」と前置きしつつ、兄が語ったのは『ミートマン』と呼ばれる猟奇的シリアルキラーの話であった。犠牲者を殺したあとに肉をガボッと取っていくんだそうな。人間を食う目的で襲うらしい。

(ミートマンて...笑)

これを聞いた弟は「こわいよこわいよ」と怯えだす。兄貴はしゃべったことを後悔し「お絵描きでもしとけ」という。弟はいわれた通りパパの書斎に紙をもらいにいく。したら、そこにはミートマンが人間の肉を包むのに使うのと同じ紙がたくさんあって(タダの白い紙なんだが)、さらに梱包用のヒモに血痕がついているではないか。

弟はヒャーと悲鳴をあげ「パパはミートマンにちがいない」と結論する。ははははは。

兄は「アホか」と否定するんだが、弟は『ミートマン = パパ』説を強固に主張し、様々な状況証拠を述べる。

「バーベキューをやるとき、いつも、パパは、肉は新鮮じゃないとだめだぞ、というじゃないか。ミートマンだからそんなことをいうんだよ」とかなんとか、いろいろしゃべってるうちに、兄もこわくなってきて、そこにパパ(ジョナサン・ドナヒュー)が帰ってくる。子供たちはアタフタする。

ゴアゴアあります。ちびっこたちの演技がすごくおもしろい。ははははははははは。

The Watcher

4人のおきらく男女(ジェンナ・モラスカEthan ZohnRydia Vielehrナサニエル・シルヴァ)が山にキャンプにきたら、キチガイキラー(ロバート・ハインズ)に襲われてウギャー。いつものヤツ。ゴアゴア。

トレイラー動画

Drive-In Horrorshow (2009) trailer #1
Drive-In Horrorshow (2009) trailer #2

感想

Drive-In Horrorshow』というタイトルからして地雷臭ぷんぷんです。これはぜったいつまらん!と思ってたんだが、すごくおもしろかった。『Tales from The Crypt』風。

この監督さんは編集がいいです。たとえば、ミートマンのヤツですが、映画は子供同士の会話だけで進行するんだが、それに合わせて映像がササーッと出てきて、音楽もおもしろくて、飽きないつくりになっています。ああいうのうまいなあ。

安っぽくてバカな内容ながら、ゴアゴアはていねいにつくってある。制作者が楽しんでつくっている雰囲気が感じられます。よかったよかった。ぱちぱちぱち。

DVDのオマケ

  • Commentary
  • Lifecasting (03:15)
  • Music Video
    • Love Is A Twisted Melancholy Disease
    • Creamskull Boogie
    • Steve Pepper
    • Creepy Crawl
    • Hollywood Nights
    • Slip Of The Skin
    • Bombshell

『Lifecasting』てのは特殊メイクのメイキング。このDVDは字幕ナシ。

Memorable Quotes

The Projectionist: In days long ago, people would come to drive-in to experience highs and lows, to cry and scream, Everyone who came to the drive-in theater had something in common. They wanted to escape just for a few hours into the world of the imagination of possibility, seeing the dreams playing out on screen. It was an innocent time. And then, in a flash the apocalipse. And everything was gone. Those great movies have been forgotten. But some films won't stay dead.

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原題: Drive-In Horrorshow
制作年: 2009年
制作国: アメリカ
公開日: 2009年10月4日 (アメリカ) (Dark Carnival Film Festival)
2009年10月18日 (アメリカ) (Rock N Shock Horror Convention)
2009年11月7日 (アメリカ) (Killer Film Festival)
2009年11月21日 (アメリカ) (HorrorHound Weekend)
imdb.com: imdb.com :: Drive-In Horrorshow
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
特殊効果(Special Effects)

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