2013/9/21 (Sat) at 2:57 pm

映画|ゴンタウ|Gong Tau - An Oriental Black Magic

残虐血塗れ赤ちゃん!空飛ぶ生首!藁人形!ムカデさん総出演!ギョエェエええ!きもちわるくておもしろい香港の黒魔術ホラー映画。『八仙飯店之人肉饅頭』のハーマン・ヤウ監督。マーク・チェンマギー・シューラム・シュー。2007年。

ゴンタウ / Gong Tau - An Oriental Black Magic DVDDVD画像

黒い雨が降る香港。

警官ばかりを狙うシリアルキラーが出現。テレビニュースは大騒ぎで、刑事たちは大忙し。警察に恨みを持つ者の犯行であろうとの推測から、過去に銀行強盗をやらかした前科男(ケニー・ウォン)が容疑者として浮上する。

そうこうするうち、またまた犠牲者が出た。こんどは刑事(マーク・チェン)の家族が狙われたんだが、これは他の事件に比べ、おそろしくも異様な犯行であった。

深夜に赤ん坊の泣き声で目を覚ました奥さん(マギー・シュー)がようすを見にいったら、赤ちゃんは血塗れズタズタで死んでいた。奥さんは卒倒せんばかりに泣きわめくが、さらに、ヒデーことに、彼女は全身を刺し貫かれる痛みに襲われた。ギョェエエエエ!

遠く離れた場所で、どこかの誰かが藁人形にブスブスと針を刺しているのです。その度に奥さんはウギャーとブッ倒れる。誰かが黒魔術の呪いをかけたんですね。映画のタイトルの『Gong Tau』ていうのは『呪い』の意味です。

刑事は家に戻り、赤ちゃんの死体と痛みに苦しむ妻を発見した。びっくり仰天して妻を助けたが、彼女は入院後もしょっちゅう痛みに襲われる。医者は原因を突き止められない。刑事はベッドで悶絶する妻を前に「どこのどいつの仕業だ!」と悔しがるが、この騒動は因果応報だったんですよ。

その昔、彼はタイに出張した。そのときストリップバーでカワイコちゃん(Zi-Xuan Teng)と出会い、ナニして、にんまりしたんだが、やがて香港から帰還を命じられると、女をポイと捨てて帰ってきた。別れ間際に「必ず戻る」と言い残したが、これは嘘だった。

仕事バカのくそまじめ男みたいな顔をしているが、こんな後ろめたい過去があったんですね。巻き込まれた奥さんは本当にお気の毒です。てわけで、黒魔術で復讐しているのは捨てられ女なんだなと思えるが、でも、藁人形をブスブスやってるのは男なんですよ。どういう関係なんですかね。これが顔にブツブツの猟奇男で、儀式に必要な精液をビュッと飛ばしたりする。きもちわりー。

刑事はデブ上司(ラム・シュー)といっしょに動き回り、妻の呪いを解くための呪術師(フォン・ハックオン)に会いにいったり、容疑者を追ったり、ドタバタやるんだが、形勢はよくない。妻の呪いはいったんは解けたように見えたが、またブリ返しちゃう。呪術師先生の話によれば、今回の敵は並のゴンタウ使いじゃないそうな。

「フライング・ヘッド・ゴンタウは最強のゴンタウなのじゃ。呪者は自分で自分に呪いをかけて生首になり、宙を飛んで誰かを襲って生き血をすする。あれが敵となれば、わしの手にはおえん。おそろしやおそろしや」

フライング・ヘッド・ゴンタウ!?それはたいへんだ!

このオッサンがいうに、フライング・ヘッド・ゴンタウがおそろしいのは、敵の呪者を殺すと呪いが永遠に解けないという点なのです。呪いを解いてから敵を殺すしかないんだが、どうやって解くのか誰にもわからない。後に明かされる話によれば、刑事たちが追う容疑者男だけがそのやり方を知っていた。

ところが、その容疑者ってのが、過去に撃たれた傷の後遺症で、痛みを感じない特殊体質なのである。どんなにブッ叩いても痛くないから脅しが効かない。そいつを殺しちゃったら、妻は助からない。刑事は妻を救うため、法を破って犯罪者と取引する。

呪いを解くためのレシピを訊いたら、ムカデをどーこーしてあれを混ぜてこれを混ぜてあんたの精液を混ぜて、つって教わってその通りにやるんだが、これには『人間の肉の脂』が必要だとか狂ったことをいいやがるので、刑事は嫌々ながらデブ上司の死体をナイフで切って、ブヨブヨ肉を中華鍋でジューと焼いて、脂を取り出すのです。うへー。

そこに空飛ぶ生首がジャジャーンと出てきて襲われる。恨みタラタラの呪詛を吐く生首。不幸に死んだタイ娘の死に様が明かされる。刑事は自分の過ちを深く後悔するのであります。

おもしろい!すごい!楽しい!

トレイラー動画

Gong Tau - An Oriental Black Magic (2007) trailer

感想

なんだかしらないが、むちゃくちゃな話であった。フライング・ヘッド・ゴンタウに爆笑です。いいよねフライング・ヘッド・ゴンタウ。プロレスの決めワザみたいじゃん。

安っぽいCGが多用されるけど、そんなことは気にならない。サービス満点グロ演出満載の楽しいホラー映画です。制作者が楽しんでつくっている様子がありありと伝わるかんじ。2007年に香港版DVDが出てるんだが、未だ日本版が出てないのが意外だなあ。

以下の方の記事は、この映画を香港の映画館でご覧になった方がお書きになったものです。後半クライマックスにおいては観客は爆笑の連続だったとか。いいなあ。とてもおもしろいから読ませてもらうといいですよ↓

ゴンタウおもしろアルバム

ゴンタウに呪われた赤ちゃん
映画|Gong Tau - An Oriental Black Magic (7) 画像

フライング・ヘッド・ゴンタウ、誕生の瞬間です
映画|Gong Tau - An Oriental Black Magic (7) 画像

人間の脂を取り出しているところ
クックパッドもびっくり!
映画|Gong Tau - An Oriental Black Magic (7) 画像

口からムカデ!
映画|Gong Tau - An Oriental Black Magic (7) 画像

グロ死体もよくできています
映画|Gong Tau - An Oriental Black Magic (7) 画像

フライング・ヘッド・ゴンタウと対決!
でも殺しちゃったら妻は救えないのです
映画|Gong Tau - An Oriental Black Magic (7) 画像

香港版DVDのオマケ

オマケはメイキングとトレイラーでした。英語字幕つき↓

Memorable Quotes

Rockman: The Gong Tau can be undone just by doing this?
Master Clear Sea: The needile Gong Tau is undone. But just removing the Gong Tau, I saw a head flying. If it is the Flying Head Gong Tau, not only I cannot help you, even my life will be in danger.
Sum: What is Flying Head Gong Tau?
Master Clear Sea: Flying Head Gong Tau is the most powerful Gong Tau. The sorcerer will cast the Gong Tau on himself to let his head separate fromo the body and start flying. He will turn into a vampire. His power in casting Gong Tau will increase by double. I don't know how to remove Flying Head Gong Tau. But all Gong Tau must be broken before the sorcerer dies or if he dies the Gong Tau can never be broken or removed.

画像

画像をもっと見る (49枚)

twitterのご案内

当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。twitterやってます。ホラー映画好きな方はフォローしてくださいませ。サイトの更新や新作ホラーの情報を随時流しています↓

Facebookのご案内

ホラー映画 :: アジア』の最近のエントリ

ホラーなブログの方はどうぞ
原題: Gong tau
別題: Gong Tau: An Oriental Black Magic
Voodoo
制作年: 2007年
制作国: 香港
公開日: 2007年5月10日 (香港)
imdb.com: imdb.com :: Gong tau
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
アートディレクション
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup

ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラー映画のレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。HORROR SHOX is a Japan-based web site, which is all about horror flicks.

 

すべての投稿 (1535)

CALL GIRL COMIC by DAIJU KURABAYSHIEL GIGANTE COMIC COMIC by DAIJU KURABAYSHI
HORROR SHOX - Horror Reviews, News