映画|インクレディブル|Ogre

1859年。ペンシルバニア。死の疫病が流行して人々がドンドン死んだ。住人たちは救われることを信じて黒魔術を操る男に助けを求め、災厄を食い止めることができた。これのお陰で人々は死の病苦から解放されたが、その代わりに町は呪われた。森の怪物オーガに生け贄を捧げることが義務づけられたのである。これを守っている限り、人々は永遠に生き続ける。深い森の中で幻のように存在する呪われた町。そこに現代人のカップルが迷い込んだ。大昔の暮らしをしている町の住人たちに出会ったふたりはタマげたが、森の怪物を目撃したんでますます仰天。ふたりは偶然そこに入っちゃったわけだが、なんだかんだといろいろあって、お世話になった町のひとたちのためにいっしょに闘うことにした。

※感想

低予算テレビムービーであるから森の怪物オーガの出来が安っぽいのは我慢しよう。お話はおもしろかった。森の怪物をやっつけて町の呪いを解くっちゅうのが主題である。ファンタジーSFていうのかな。この映画には私がよく見てるテレビドラマでおなじみの俳優さんたちがたくさん出演しているからうれしかった。『スーパーナチュラル』からマックス役のブレンダン・フレッチャー。彼は生け贄にされちゃう善良な若者。さらに同じく『スーパーナチュラル』からエヴァ役のキャサリン・イザベルがみんなを助ける優しい女の子を演じた。めんたまとびでそうな顔して「オーマイガー！」とわめく演技はエヴァといっしょだ。かわいー。

さ、さらにカイルXYでギャルギャル高校生のヒラリーちゃんを演じているシャーラン・シモンズが、呪われた町の住人たちをげんきづけ、みんなを救うお姫様みたいな役をやった。こっちもかわいー！優しくて勇気があるヒロインキャラである。『ファイナルディスティネーション 3』に比べればショボイ映画だが、これはこれでいいじゃないの。満足満足。ヒラリーちゃんはいいないいなー。彼女は新作 "Thomas Kinkade's Home for Christmas" でジャレッド・パダレッキと共演しているのも話題だが、こっちはファミリードラマみたいなヤツなのであまり興味がわかない。SF／ホラー／ファンタジーにばんばん出てほしい！

最後になっちゃったが、主役を演じたライアン・ケネディくんの爽やかボーイもなかなかよかった。この映画はScifiチャンネル製作なので、SFやホラー好きなテレビっ子の視聴者の好みに合わせてキャスティングしてるのかもしれないなと思った。

というかんじでイチオシレビューになったが、これらの俳優さんたちに思い入れがないひとにとっては退屈な映画だろう。モンスターキャラはショボイし、ありがちな話だし。という気もする。

※後から追記。ヒラリーちゃんとつい呼んでしまうChelan Simmonsだが、私は『チェラン・シモンズ』と書いてたんだけど間違いだった！本人のMySpaceにこう書かれてある↓

"My name is Chelan Simmons pronounced by some directors (we will keep them nameless) as CH-ELLEN, or SHALON or CHELACK, or SHELONG...all very amusing, however...the proper way to pronounce it is: SHELL-LANN."http://www.myspace.com/chelansimmons

てわけなんで『シャーラン・シモンズ』てのが正しいみたいだ。

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