映画|THOR 生命の木とアスガルドの神々|Almighty Thor

邪悪神ロキ（リチャード・グリエコ）がジャジャーンと登場。圧倒的邪悪パワーでアスガードの城をブッ壊す。魔法の杖をかざして、わっはっはー。

ピピーと破壊光線が出て、みんなをブッ殺す。ロキの怪獣ペットたちもボッコボコに暴れ回る。わーわー。

ロキの目的は、アスガードの王様、オーディン（ケヴィン・ナッシュ）が所有する『Hammer Of Invincibility（無敵のハンマー）』を奪うことである。これを手に入れれば、スゲー力を得られるらしい。神アイテムなんですな。

オーディンは「渡してなるものか」とジタバタするが、ロキの超パワーの前には無力であり、無念ながら、息子Baldir（ジェス・アレン）と共に倒されてしまう。が、オーディンは、ヤラレる直前、ハンマーを異なる時空に投げ飛ばし、ハンマーが悪の手に渡るのを間一髪で防いだ。ロキは悔しがる。

後に残ったのはオーディンの次男、ソー（コディ・ディール）である。ソーはいまこそ勇者として立ち上がる。大事なハンマーを回収し、にっくきロキを倒すんだと誓う。

が、父でさえホイとヤラレた相手に彼が闘って勝てるわけがないんだが、女兵士のジャンサクサ（パトリシア・ヴェラスケス）てのが出てきて、経験不足のソーをアシストする。彼女はソーに闘い方を教え、彼の戦闘能力をUPさせる手助けをする。

ソーはジャンサクサと共に移動開始。ロキの目をくらますために、現代のアメリカにやってくる。そこにロキも追ってくる。彼はロキに勝てるくらい強くなって、真の勇者になれるのであるか。そして彼は自らの運命を切り拓くことができるのであるか。

Sneak Peek動画

感想

この前レビューをアプした『バトル・オブ・ロサンゼルス (2011)』と同じく『アサイラム + Syfy』がお送りする「映画館に行くカネのない貧乏人はテレビでこれを見とけ」シリーズ最新作です。イエーイ。

こちらのネタ元は、先週アメリカで劇場公開された話題作『Thor』。邦題『マイティ・ソー』。マーベルのコミックス原作の神話ヒーローもの。監督ケネス・ブラナー。クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンス、といったスターのみなさんに加え、浅野忠信も出ている。公開以来かなり評判がいいみたいですな。

んで、Syfyがお送りする『THOR 生命の木とアスガルドの神々 (2011)』は『マイティ・ソー』をモロにパクッた内容で、劇場公開デーに合わせて、先週土曜日（2011年5月7日）にプレミアオンエアされました。いやー、アメリカの社会保障ってすばらしいな。貧乏人のためにこんなもんをこしえらえてくれるんですから、えらいもんです。

といつものように感心したら、これはヒデー。いくらSyfy originalでもここまでヒデーやつはめったにないとおもいますよ。話のタネにご覧になってみてはいかが。

邪悪なロキさんが欲しがっている『Hammer Of Invincibility（無敵のハンマー）』ってのは、神パワーを秘めた必殺アイテムなんだが、これがですね、棒ッ切れの先端に岩がくっつけてある、というだけのもんで、それをね、地面に叩きつけると地割れができたりするんだが、あれ、ほんとに力一杯やったらハンマーの方が壊れてしまうから、俳優さんも演技がやりにくかったとおもいますよ。こんなの↓

ポキッと折れそう

ロキさんが持ってる魔法の杖（なのかな）も似たようなもんで、そこらへんのオモチャ屋で10ドル以下で売ってそうなヤツだった↓

セーラームーンみたい

これだけでもヒデーのに、これがオンエアされた日、さらに続けて『Hammer of the Gods』もオンエアされました。こちらは古いヤツの再放送なんですが。すさまじいラインナップだったですな。

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