2010/6/2 (Wed) at 4:31 pm

映画|ザ・テロリスト|Rampage

発狂男が無差別殺人するホラー映画。ウーヴェ・ボルの過去最高傑作じゃないかと思う(当ブログ比)。ブレンダン・フレッチャーショーン・サイポスマット・フルーワーキャサリン・イザベルマイケル・パレ。監督ウーヴェ・ボル。2009年。

ザ・テロリスト / Rampage DVDDVD画像

ビルくん(ブレンダン・フレッチャー)はいかにも事件を起こしそうなタイプの男である。仕事先のボスにゴミムシ扱いされ、同居している両親(マット・フルーワー + リンダ・ボイド)には問題児扱いされているのだが「はいはい、あとでゆっくり聞きますよ」と相手にせず、ひとりになるとボディビルに精を出し、コーヒーショップに行ったら「マキアートのフォームミルクが少ない!」と文句を言って暴言を吐き、親友男(ショーン・サイポス)に会えば「世の中カネがすべてだ」と真顔でスピーチし、ときどきカメラ目線で「世界のみんなが幸せになるだと?バカいっちゃいけないよ、あほくせえ」と犯罪者的な台詞を述べる。

こういう男はいつかドエライことをやらかすんではないか、と思ったら、やっぱり、やる。無差別殺人。つ、ついにやりやがった!手製の重装ボディアーマー + ヘルメット + ゴーグルを着用。両手に銃を持っていざ出陣。目についた人間を手当り次第に殺しまくる。プロの害虫駆除業者のような的確さで、ガガーと殺しまくるのです。まさにRampage!大暴れ!キチガイ!発狂!

トレイラー動画

Rampage (2009) trailer

感想

Abso-fucking-lutely awesome!

私はウーヴェ・ボルの映画をぜんぶは見てませんが、でも、代表作はだいたい見たと思いますが、私の中では、彼のこれまでの作品の中で『ザ・テロリスト (2009)』はダントツトップです。あらゆる面において。彼のこれまでの映画は、すべて『ザ・テロリスト (2009)』のためにあったのだろうか、と疑うくらいです。この映画の暴力描写は「ポスタル(映画)よりも、ポスタル(ゲーム)らしい」とおもいました。まさにRunning With Scissors!

キラーを演じたブレンダン・フレッチャーがすばらしい。ブラボー。ブレンダン・フレッチャーといえば、私が見たヤツがたまたまそうだっただけかもしれないけど、暴力とは無縁のキャラしか見たことがなかったですが、この映画の彼はハードコアにブッ殺しまくってます。

「この男はいかにもなんかやりそうだ」と思わせる危険人物キャラとして描写されるわけですが、そこに「わるもんにも事情がある」的なエクスキューズを一切与えていないという点が好感持てます。スーパードライかつソリッドな演出がいいです。その演出意図をブレンダン・フレッチャーはとても上手に汲み取って表現したと思います。

そして、最後にはおもしろいtwistがあるんですよ。なかなかいいオチでした。細かいところをいうといくつかのplot holeがありますが、まぁ、許容範囲かなと。映画ですから、細かいことはいいのです。最後のオチが明かされると「なんだ!こいつは狂人じゃなかったのか?!」と驚くんだけど、エンディングの台詞を聞いてると「やっぱ狂ってるわ!」で終わります。なかなかおもしろい。

マイケル・パレがシェリフ役で登場します。また、当ブログイチオシのホラー絶叫クィーンであるキャサリン・イザベルも出てきます。あと、パパを演じたマット・フルーワーは、忘れている人がいるかもしれないのでいちおう書いときますが、SFファンには懐かしい『マックス・ヘッドルーム』のエディソン・カーターですよ。彼はSyfyの『Eureka』のジム・タガート役の他、さいきんはCWの『Supernatural』にゲスト出演してました。年を取ってもかっこいい!この映画では普通の優しいパパを演じてますが、台詞のはじっこに彼らしいユーモアが感じられ、彼のファンは喜ぶでしょう。

この映画は『ザ・テロリスト』という邦題で2010年6月18日に日本語版DVDがリリース予定です↓

『ポスタル / Postal (2007)』と比べてみる

「ポスタル(映画)よりもポスタル(ゲーム)らしい」と書きましたが、私は『ポスタル / Postal (2007)』もすきなんですよ。思わず「これがダントツ!」と書いたけど、よく考えたらあっちも捨てがたいな。ちょっと訂正。「コメディ以外で」という限定詞つきで『ザ・テロリスト / Rampage』がウーヴェ・ボルのナンバーワンてことで。

映画『ポスタル』は政治ネタギャグ満載の毒コメディでかなりおもしろかったですが、ゲームの世界とはぜんぜん違う内容だったでしょ。『ザ・テロリスト / Rampage』は冷徹に発狂男の発狂行動を描いているという点で、むしろこっちの方が近いのではないかと思ったのです。

でも、私が勝手にそう思っただけの話で、ウーヴェ・ボル映画にしては珍しく、この映画の元ネタのビデオゲームてのは存在しません。同タイトルのビデオゲームがあるそうですけど。

Memorable Quotes

Bill's dad: Who kidnapped our son?

Bill: Hey man, do you remember me?
Coffee shop guy: Ahh..
Bill: Why don't you make me a double espresso macchiato with extra form.
Coffee shop guy: You're guy..
Bill: Why don't you make it like your life depends on it? With extra form!

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原題: Rampage
別題: Rampage: La venganza es implacable
Rampage - Rache ist unbarmherzig
Amok
Rampage. Francotirador de libertad
Rampage - Sniper en liberté
Rampage
The Terrorist
Rampage: Szalenstwo
Ярость
邦題(カタカナ): 『ザ・テロリスト』
制作年: 2009年
制作国: カナダ/ドイツ
公開日: 2009年8月14日 (イギリス) (Phantasmagoria Film Festival)
2009年9月6日 (フランス) (L'Étrange Festival)
2009年9月27日 (アメリカ) (Austin Fantastic Fest)
2009年10月31日 (フランス) (Sainte Maxime International Horror Film Festival)
2010年4月29日 (ドイツ)
2010年6月1日 (カナダ) (DVD)
2010年6月1日 (アメリカ) (DVD)
2010年6月18日 (日本) (DVD)
2010年6月28日 (イギリス) (DVD)
2013年12月4日 (イタリア) (DVD)
imdb.com: imdb.com :: Rampage
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞
  • ザ・テロリスト - no retreat, no surrender, no turtle position

    ザ・テロリスト Rampage (2009) 監督: ウーヴェ・ボル 出演:ブレンダン・フレッチャー アメリカの田舎町。家庭の事情、そして一般社会にウンザリし常に鬱屈し怒りに満ちていた青年・ビル。ある日、ビルは手製の防弾アーマーを身につけ、マシンガンを持ち、無差別大量虐殺を決行する マスター・オブ・エラー、ボル ...

    2010/6/3, 6:04 PM

ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラー映画のレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。HORROR SHOX is a Japan-based web site, which is all about horror flicks.

 

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