映画|フレッシュ・ミート|Fresh Meat

ここはニュージーランド。

リナさん（ハンナ・テヴィタ）は、全寮制の学校に通う、ちょっとレズッ気のあるカワイコちゃん優等生。

彼女は長期休暇で実家に帰省。家族と再会して喜んだが、冷蔵庫に人間の手が入っているからびっくり仰天。

ここんちのママは売れっ子の料理家セレブ（ニコラ・カワナ）。パパ（テムエラ・モリソン）は自称物書きなんだが、本が売れたことはない。カネを稼がないくせに気位が高い男はダメ夫の典型だが、夫婦仲は円満である。弟は普通のアンちゃん（Kahn West）。

一見すると平凡な家庭に見えるが、彼らは生粋のカニバリストなのだった。カニバルにも色々あるが、この映画の場合は、マオリの歴史に由来するらしい。彼らは誇り高いマオリの人々であり、そして気位の高いカニバリストなのである。

家族の秘密を知ったリナさんは「なによ。これ！」とおののき、深刻な家族会議が始まるのかと思いきや、事件は起きた。

警察に追われる4人のならず者ギャング（Leand Macadaan、Ralph Hilaga、ケイト・エリオット、Jack Sergent-Shadbolt）が突入してくるではないか。彼らは家族を人質に取り、家にたてこもるんだが、まさか飛び込んだ相手がカニバリスト家族だったとは知る由もなかった。

ギャング共はイヒヒ笑いで家の中を歩き回り、人質をいぢめて遊ぼうと思ったら、逆にガオーと食われてしまう。ドタバタやってるところに、リナさんの純情カレシ（Will Robertson）が決死の覚悟で飛び入り参加。二転三転して、いろんなことが起きるのである。おもしろいよ。

dad: Blood is thicker than water.
mom: And a lot tastier.

トレイラー動画

Fresh Meat (2012) trailer

感想

冒頭からいきなり車がドッカーンと爆発したりして、低予算ホラーにしてはお金がかかってるかんじ。本国では劇場公開クオリティなのかもしれない。トントン進んで楽しいお笑いホラーだった。ゴアゴアもあるよ。

リサさんは家族の秘密を知って驚く。家族はそんな娘を説得して「おまえもカニバルやれやれ！」とかいうんだが、彼女は「ぜったいむり」と泣き顔になり、そこでこの父親のとる行動というのが、素っ頓狂でおもしろいんですよ。最後にアッと驚くオチがあるんだが、それはどっか別の映画で見たことがあるようなオチだが、まぁ、いいじゃないですか。家族愛どーこーのお涙頂戴に走ってないところがいいですね。

US版DVDのオマケ

• Behind The Scenes Interviews With Cast And Crew

字幕はついてませんでした。

Fresh Meat

Release Date: 2014-01-14
Studio: New Video Group
Run Time: 92 minutes
Language: English
Region: Region 1
Rated: Unrated
Number of discs: 1
Best Sellers Rank: 126,219

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