映画|発情アニマル|I Spit on Your Grave
70年代レイプ復讐ホラー映画の決定版!カミール・キートン、アーロン・タボール、リチャード・ペイス、アンソニー・ニコルズ、ガンター・クリーマン。監督メイル・ザルチ。1978年。
カミール・キートン演じるジェニファー・ヒルズは美人で金持ちで性格も優しいという三拍子揃った都会ギャル。上品なお顔にスタイルもばつぐんスレンダーである。小説家である彼女は、ひとりで山の別荘にやってきて「いっちょう大作を書くのだ」とがんばってたらば、猥褻かつ傍若無人かつ不潔なチンピラ男4人組にとっつかまり、ハードコアにレイプされる。
絶望ズタボロになった彼女は血と涙を流して訴える。「痛くてたまりません。わたしの手でご奉仕させていただきますんで、それでかんにんしてください」なんていわれたチンピラはおもしろくてたまらないのであり、彼らにとってはこの上ない余興であり、歪んだ性欲に燃料を注ぐだけであった。「そうこなくちゃいけねえ。かわいがってやるぜ。ほれほれ」と汚いチンコを口に突っ込まれ、傷だらけのローラとなる。これすなわち陵辱!という映像に、あなたの胸は締めつけられます。
やりたいほうだいオモチャにされてポイ捨てされたジェニファーは、復讐の女として復活する。妖艶な誘惑で男たちを油断させ、冷酷な手法で血祭りにあげていく。オツムの弱い男をたらしこんで射精させると同時に、ロープを首に巻きつけ絞首刑。男はうぐぐーと死亡。次はバスタブに誘い込んでスペシャル技巧でいい気にさせたところをナイフでチンコ切り落としの刑。出血多量で死亡。水中でもがく男をモータボートの上からオノで処刑。ざっくり死亡。助けを求める男をスクリュー巻き込みの刑。ウギャーと死亡。任務完了!
『鮮血の美学』と並んでレイプ復讐映画の決定版ともいうべき70年代ホラー映画。
感想
私は大昔にこれを見たのですが、いま再び見たらば、この映画の印象というものが完全に変わりました。これはすばらしいです。前に見たときは「とにかく悪趣味!ヒデー映画!」というだけだったんだけど、私の方がちょっと大人になったせいか、以前よりも冷静に見れたというかんじでした。
レイプシーンは残虐かつ痛々しいんだけど、その後の復讐に走るカミール・キートンは、それはそれは美しいのです。神々しいといってもいいような。チンピラの卑小なチンコごときではこのひとを傷つけることなんてできなかったんだ!そこらへんの野良犬に手を噛まれただけではないかと思わせるような雰囲気がある。女神様みたいな。
ウェス・クレイヴンの『鮮血の美学 (1972) 』と並べて評されることが多いですが、あちらもよかったですが、私は "I Spit on Your Grave" の方が好きです。無駄のない演出で、完成度高いと思います。日本では『発情アニマル』という邦題で、ポルノ映画として公開されましたが、まぁなんちゅうか、すごいポルノですね。
Anchor Bayからリメイクが出るそうです↓
その後、リメイクを観ましたよ↓
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『発情アニマル』 | |
1978年 | |
アメリカ | |
1978年5月23日 (フランス) (Cannes Film Festival) 1978年11月22日 (アメリカ) 1979年6月30日 (日本) 1983年3月16日 (アメリカ) (再リリース) 2012年6月16日 (日本) (再リリース) | |
imdb.com :: Day of the Woman |
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- Gunter Kleemann :: ガンター・クリーマン [imdb] (Andy)
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- Terry Zarchi :: テリー・ザルチ [imdb] (Child)
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- William Tasgal [imdb] (Porter)
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- Ronit Haviv [imdb] (Supermarket Girl)
- Meir Zarchi :: メイル・ザルチ [imdb] (producer)
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