2009/12/15 (Tue) at 10:35 pm

映画|ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-|The Last House on the Left

ウェス・クレイヴン『鮮血の美学』のリメイク。出演サラ・パクストン、ギャレット・ディラハント。監督デニス・イリアディス。2009年。

映画|ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-|The Last House on the LeftDVD画像

オリジナル版『鮮血の美学』のレビューは以下のリンク先にあります。ぜんぶネタバレしているので気をつけてください。

鮮血の美学 (1972) ネタバレ含む

ここはどっかの田舎町。3人家族がきれいな湖畔の家にやってくる。別荘かな。ママは「ふぅ落ち着いたわ」とうれしげであり、家族水入らずで過ごしたがったが、年頃の娘というのは友達と遊びたがるもんなので「あたし、ペイジちゃんと遊んでくるー」つって車に乗って出て行く。娘はマリちゃんという。ママはブツブツ文句をいい、パパは「しょうがないヨ」と慰める。よくあるホームドラマです。

マリは友達ペイジのバイト先のドラッグストアにいっておしゃべりしてたら、怪しいアンちゃんに「いいブツがあるよ」と誘われ、ホイホイとモーテルについていく。そこでおっかないみなさんと鉢合わせして大後悔するハメになる。凶悪脱走犯と情婦、チンピラのみなさんが出てきて、邪悪オーラむんむん(というほどでもないが、監督的にはヨッシャーなのでしょう)のわるもん一味に拉致される。ひぇえ。というお話はオリジナルの『鮮血の美学 (1972)』とだいたい同じですが、ある一点が違っていました。それはネタバレの方に書きます。

The Last House on the Left trailer

※感想

凡作だが3ドルの価値はあるってくらいでしょうか。私はギャレット・ディラハントが凶悪レイパーを演じるというのが違和感ありすぎではないかとかんじました。はっきりいってミスキャストでは。彼はがんばって演じていましたが、なにかがちがう。全身の毛穴から邪悪さを放つ真のわるもん!というのを表現してもらいたいところなんだけど、彼にはそういうの合ってない気がする。「もうこのひとを怒らせたら我が身が危ない!とにかく近づきたくない!」なんて恐怖を覚えさせるようなキャラだったらよかったのになぁ。と思ってしまったのですが、私が過去に見た彼の演技のイメージが頭に残っているせいかもしれません。彼はたくさんの映画やドラマに出ているので、中にはレイパー役もあったのかな。私はそういうのを演ってる彼を見たことないんですが。

SPOILER ALERT!!!!
ネタバレ!

わるもん一味はギャル2名を拉致。車を奪って逃走するが、途中でマリが大暴れしたもんで、道を外れてドッカーン。車は大破する。チンピラは鼻の骨を折り、わるもんたちはきげんが悪くなり、逃げようとしたペイジをブッ殺す。マリはレイプされる。レイプをするギャレット・ディラハントはやはりターミネーターのように無感情に体を動かすだけであった(彼は『サラ・コナー・クロニクルズ』に出てました)。やっぱりレイプ役似合わない!もっと気合いを入れて「オーイエー」とかいえばいいのに。

ちなみにオリジナル版の方では、ねちねちといたぶられるシーンがもっとたくさんある。「ションベンちびってみろヨ、オラ〜」なんていわれるんだが、そんな台詞、ギャレット・ディラハントにいえるわけない!だからそういうシーンはない。

さて、オリジナル版の『鮮血の美学』では、レイプされたマリは絶望して入水自殺しようかと思ったらギャングに射殺されるという筋書きなんだけど、こっちでは彼女は湖に入っていくところまでは同じだが、それは泳いで逃げるためであった。現代娘はしぶといのである。リメイクでは彼女は水泳選手という設定なのだ。サラ・パクストンはガリガリでぜんぜんアスリート体型じゃないんですけどね。

彼女はスイマーなのでぐんぐん泳いで遠ざかる。わるもんは悔しがる。遠くから銃をばんばん。すると見事に命中。おおぉ。彼女は死んでしまったのか。じつは生きてるわけで、上に書いたひとつの違いってのはこの点です。

彼女を殺したと信じるみなさんは移動開始。でも車はないので近所の家に行く。「事故にあったのです」と嘘をついて家に入り込んで助けてもらうが、そこはさっきレイプしたマリの家で、善良パパママが出てきたというのはオリジナル通り。なにも知らないパパママは気の毒がって彼らを助けてあげる。

夜になって寝静まったらコンコン音がするんでなんだと思ったら、瀕死のマリであった!真相を知ったパパママは怒る!いまあっちの離れの家に寝ているヤツラはわるもんだったか!くそったれえ!でもオリジナル版と違ってこっちは娘は生きているという点がちがうんで、とりあえず応急処置をして(パパは医者)早く病院に連れていかなくちゃ。ボートで逃げるかとかいってたら、わるもんどもに気づかれ、格闘開始。

オリジナル版では、善良ママがお色気作戦でチンピラを誘いだしてチンコを食いちぎるという演出があったのだが、まさかこの上品ママがそんなのやるんだろうかと期待したんだけどそういうのナシ。わかってましたよ。やっぱやりませんよね。チンコガブリは省略されたが、その代わりに片手をキッチンのディスポーザーに突っ込んでギュワーン!ぎょえええええと絶叫する男に脳天ハンマー突き刺し攻撃!というのがありました。最後はギャレット・ディラハントは全身マヒさせられ、頭を電子レンジで爆発させられてオダブツ。

おしまい。

瀕死のマリは助かりました。ついでにわるもんボスの息子も助かりました。彼は一味のひとりだったんだけど、こわいパパにむりやり悪事をやらされたという優柔不断キャラで、最後はパパママのアシストをしたので助けてもらえたようです。どうでもいいんですけどいちおう書いときます。

画像

The Last House on the Left / ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学- (1) 画像The Last House on the Left / ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学- (2) 画像The Last House on the Left / ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学- (3) 画像The Last House on the Left / ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学- (4) 画像The Last House on the Left / ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学- (5) 画像
ホラーなブログの方はどうぞ
原題: The Last House on the Left
別題: La venganza de la casa del lago
Последний дом слева
A Última Casa
A Última Casa à Esquerda
L'ultima casa a sinistra
La última casa a la izquierda
La dernière maison sur la gauche
Ostatni dom po lewej
Posljednja kuca nalijevo
Soldaki son ev
To teleftaio spiti aristera
Viimane maja vasakul
Viimeinen talo vasemmalla
邦題(カタカナ): 『ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-』
制作年: 2009年
公式サイト: "The Last House on the Left" US Official Site
制作国: アメリカ
制作スタジオ: Rogue Pictures
公開日: 2009年3月13日 (アメリカ)
2009年4月22日 (フランス)
2009年6月12日 (イギリス)
2009年12月2日 (イタリア) (DVD発売)
imdb.com: imdb.com :: The Last House on the Left
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
特殊効果(Special Effects)
視覚効果(Visual Effects)

ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラーやSFのレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。

モバイルサイトQRコード

モバイル版 ホラーSHOX [呪]のurlをケータイに送信できます。QRコードを読み取れないモデルをお使いの方はご利用ください。

 
Add To Google
Add To LivedoorReader
Add To MyYahoo
Add To Hatena
Add To Bloglines
アクセスアップ
track feed