映画|リベンジ|Run! Bitch Run!

キリストグッズを売り歩くまじめな聖書女コンビがわるもん一味に拉致される。ひとりは虫ケラのように殺され、ひとりはレイプされたあとに自力で脱出。生き残ったおねーちゃんはガガーと復讐に燃え、わるもんどもをブッ殺す！

※感想

ダエグ・フェアーク（ロブ・ゾンビ版『ハロウィン』で子供時代のマイケル・マイヤーズを演じた子役）が出ているというのと、リリース前に見たノリノリのtrailerで、私はこれをとても楽しみにしていたのですが、ふたを開けてみたらヴァイオレンス描写がものすごくぬるいので拍子抜けでした。もっとメチャクチャな映画だと思っていたよ。

よかったのは、わるもん一味のひとりである色情狂女のケタケタ笑い演技くらいですかね。彼女にいたぶられるシェリル・リオンのひきつり顔もおもしろかったです。そこらへんまではよかったけど、いざ復讐が始まったらじつに淡白に進んでいってしまうのですね。もっとうりゃうりゃ悪趣味こりゃヒデー路線でやってほしかったです。でもまぁ、私は、ダエグくんが見れたからそれでいいです。彼は最初の方にチョロッと出てきて、聖書娘たちからカネをかっぱらう悪ガキを演じていました。まだ子供だからレイプ組には入れてもらえないようです。彼ならできそうな気がしますが。

ところで、このレビューを書くにあたって検索をして初めて知ったのですが、この映画は日本では9月にDVDが出てたのですね。それはいいですが『リベンジ』なんてへんな邦題に驚いて、クリックしてみたらまったくヤルキのないDVDのパケデザインを見てもっと驚いてしまいました。『Run Bitch Run!』ていうタイトルがおもしろいのにね。

シェリル・リオンとイヴェット・コーヴェアのインタビューがありました↓

ACTION QUEENS: "RUN! BITCH RUN!" INTERVIEW: CHERYL LYONE VS IVET CORVEA

"発情アニマル / I Spit On Your Grave (1978)"、"Last House on the Left"、"They Call her One-Eye" といった古いホラーを見て役づくりの参考にしたそうです。でも "発情アニマル / I Spit On Your Grave (1978)" の悪趣味さには遠く及ばないですよねえ。

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