映画|アルティメット・プレデター|Roadkill

アイルランドのダブリン。

古い友達同士のみなさんが集合（ケイシー・バーンフィールド、オリヴァー・ジェームズ、イライザ・ベネット、イヴ・マックリン、Kobna Holdbrook-Smith、ディアムイド・ノイス、コリン・マー）。

彼らはひさしぶりに顔を合わせて、わーい、つって喜ぶ。メンツの中には元恋人同士もいたりする。本日はお日柄もよく、これからみんなでRVに乗って、田舎に遊びにいくという話で集まったのであった。

オンボロ車はずんずん進んで、やがて田舎道になって、きれいな景色ですなあ楽しいなあと喜んでいたまではよかったが、途中で立ち寄ったお店で、地元のオッサン（ネッド・デネヒー）とトラブルになる。

彼らはオッサンが大事にしていたペンダント（メダリオンといってたが）を奪って、ざまあみやがれ、つって逃げようとしたらば、車を急発進したとき、片目のジプシーオババを轢いちゃう。うへー。したら、死にかけジプシーオババに呪いをかけられちゃう。

その後、空からおっかない怪物鳥が出現。ガオーと襲われる。ひとりづつブッ殺される。

スティーヴン・レイがおまわりさん役でチラと登場します。

トレイラー動画

感想

怪物鳥ってのは、恐竜の映画に出てくるようなヤツです。ハゲタカぽいツメを持ってて、空から急降下して襲ってくる。いつものSyfy仕様のお安いCG鳥です。モンスターが安っぽいのは毎度の話なので、それは承知だからいいのですが、この映画は妙な演出が多くていらいらしました。

例えば、逃げてる途中でタイヤがパンクする。だれかが外にいって危険なタイヤ交換をやらなくちゃいけないんだが、男2人が「おれがやる」つって名乗り出て、どっちがそれをやるかという話になり、ジャンケンして決めるんですよ。

負けた方の男は、わざとジャンケンに負けたような雰囲気で、勝った方は複雑顔で、おまえ、いいやつだな、おれにまかせとけ、じわーん、みたいな、感動してくださいよの演出があるんだが、こいつらバカじゃないのっておもいました。

ふたりで行けばいいじゃんね。タイヤ交換なんですよ。ひとりが見張りながら、道具を渡すとかさ。その方が安全だし、作業が早く終わるじゃないか。なぜあそこで感動ジャンケンしなくちゃいけないのか、私にはさっぱりわかりません。

他にもいろいろあるんだが、こんな調子の、王道パターンからハズすような流れをわざとやるんですね、この監督さんは。恐怖ゆえにテンパッちゃって、奇異な行動をしてしまうという演出でもないのですよ。へんなものを見ちゃったな。

あえて変わったことをやろうとしてみたのかな。でも、ワンパターンでいいから、いつものSyfyのおきらくノリの方がいいですね。妙にいぢくらなくていいですよっておもいました。

イライザ・ベネットちゃんがかわいかったですよ。

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