映画|マンドレイク 人喰い植物のえじき|Mandrake

南米のどっかのジャングルに探検チームがやってくる。

考古学に詳しいインテリ学者の男女コンビ（ベッツィ・ラッセル、ウェイン・ペレ）、護衛役のマッチョ男（マックス・マーティーニ）、現地人ガイド（ニック・ゴメス）というみなさんは、金持ちスポンサー（ベニート・マルティネス）に命じられてやってきたのであるが、その目的は、中世のスペイン人征服者が残したとされるお宝ナイフを発見することである。

彼らの到着に先立ち、別チームがすでにキャンプを設営して情報収集にあたっており、探検チームのみなさんはキャンプにいるネーチャン（『ソウ6』に出ていたジョン・マック）と連絡をとりつつ、目的物を探す。

こんな大掛かりな組織行動をするくらいだから、これを指揮しているスポンサーはすごい大金持ちなんですな。彼にはどうしてもお宝を見つけたい理由があるのである。

探検チームはジャングルをてくてく歩いて、わりと簡単に目的のナイフを発見する。スペイン人征服者が埋葬されたお墓があって、その死体に例のナイフが刺さっていた。例によって、現地人ガイドは「そういうの、よくないよ。あなたたち、たたりにあうよ。よくないよ」とかいうんだが「関係ネーヨ」つってヒョイと抜いた。写真を送って確認したら「それそれ！よくやった！はやく戻ってこい！」と褒められた。なんだ、えれー、簡単だな、これでたくさんお金がもらえるんだからチョロいもんだ、と喜ぶみなさん。

と思ったら、そこに、顔ペイントの野蛮人どもがうわーと出てきて、襲われる。大昔に絶滅したと信じられていたヤンバリ族（Yamballi）のみなさんであった。そして、さらに、森の木の枝がぐにょーと動き出して、ガガーとモンスターが出現。みんなを襲いだす。わーわー。

Sneak Peek動画

感想

この映画は去年の9月にSyfyでオンエアされたんだが、私はそのときは見てなくて、最近発売されたDVDを観ました。

普通のテレビ映画並くらい。可もなく不可もなく。ジャングルのお宝にちょっかいを出したら、森の魔物（？）がガオーと出てきて天罰を食らう、という単純話なんだなーと思わせといて、後半クライマックスになったら、あーそうだったんですか、という事実が明かされるのがちょっとおもしろいところ。つってもそう大したモンじゃないですが。

スペイン人征服者と森の野蛮人のヤンバリ族のみなさんは敵対していたはずなので、どうして征服者の墓がここにあるのであるか、という謎が提出されるんだが、それには理由があったんですね。なるほどー。そういうわけだったんですか。

ベッツィ・ラッセルとウェイン・ペレが演じたインテリ男女のコンビってのが、その会話を聞いていると、やたらイヤミなやつらなのです。第三世界をコバカにしているというか。わたしら頭いいよ。みたいな。

おまえらは野蛮人に串刺しにされてしまえと思って見ていたら、男の方はウギャーと殺されるんだが、女の方は生き残る。彼女は後半から善人キャラに転向しやがるもんで、ちょっとずるいなとおもいました。

この映画のDVDはオマケなしでした。

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