映画|ドールズ2|Demonic Toys

恋人同士の刑事コンビがオトリ捜査をしてたら銃撃戦に発展。男刑事は撃たれて死亡。女刑事ジュディス（トレイシー・スコギンズ）は憎いギャングたちを追う。敵は深夜のオモチャ倉庫に逃げ込む。ジュディスも潜入する。したらば、そこはなんと呪われたオモチャ倉庫なのだった。かわいいオモチャたちがカタコト動き始めて人間たちを襲います。刑事とギャングたちに加え、デブの警備員（ピーター・シュラム）、ピザ屋の配達員アンちゃん（ベントレー・ミッチャム）、家出娘（エレン・ダニング）というみなさんも巻き込まれて、ヒィヒィいわされる。悪魔の目的が明かされるとき、ジュディスは深く絶望するのであった。

感想

この映画は日本では『ドールズ2』という邦題でリリースされたそうですが、チャールズ・バンド制作つながりというだけで『ドールズ / Dolls (1987)』の続編ではありません。ぜんぜんちがうお話です。ただ、キャラクターの造型デザインに類似点があるということはいえます。『ドールズ / Dolls (1987)』に登場した等身大テディベアモンスター（こちらではグリズリー・テディという）その他、似たヤツが出てきました。と思ったら、Wikipediaによれば『カメオ出演』だそうです。単に小道具を使い回ししているだけではないかと思うのですが。。

でもやはり、見ためが似ているというだけで、その設定はぜんぜんちがいます。『ドールズ / Dolls (1987)』の人形たちは行動ルールがありましたが、こちらは『Demonic Toys = デモニックトイズ = 悪魔的玩具』というタイトル通り、brutalに人間を襲うオモチャたちです。Oopsy-Daisyの名台詞↓

Oopsy-Daisy: Hello, sack of guts! I'm baby Oopsy-Daisy! You lord ass, will you be my special friend? I can walk, I can talk, I can even shit in my pants! Can you shit in your pants? Play time! [bang] Oopsy-Daisy! Hahahaha!

映画の中のテレビに『パペットマスター 2』が出てきました。ブレードがかっこよくポーズを決めていました。また、映画のテーマ曲もパペット・マスターのあのメロディを彷彿とさせる雰囲気でした（PMと同じくリチャード・バンド作曲）。

映画の後半で、呪われた倉庫の由来が明かされて、ドドドーとクライマックスに突入するんだけど、回想シーンで出てきたヤツ、ハロウィンで子供に悪魔ベイビーの死骸を渡すってところがすごいなと思いました。普通、あんなの思いつかないヨ。

ところで、ピザ屋のアンちゃんを演じたベントレー・ミッチャムは、オールド映画ファンには懐かしいロバート・ミッチャムの孫だそうです。ホエー。なかなか男前でしたね。おじいちゃんほどタフガイではないけど。

その後のDemonic Toys

この物語のあと、Oopsy Daisyたちは『Dollman vs. Demonic Toys (1993)』で、ドールマンことブリック・バルド（お人形サイズの刑事）と闘い、『パペットマスターと悪魔のオモチャ工場 / Puppet Master vs Demonic Toys (2004)』ではパペットたちと闘い、さらに『Demonic Toys 2: Personal Demons (2010)』ではイタリアの古城でへんなものコレクターのみなさんをヒィヒィいわせるという続編話につながります。ファンはぜんぶ見よう！

ネタバレです

!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！

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