2011/1/22 (Sat) at 7:00 pm

映画|ピラニア|Piranha - メイキングあれこれ

ピラニア (2010)』のDVDのメイキング映像からアレコレ紹介します。

ピラニア / Piranha - メイキングあれこれ DVDDVD画像

ピラニア (2010)』のエントリを書いたら、えれー長くなってしまったので、分割して別エントリにしました。

DVDに収録されたメイキングは90分もあって、ドキュメンタリ映画のように見応えがあります。その内容は、以下の5つのパートにわかれています↓

  • Aja, Cast & Story
  • Lake Victoria
  • Spring Break
  • Blood & Gore
  • Special FX & Stunts

その内容を紹介します。

Aja, Cast & Story

・監督アレクサンドル・アジャと、その片腕プロデューサー、グレゴリー・ルヴァスールのお言葉。「『ピラニア3D』は、ぼくたちが若い頃に観ていた80年代の楽しいホラー映画そのものです。エッチありお笑いありゴアありの、アレですよ」なんてことをいうが、私、思うに、ホラー監督のインタビューではだれもがこれと同じようなことをいうんだが、でもこの映画はそこらへんの凡作とは違いますよね。

ピーター・ゴールドフィンガージョシュ・ストールバーグによる『ピラニア』の脚本をアレクサンドル・アジャが読んだのはずいぶん前で、その時点で惚れこんでいたが実現ならず、その後、何年も経ったらDimention Filmsが別の脚本を持ってきたが、アジャはそれが気に入らなくて、古いヤツを探して持ってこいつって、どーのこーの。と紆余曲折をしゃべっているんだが、詳しくはDVDを見てくださいと思うが、この映画が完成していちばんうれしかったのは、このふたりの脚本家だったかも。

エリザベス・シュースティーヴン・R・マックイーン他、主要キャストのみなさんのインタビュー。

・アジャのお言葉。「リチャード・ドレイファスがカメオ出演を承諾してくれたのはうれしかった。最高のオープニングだぞ!最高のカメオだぞ!」つって、ドレイファスさんを撮影したときのようすを興奮顔で語っています。ドレイファスさんのオフショット映像もあるよ。ビーチパラソルをくるくるやって遊んでいます。

Lake Victoria

・映画の舞台、Lake Victoriaは架空の町である。撮影地は、アリゾナ、Lake Havasu。最初の脚本ではLake Havasuが舞台だった。実際そこはSpring Breakで有名なんだが、わざわざ変更して架空の設定にしたのは意味がある。Lake VictoriaはLake Havasuよりもずっと小さな町で、回りはピラニアの歯みたいな険しい岩山に囲まれていて、普段はなーんにもナイんだが、年に一度のお祭りのときだけ観光客がドバーと押し寄せて大騒ぎになる。という雰囲気づくりをした。

・この映画の目玉のひとつである水中シーンの撮影は、Pete Zuccariniていう水中撮影専門のカメラマンが行った。代表作は『イントゥ・ザ・ブルー (2005)』。彼と、彼を連れてきたプロデューサー、ルイス・G・フリードマンの功績は大。『水との闘い』的な苦労話をいろいろ聞けます。

・水中撮影もたいへんだが、水上もたいへん。水の上だとグラグラ動くんで、カメラを静止させるために、撮影船は撮影ポイントを移動する度にアンカーを下ろす。その手順だけで何時間もかかるそうな。

・青い空/ブルーグリーンの水/赤い岩/カラフルな水着という色合いコンビネーションをポップに表現するにおいて、アジャはデビッド・ラシャペルの作風を心のお手本にした。これを実現したのがシネマトグラファー、John R. Leonetti。

・『ジョーズ (1978)』の町Amityがそうだったように、架空の箱庭的な町をつくる必要があった。これに貢献したのがプロダクション・デザイナー、Clark Hunter。彼は町そのものをつくった。看板とか建物とかぜんぶ。

・アジャのお言葉。「『ミラーズ (2008)』のときはおそろしく豪華なセットをつくった。でもこちらはロケでやってんだから、アレに比べりゃらくでしょ?なんて思ったら大間違いです。クリストファー・ロイドの熱帯魚屋さんもぜんぶつくったんですヨ」

・ナニゲに見過ごす水辺のシーンも、じつは凝ってて、ニセの葦(造花みたいなの)が置かれてあったりする。

Spring Break

・アジャのお言葉。「フランスにはSpring Breakってもんはないし、それに似たものもないです。だからたくさんのリサーチをしました」ていうんだが、その勉強は楽しそうだなあとおもった。以下は私の想像だが、イーライ・ロスもくっついてきたのではないか。

・アジャのお言葉。「ジェリー・オコンネル演じる男はSpring Breakを象徴する存在です。彼は外部から侵入してきて、純真娘のジェシカ・ゾーをいい気にさせて、エッチな映像を撮影して、金儲けする。この毒々しさがSpring Break」

・お色気hot chicksコンビ、ケリー・ブルック + ライリー・スティールのインタビュー/オフショット映像。水中バレエのシーンもあるよ。あれはきれいだったですね。ライリー・スティールてひとは有名なポルノスターだそうですが、声がおもしろいですね。子供向けのアニメに出てくるネズミみたいな声でしゃべるよ。

・迫力パフォーマンスを見せたイーライ・ロスも登場。アジャのお言葉。「この役にはイーライしかいないと思った。彼はover-the-top」

・イーライさんのお言葉。「『イングロリアス・バスターズ (2009)』でタランティーノ、ブラッド・ピットと共演したぼくは、役者としてはもうコレ以上のもんはないと思った。だから俳優仕事はおしまいだとぼくはいった。そしたら、アレクスさんから電話があって『ヌレヌレスケスケTシャツコンテストの司会をやってください』といわれたのだ。『明日いきます』と返答した」

・イーライさんのお言葉。「撮影は最高だった。唯一の問題はこれがノーマルなんだと思い始めてしまったことだ。いつかぼくはWhole Foodsの店の前にいるネーチャンのオッパイにホースで水をブッかけて、じぶんでもわけわかんないうちに逮捕されてしまうのではないかと思うと、じつに気掛かりである」

・イーライさんのお言葉。「『イングロリアス・バスターズ (2009)』もヌレヌレスケスケTシャツコンテストをやるべきだったとおもう」

・浮かれ騒いでいるところをピラニアに襲われるシーンでは、多数のエクストラが出演しているが、アジャ監督は名無しさんたちのすべてにおいて、綿密な演出をした。ひとりひとりスクリーンテストをやり、ダンスがうまい/死ぬのがうまい/わめくのがうまい/ヨッパライがうまい、という調子で彼らをグループ分けし、製作クルーがわかりすいように、色分けしたブレスレッドを全員につけさせた。実際の撮影現場では、酒はないし、ドラッグもないし、音楽もない。

・アジャのお言葉。「DVDをコマ送りして見てほしい。画面の中にいるすべてのひとが本気で絶叫しているよ。すばらしい。みんな、ありがとう」

Blood & Gore

・ゴアゴア特殊メイクのメイキング映像がたくさん。楽しい!

・特殊メイク担当はKNBのGreg Nicotero。彼の過去作品リストはすごいですよ → IMDb - Greg Nicotero。アジャ監督とも長い。話題のゾンビドラマ『The Walking Dead』もやっている。Gregさんはキャストとしてもチラと出る。

・人体殺傷切断ゴアゴアシーンで出てきたポルノ女優も出てくるよ。

Special FX & Stunts

・Special FXはMat Ketcher。こちらの過去リストもすごい → IMDb - Matt Kutcher。ハゲヒゲタトゥーの暴走族みたいなオッサンですが。

・彼はこの映画でいろいろやってるんだが、その目玉は、大きな水上ステージがブッ倒れるシーンと、浸水ボートのシーンです。遊園地のアトラクションみたいなからくりを見せてもらえる。こうやってつくるんだー。ほえー。

・映画の中では、浸水ボートとモーターボートをロープでつないで、それを綱渡りしていくということだったが、これは現実にはむりなんですよ。人間の重さでボートが動いてしまうから。ちょっと考えればわかる話なんだが、映画を見ているときにはドキドキハラハラしたので、うまいことつくってあるんだなあとおもいました。

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Пiранья 3D
Piranha 3-D
Ca Ho An Thit Nguoi
邦題(カタカナ): 『ピラニア3D』
制作年: 2010年
制作国: アメリカ
公開日: 2010年8月20日 (カナダ)
2010年8月20日 (イギリス)
2010年8月20日 (アメリカ)
2010年8月26日 (オーストラリア)
2010年8月26日 (韓国)
2010年8月26日 (ロシア)
2010年9月1日 (フランス)
2010年9月9日 (香港)
2010年10月14日 (ドイツ)
2011年3月4日 (イタリア)
2011年3月25日 (スペイン)
2011年8月27日 (日本)
imdb.com: imdb.com :: Piranha 3D
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
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Makeup
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