2010/5/20 (Thu) at 7:00 pm

映画|殺人魚フライングキラー|Piranha Part Two: The Spawning

『ピラニア (1978)』の続編パート2。空飛ぶピラニア!トリシア・オニールスティーヴ・マラチャックランス・ヘンリクセン。監督ジェームズ・キャメロン。1981年。

殺人魚フライングキラー / Piranha Part Two: The Spawning DVDDVD画像

カリブのどっかの高級リゾート地。ダイビングツアーのインストラクターをやってるおねーちゃん(トリシア・オニール)が観光客を連れて海底の沈没船を見にいったら、ひとりが殺人ピラニアに襲われて死亡する。おねーちゃんは責任を感じて、死因を調べ始める。ダイビングツアーの客のひとりのアンちゃん(スティーヴ・マラチャック)もおせっかいを焼くようにくっついてくるのだが、彼はじつはただの観光客でなく、この殺人ピラニアをつくった軍の秘密計画に従事していた科学者であったという点が中盤で明かされる。

おねーちゃんには夫(ランス・ヘンリクセン。若い!)がいるんだが、なぜか別居中(理由はよくわからない)。この夫は地元のポリスで、ふたりには息子がいる。彼らはジタバタして空飛ぶピラニアと戦う。最後は爆発ドッカーン。ピラニアはオダブツ(たぶん)。

ピラニアシーンの合間に、バカンスを楽しむみなさんの日常が描かれる。ハネムーンカップルやら、色情狂の中年女やら、ボート遊びをするおねーちゃんやらがゴロゴロ出てきます。

映画の舞台となる高級ホテルの目玉イベントってのがあって、それは「年に一度産卵にやってくるお魚の群れをみなさんに見学させ、手づかみ体験させ、その場で食いまくり、さらに、いちばん多く魚を捕まえた人には豪華賞品をあげます!」という、じつにくだらなくてとんでもない企画なのだが(食うだけましか)、昔はこういうのが当たり前だったのであろう。

感想

ジョー・ダンテ監督の『ピラニア / Piranha (1978)』を観たので、ついでにこっちもレビューします。『ピラニア/Piranha (1978)』の続編パート2だけど、キャストも場所もガラリと変わり「軍が秘密裏につくった特殊ピラニアが海に出てきちゃったよ」という点だけが引き継がれています。「空を飛ぶ」という設定は前作にはなかったので、これはあとからくっつけたということですね。

いちおうピラニアってことなんだが、ピラニアに見えないです。インチキつくりものトビウオってかんじがする。背中に羽が生えててパタパタと空中を飛びます。ショボイです。まぁ、なんちゅうか、典型的な低予算B-flick。

無駄にエロい会話が多いので頭がくらくらしました。映像はおとなしいのですが、台詞がエロいのです。

ビーチで自堕落に寝転ぶ金持ちババァが若いアンちゃんを捕まえ「若い娘には真似のできない熟女のスペシャルテクを味わってみないかえ?うふんいひひあはん」なんていったりします。あとですね、ホテルの厨房から高級食材を盗んだお色気ねーちゃんがちょっとオツムの足りない調理師に見つかったところで「あたしと友達のナントカちゃんとふたりで、たっぷりサービスしますわうふんあはーん」とかですね。ま、いまの時代ならどーってことないですが、当時の中学生がこれを聞いたら寝れなくなっちゃいますよ。いやほんと。まぢで。こういう意味不明のシーンが前半において連続するのです。わけわからん!

細かい話ですが、Mr.Dumontという名前のオッサンが出てましたが、トリシア・オニールの息子のバイト先のヨットの持ち主で、自分を『船長』と呼ばせたがるへんなオッサンでしたが、このDumontという名前が前作に出てきた子供たちのキャンプ場でリーダーをやってたいじわるオヤジの名前と同じでした。といっても俳優さんは別だし、設定もぜんぜん違うのですが。。あともう一点。"Let's get wet." という台詞が前作とカブっていました。ほんとにどうでもいいような細かいことですが、前作との接点はそれだけ。他にもなにかあるかもしれないけど、そんな謎解きをするほどのもんでもない。

映画の制作側とジェームズ・キャメロンとのあいだに確執があったそうですが、Wikipediaやらimdbのトリビアのところに当時の事情がちょこっと書かれています。

他にもいろんなサイトでいろんなことが書かれていますが、ネタ元を明示していない話が多いので詳しくは書きませんが、以下の本が詳しいようです。ジェームズ・キャメロンのバイオグラフィ本です。詳しく正確に知りたい方はどうぞ↓

Dreaming Aloud a biography of James Cameron

Dreaming Aloud
a biography of James Cameron
by Christopher Heard

私は本を読んでませんが、ま、簡単にいうと「予算が少ないとみんなギスギスしてしまう!ケンカになる!」てことですかね。

この映画に価値があるとすれば、みんなに勇気と希望を与えるという点でしょうか。だれでも最初はこんなもんなんだなあ、人生は努力がだいじなのだなあ、という点を教えてくれます。この映画の3年後にジェームズ・キャメロンは『ターミネーター (1984)』をつくり、その後は『エイリアン (1986)』『アビス (1889)』と続々ヒット連発しました。『ターミネーター (1984)』にいくまでの3年間、彼はどんな思いでナニをやってたんでしょうか。その頃、自分がいまみたいになるって想像してたのかな。

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The Spawning
邦題(カタカナ): 『殺人魚フライングキラー』
制作年: 1981年
制作国: アメリカ/イタリア/オランダ
公開日: 1981年12月 (イタリア)
1982年10月23日 (日本)
1982年10月28日 (オランダ)
1982年11月5日 (アメリカ)
1982年11月11日 (オーストラリア)
1983年1月5日 (フランス)
1983年7月4日 (スペイン)
imdb.com: imdb.com :: Piranha Part Two: The Spawning
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
アートディレクション
衣装デザイン
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