2008/11/21 (Fri) at 7:46 pm

映画|ミラーズ|Mirrors

鏡の中から出てきてひとを襲うオバケに悶絶する夜間警備員。キーファー・サザーランド。監督アレクサンドル・アジャ。韓国ホラー『MIRROR 鏡の中』のハリウッドリメイク。2008年。

ミラーズ / Mirrors DVDDVD画像

キーファー・サザーランド演じるベン・カールソンは過去トラウマのある元NYPD刑事で、愛する家族と別居中。人生復活を願って夜警の仕事を得た。彼が警備するのは5年前に全焼した百貨店ビルである。NYの街には似つかわしくない不気味な廃墟ビル。

夜中に見回り点検をしてたら、オバケが出てきて腰を抜かす。オバケは鏡の中から彼を襲う。悶絶して死んでいく火事犠牲者を見せられたり、全身が焼かれる幻に苦しんで、ナニゴトですかとおののくが、家族と別居中の身であるベンはその辛さを紛らわすためにドラッグを常用しているんで「オバケを見た!」っていっても信じてもらえない。

ベンは必死顔で調査に乗りだす。したらば、ベンの前任者の警備員は狂死していたとか、5年前の火事を引き起こした放火犯男は「鏡のせいだ!」といいわけしてたとか、さらにもっと遡って、50年前にはここは病院だったのであり、当時そこには憑依少女がいたなんていう事実が出てきた。家族を守るためにオバケと闘う!

※感想

※オリジナルの『MIRROR 鏡の中』は見てないので、そっちと比べてどーなのかはわかんないです。

つまらないということはないけれど、予定調和的なシナリオで進むオカルトサスペンスっていうんですか。アレクサンドル・アジャという名前に期待してハズしたきぶんがする。ま、アレですかね、こういう興行的な映画でドバーと稼いでおいて、そして次回作は、いよいよ、PTAのババアがキーッとしちゃうような、つまり、真性ホラーファンが喜ぶような、脳味噌ドッヒャー!な大スプラッター気狂いショーを次には出してあげるよ、うっしっし、まぁ待っておれ!とか思ってるんでしょうか、アジャ先生は。もっとそういうの出して!

ところで『24』を見てないひとには関係ない話なんですけど(来週はシーズン7のprequelがオンエアされるよ)、キーファー・サザーランドはジャックのイメージが強すぎて困る。ベンが初めてオバケに出会って腰を抜かすシーンでは「ジャックがチビっているよ!」と笑えてしまうし、その後、単独調査を続けて、過去の憑依少女事件とつながりがあるぞとわかっていくんだけど「なんとしてもそいつに会わせろー!」とやり合うシーンでは "Do not make me threaten you." なんて台詞を述べていたが、アレで相手がいうことを聞かなかったら、"Do it now!" と叫んで銃をグリグリ、首絞め攻撃するか、相手の指をチョン切ったりするんだろうと想像してゲラゲラ笑えてきてしまった。彼は孤軍奮闘がんばるんだけど、なにしろ私たちはあのジャックを知ってるんで、なんだか物足りなく思えてしまう。もっともっとピンチになってくれないとつまらん〜!というような。

SPOILER ALERT!!!
以下ネタバレです。

鏡の中から出てくるオカルト現象に何度も悩まされるうち、その被害はベンのみならずその家族にまで広がる。彼が現在いっしょに暮している妹は、アゴ裂け女になって死亡した(この映画の中で唯一の残虐シーン)。さらに別居中の妻と子供たちまで危険だ!と知ったベンはいてもたってもいられない。奥さんの家にズカズカあがりこんで、そこらじゅうの鏡にペンキを塗るという非常手段に出てキチガイ扱いされたが、やがて奥さんの前にもオバケが出てきて、彼女も信じるようになる。

オバケは『Esseker』っていう人物に会いたがっていると知ったベンは謎解きに乗りだす。百貨店になる前はそのビルは病院だったそうであり、大虐殺事件があった。そこにはAnna Essekerていう憑依少女がいたんだけど、彼女は事件で死んだとされていたが、じつは遠くの修道院にいて生きていた。

ベンは彼女に面会し、なにがあったのかを聞き出した。かつて憑依少女だったAnna Essekerのところにえらい医者が現れて、彼女を治療してあげるといって連れだした。医師は彼女を精神分裂症と診断し、鏡のある部屋に患者を拘束して自己と対面させるという虐待ショック療法をやったそうである。

かわいそうなAnnaはいやだいやだとダダをこねたんだけど、医師がムリヤリそれをやったらば、彼女に憑依していた『なにか』が鏡のほうに逃げていった。以来、彼女は治癒したとみなされ、鏡のない修道院の部屋に入れられたんだという。

ベンはこれまでに何人ものひとが死んだと話し「家族のためなんだ!」とお願いしてAnnaを連れだした。廃墟ビルに戻る。ということをやってるあいだに、別の場所では、ベンの奥さんと子供たちはオバケに襲われて死にかけちゅう。ひぃいい。

廃墟ビルに戻ったAnnaは大昔の辛い記憶をがまんして、鏡の部屋に入る。ウガーと悶絶してたら、オバケが出てきて、ドカーンずこーんばしーん!と苛烈な闘いの末に大爆発。哀れなAnnaは憑依ババアと化した。ずずずずががーんと闘って、さいごはベンの勝ち。ふぅ。家族は救われた。やったぜ!

ラスト。

オバケに勝利したベンは放心顔で表に出てきた。見馴れたNYの風景を見て安堵したが、やがてあることに気づいて唖然とする。彼が見ている風景は左右対称なのだ。てわけで、彼は勝利したつもりが、鏡の中に囚われてしまったというオチで終了。おしまいー。

twitterのご案内

当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。twitterやってます。ホラー映画好きな方はフォローしてくださいませ。サイトの更新や新作ホラーの情報を随時流しています↓

Facebookのご案内

『アレクサンドル・アジャ』関連のエントリ

ホラー映画 :: 洋画』の最近のエントリ

PV28,958
ホラーなブログの方はどうぞ
原題: Mirrors
別題: Espejos siniestros
Огледала
Espelhos do Medo
Mirrors
Peeglid
Reflejos
Mesa apo ton kathrefti
Zrcala
Tükrök
Riflessi di paura
Veidrodziai
Lustra
Espelhos
Oglinzi malefice
Ogledala
Зеркала
Odsev
Aynalar
Дзеркала
Into the Mirror
Zerkala
邦題(カタカナ): 『ミラーズ』
制作年: 2008年
制作国: アメリカ/ルーマニア/ドイツ/スペイン/フランス
公開日: 2008年8月15日 (ドイツ) (Fantasy Filmfest)
2008年8月15日 (アメリカ)
2008年8月21日 (ロシア)
2008年8月25日 (イギリス) (Frightfest)
2008年9月10日 (フランス)
2008年9月18日 (韓国)
2008年10月2日 (スペイン) (Sitges International Fantastic Film Festival)
2008年10月3日 (スペイン)
2008年10月3日 (イタリア)
2008年10月3日 (ルーマニア)
2008年10月10日 (イギリス)
2008年10月16日 (香港)
2008年10月30日 (ドイツ)
2008年11月6日 (オーストラリア)
2008年12月26日 (日本)
imdb.com: imdb.com :: Mirrors
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup

ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラー映画のレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。HORROR SHOX is a Japan-based web site, which is all about horror flicks.

 

すべての投稿 (1533)

CALL GIRL COMIC by DAIJU KURABAYSHIEL GIGANTE COMIC COMIC by DAIJU KURABAYSHI
HORROR SHOX - Horror Reviews, News