映画|シー・トレマーズ|Amphibious 3D

インドネシアのどっかの島。

女科学者のスカイラーさん（ジャナ・ファサート）が海を調べるためにやってきて、地元のガイド男（マイケル・パレ）のボートをチャーターする。

彼女はガイドの助けを得てせっせと海に出ていくんだが、そうこうするうち、海上につくられた丸木小屋みたいなところで、地元少年のタマルちゃん（モニカ・サヤンバティ）と知り合う。と思ったら、この子は女の子だったとあとからわかるんだが。

海上の小屋ってのは『ジャーマル（jermal）』というもんで、魚を捕るための原始的な小屋なんだが、そこには乱暴者の親方ギャング（フランシス・バスコ）がいて、子供たちをドレイのようにコキ使っているのである。タマルちゃんもそのひとり。兄といっしょに閉じ込められている。あぁ、かわいそう。

ひどいですわ。許さないですわ。スカイラーさんは子供たちの境遇に同情し、ポリスにいいつけるが、「余計なことに口出しすんな」と説教されてしまう。ムキー！

そうこうするうち、海から謎の怪物がジャジャーンと出てきて、ゴロゴロ死人が出る。タマルちゃんが老人から教わったへんな呪術に関係しているらしいよ。

トレイラー動画

Amphibious 3D (2010) trailer

邦題『シー・トレマーズ』

この映画は邦題『シー・トレマーズ』にて、2013年5月11日、劇場公開予定だそうです。詳しくは公式サイトでどぞ↓

• シートレマーズ

感想

Syfyの安っぽい怪獣映画を少し豪華にしたというかんじの映画であった。VFXはよくできているし、ゴアゴアもそこそこにあるが、最近はものすごいのが多いので、この程度では地味に見えてしまうなあ。と思うが、映画館で3Dで見れば、遊園地感覚で楽しめるのかもしれない。

海から怪獣！ということで『グラバーズ (2012)』と印象がダブるが、あっちはおきらくお笑い路線だったのに対し、こっちはシリアス路線。といっても、ブライアン・ユズナなので、なにかこう、彼らしい黒ユーモアがあるのかなと期待したが、そこらへんが感じられないのが残念であった。

ジャナ・ファサートも、マイケル・パレも、よくある系のキャラだし、また、物語の中核を成すタマルちゃんもあまりぐわーんとこなかった。ほんとにユズナさんがこれをつくったんですかね。

この怪獣ってのがいったいどんな野郎なのかという点はネタバレになるので明かせないが、まぁ、あれだ、ちょっと脱力するよね。なんでこんなのが海にいるんだ！ってのがジャジャーンと出てきて、ドカドカと殺しまくる。マイケル・パレは、デカ怪獣を相手にヤリを持ってわっせわっせと闘う。あの場面は子供の頃に見たシンドバッド映画みたいだなって思いました。怪獣の全貌は、画像のページを見るとわかっちゃうので、そっちはネタバレ注意です。この映画はVODで見たので、オマケなどはありませんでした。

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