2010/11/17 (Wed) at 9:40 pm

映画|放射能X|Them!

砂漠に巨大アリが出てきてびっくりするホラー映画。モノクロ。ジェームズ・ホイットモアジェームズ・アーネスエドマンド・グウェンジョーン・ウェルドン。監督ゴードン・ダグラス。1954年。

放射能X / Them! DVDDVD画像

ニューメキシコの砂漠に巨大アリが出現。1945年の原爆実験のせいで突然変異しちゃったそうな。巨大アリは、昼間は巣のなかにいて、夜になると補食活動を開始する。わらわらと出てきて、ギュルギュル音を出し、そこらへんのひとを襲う。人間をブッ殺して、お砂糖を盗んでいきます。こりゃたいへんだ!

ハンサムFBI捜査官(ジェームズ・アーネス)がやってきて、アリの生態をよく知る学者さん(エドマンド・グウェン)と、その娘である助手カワイコちゃん(ジョーン・ウェルドン)もやってきて、地元ポリス(ジェームズ・ホイットモア)といっしょにアリ退治をやる。

彼らは砂漠地帯に巨大なアリの巣を発見した。警察のえらいさんは「ヨッシャ!爆弾で皆殺しだ!」というんだが、博士は「まてまて」という。「アリは暑いのがきらいだから、昼間は巣の中に隠れているはず。爆破するんなら明日のお昼にやったほうがよろしい」と意見を述べた。なるほど。

博士の発案で『巨大アリまとめてオダブツ大作戦』が敢行される。まずは巣の出入り口付近を炎で覆う。アリたちを巣の中に追い込んでから、シアンガスを注入すれば万事めでたしという話で、これははうまくいったんだが、その後、巣の中を調べたら、女王アリと繁殖目的の雄アリだけが間一髪で逃げたとわかった。アリってのは闘いのプロなので、なかなか強敵なのです。

逃げた一味は羽が生えてて、どこに飛んでいったかぜんぜんわからない。雄アリは受精後すぐに死ぬが、残った女王アリはやがてどこかに着陸し、新たな巣をつくって卵を産むと予想される。こんなモンスターがジャンジャカ増えたら人類存亡の危機である。

もはや地元ポリスでは手に負えない非常事態であるからして、ワシントンで緊急会議が招集される。博士とえらいさんたちはわーわーとしゃべるが、女王アリがどこにいったかなんてだれにもわからない。こまったなあと思ったら、船が転覆したり、飛行機のパイロットが空飛ぶ巨大アリを目撃したり、といった事件が起きる。ますます焦る。

最後はLAを舞台にした大活劇になる。大都市の地下排水路に巣食うアリどもを発見したんだが、その中に2人の子供が捕われているので、毒ガスだの爆弾だのといった破壊兵器は使えない。子供たちを救って、アリたちを殲滅し、さらに、こんどばかりは女王アリが逃げないようにきっちりカタをつけないと、この闘いは終わらないのだ!

トレイラー動画

Them! (1954) trailer

感想

古い映画をたくさん紹介してくださっている『SFシネ・クラシックス』さんのページを読んで興味がわいたので、私も観てみましたよ↓

とても古いモノクロ映画なので巨大アリの特殊効果はかなりショボイですが、けっこうおもしろい。巨大アリが出てきてウギャー!というバカ設定ながら、いちいちくそまじめにつくっているという点が好感持てます。博士がアリの生態に関するうんちくをしゃべるところを聞いていると、理科の授業みたいです。

もちろん巨大アリが見どころですが、最初のほうで出てくるサンディ・デスチャーという子役の演技がなかなかのもんだなーとおもいました。彼女は映画の冒頭で、砂漠をひとりでさまよっているところを発見され、救助される。ショック状態でなにもしゃべれない、かわいそうな少女です。ポケーとうつろな顔をしつつ、蟻酸の匂いを嗅いだら「ギャー!」とこわがって、「Them! Them!」と叫ぶのです。「ヤツラがくる!」みたいな。

かわいいサンディちゃん
サンディ・デスチャー / Sandy Descher 画像1サンディ・デスチャー / Sandy Descher 画像2

※こちらのページにもっとたくさん彼女の写真があります↓

このこわがり演技はさすがですなあ。サンディちゃんの芸歴はこちらに載ってる↓

3歳から子役をやってたそうで、一番最後は1966年に『Perry Mason』に出たとある。ソレ以降はなんにもなし。Triviaによれば

Was "discovered" in Jackson Hole, Wyoming, while on vacation with her parents. Director Gordon Douglas, who was shooting "The Charge at Feather River" at a nearby location, saw her at a lodge's dining room and asked if he could use her in his movie. Her parents declined, saying they had to be traveling on, but they accepted Douglas's card and later gave him a call upon their return to California.

ゴードン・ダグラス監督が『The Charge at Feather River (1953) (邦題は『フェザー河の襲撃』)』を撮影中、ロケ地の近所で出会った彼女を見て「おー、ぼくの映画の出てください!」と頼んだが、両親は「旅行中だからだめです」と答えて、このときは断ったんだが、カリフォルニアに戻ったのちに監督と再会。子役女優になった。てことだそうな。いま彼女はどこでなにをしているでんしょうか。

映画のタイトル『Them!』はサンディちゃんの台詞からきてるんだなーと思いましたが、DVDのExtraを見たら、Themってのは「Terror! Horror! Excitement! Mystery!」の頭文字という意味もあるらしい。なんかコジツケっぽいですが。

このDVDの画質はなかなかいいです。また、どういう理由か知りませんが、US版ながら日本語の字幕もついています。なんで?

Extraはちょっとありますが、大したもんじゃなかったです。巨大アリのハイライトシーンを集めた映像。長めの予告編みたいなのが入ってました。

画像

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邦題(カタカナ): 『放射能X』
制作年: 1954年
制作国: アメリカ
公開日: 1954年6月16日 (アメリカ) (New York City, New York)
1954年6月19日 (アメリカ)
1954年8月30日 (日本)
1955年 (イタリア)
1955年6月3日 (フランス)
imdb.com: imdb.com :: Them!
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
アートディレクション
セット制作
Makeup

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