映画|悪魔の花嫁|The Devil Rides Out

クリストファー・リー演じるリクレウは悪魔研究者で（荒俣宏みたいなもんか？）正義の味方キャラである。友人のサイモンが悪魔崇拝を信じる怪しいカルト教団に入っちゃったと知り、正義の血がメラメラ〜。相手は怪しげな催眠術の使い手であり「今夜なにかが起こるよ」と大胆不敵なメッセージを残して去った。待ち受けるリクレウはさっそく魔法陣をつくり、自分と友人たちを招いて敵を待ち受けた。夜になってひゅうと風が吹いてローソクが消えた。ひぃいいいいいと思ったら、悪魔がアノ手コノ手で誘惑してきたよ！勇気と知恵で悪魔の手先と戦う物語 by ハマー・フィルム。

コギミよい展開と清々しいラスト。いまのホラーにはない興趣を味わえます。昭和ムードに浸ってください。永六輔の歌声が聞こえるようだ。今見ても楽しいです（ほんと！）。怖くはないけれど、トントン拍子で進むtwistの連続は娯楽映画の原点ってかんじがして楽しいな。

この映画はアノ頃、というのは昭和のあの時代にテレビで放映されたのでしょうか。もし放映されたとしたら私は見たと思うんだが、よく覚えてないんだが、当時の子供たちがこれを見たらば混乱しちゃうんじゃないの？！ドラキュラ伯爵がサタンと戦ってるよ〜なにこれ〜〜〜みたいな。

クリストファー・リーが理知的かつ大胆に悪魔と戦うようすはヴァン・ヘルシング教授みたいですよね。ピーター・カッシングとどっちが強いんだ。いやー楽しい楽しい。昔の映画を観て「ヨカッタナー」と思うと幸せな気分になれますね。時を経て感動が薄れたことを発見するのって悲しいじゃないですか。昔の彼女と再会したらばエラいブスになってたみたいな。これはだいじょうぶでした。よかったよかった。

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