映画|P (The Possessed)

かわいそうないぢめられっこ少女が「おばあちゃんの薬代が欲しい」といったら、バンコクの外国人御用達の売春クラブに売り飛ばされた。こわごわついていったら、ヤリ手ババァが出てきて「たんとお稼ぎよ！」と説教され、さっそく客を取らされた彼女はピーピー泣くんだが、それで終わらない。「負けるもんか！」と怒濤のガンバリを見せる。おばあちゃんから教わった秘伝の魔術を使って、みるみるナンバーワンになる。女はマタを開いたら怖いもんなしとよくいうけれど、それに加えて魔術パワーもあるからさらに強力です。いつしか彼女はおばあちゃんの教えを忘れてしまい「コレだけはヤッちゃいけないヨ」と厳しく注意された制限ルールを破ってしまう。少女は邪悪な悪霊に憑依され、支配される。彼女は夢の中で殺人を犯すようになる。目が覚めると本当に人が死んでいる。

感想

ちょとネタバレ含む。

おもしろかったです。「眠るとヤバいもんが出てくる」という法則を知った彼女は大後悔をし、必死で睡魔と戦うのです。『エルム街の悪夢』の恐怖に少し似てますが、ちょっとちがいます。この映画の場合は「眠ると自分が殺人鬼になってしまう」ということなのですね。彼女は自分の内側に巣食う魔物と戦う決意をするんだが、血塗れドロドロの惨事に発展してもうだめえええと思ったら、そこに呪術師のオッサンが現れ「少女よ。わしが助けてしんぜよう」てなことをいって、タイ風エクソシストな展開になる。特殊効果がチトショボイかなと思いましたが、迫力があってよかったと思いました。

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