映画|ビジターQ
変態家族の愛ある日常。遠藤憲一、内田春菊、渡辺一志。監督三池崇史。2001年。
最後までイッキにネタバレしちゃってます。かなりハショリ気味ですが。私自身がグッときたシーンだけ集めたネタバレです。
遠藤憲一は女子高生相手に援交したら「早漏!」と罵られた元テレビマン男で、彼は取材中にオヤジ狩りにあってケツの穴をしっかり撮られちゃったもんでいまは仕事を干されちゃったのだけれど、いっちょう新境地を切り拓いて復活せねば!と熱いハートを胸に秘めた元テレビマンで、だから今日も女子高生の松尾玲央を取材しようとラブホにきたまではよかったが「本番5万ヨ」といわれてソノ気になってえっちしたらば「ソーロー!」と怒鳴られてじつにめんぼくない。くそォ。次はいぢめのテーマのドキュメンタリをつくろうと、自分の息子の日常を撮ろうと思いついた。「これはウケる!」と元愛人女に「オレはオレの家庭を撮るのだよ!」と熱く語ってプレゼンしてみたんだけど、アホかと罵られてなかなかうまくいかない早漏だから。その頃、家では内田春菊ママが全身傷だらけでヒィヒィいってて、それはいぢめられっこ息子の家庭内暴力のせいなんだけど、彼女はシャブ欲しさに主婦売春をやってて、今日もM男をベルトでブッ叩いて小遣い稼ぎをしてたんだけど、家に帰ってみたら居候の渡辺一志にオッパイを揉まれたら母乳がビョーンと出てきてオンナの幸せに開眼する。DV息子の暴力になんか負けないわ!と幸せの糸口を発見する。そこに遠藤憲一パパが死体を持って帰ってきて、それは愛人女の死体なんだけど、自分の企画が通らないから頭にきちゃって殺したんだけど、それを死姦してビデオにおさめてみようと思いつく。彼はいままで早漏早漏とコケにされてきたが、死体を相手にしてみると隆々と長続きするってことに気づいてこちらも人生の喜びをかみしめ、したらば、な、なんと死体のマンコから愛液が出てくるんで驚いた!「生命の神秘ですよおお!」と喜んだが、それは愛液ではなくてウンコだった。くそったれえええええと頭にきちゃったら、チンコが抜けなくなった。死後硬直が始まったせいである。内田春菊ママに助けを求めたら、彼女は優しく夫を介抱し、酢のお風呂にいれてあげたんだけど、それでも抜けないんでこんどは夫にシャブを射ってみたらばスポンと抜けて安心した。おまけに遠藤憲一はシャブの世界に酔いしれて天国のきぶんとなり、夫婦は愛のスマイルをして感動する。そこに不良の家出娘が帰ってきた。彼女はパパとママがハダカで抱き合っている光景を見てスマイルする。パパはママの乳房にむしゃぶりついて母乳を飲んでいる。家族は円満のスマイルをする。私たちは感動エンディングに感動する。おしまいー。
※感想
内田春菊がすばらしいですね。私は男だからわかりませんけど、母乳なんて演技で出るもんなんでしょうか。ジュパージュパーとばんばん出てました。ほんとのヤツが。そういえばGOZUでもミルクが出てきたし、母乳は三池先生の不変テーマなんだろうか。そういえば、そういえば ... めくるめく思いだしたんだけど、内田春菊のマンガにも母乳の話があったとおもう。「母乳ってまずいんだよね」とかなんとか台詞があったような。『私たちは繁殖している』でしたけ。母乳つながりで盛りあがって完成した愛のコラボ映画なのかもしれない。ウィキペディアによれば制作費700万円だそうです。すばらしい。
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Bijitâ Q | |
Visitor Q Love Cinema Vol. 6 Visitor Q+ | |
『ビジターQ』 | |
2001年 | |
日本 | |
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