2011/6/29 (Wed) at 7:46 am

怪談 皿屋敷(日本怪談劇場)

1970年に製作オンエアされたテレビ東京の怪談ドラマ『日本怪談劇場』の第5話。波野久里子若林豪島田正吾大山克巳。監督 宮下泰彦

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お菊(波野久里子)と三平(若林豪)はアツアツ恋人同士。

三平には母の異なる兄がいるんだが、こちらは旗本のお殿様。その名を青山主膳(大山克巳)という。三平は妾の子で、兄は正妻の直子だから、兄弟なのに身分が違うんですな。

お菊は青山主膳の屋敷に行儀見習いの奉公に出る。ところが、これがとんだエロヒヒぢぢいであった。

青山の家には家宝の南京絵皿の10枚組セットがあったんだが、わるもん青山はその1枚を家臣に隠させ、お菊に「おまえが割ったのか!いえいえ!白状しろ!」と責め、ねちねち口調で迫り、ぞぉーっとする息を吹きかけ、うりゃうりゃとてごめにする。いやぁあああ。泣き崩れるお菊さん。

青山は三平をブッ殺し、お菊を屋敷に閉じ込め、あきらめさせようとするが、彼女の心は三平ひとすじである。カラダは奪われても、心まで自由にはさせないですわ。

ここで、三平とお菊をよく知る親分さん、念仏佐次兵衛(島田正吾)が出てきて、彼のアシストのお陰で、彼女は屋敷から抜け出すことに成功する。ふぅ。

ところが、彼女はせっかく逃げれたというのに「もういちど青山の屋敷に返してください」という。かよわい女がたったひとりで乗り込んで、いったいなにができるというのであるか。

「いちまーい、にまーい、さんまーい」

悲しげに皿を数える女の声が夜の井戸に鳴り響く。死を覚悟した女の復讐ミッション怪談話。

おもいしったか、エロぢぢいめ!

感想

『皿屋敷』を題材にした怪談話は、いろんな脚色のヤツがあるけれども、これもなかなかいいですな。かわいそうなお菊を演じた波野久里子の肝っ玉演技が大迫力で、彼女はどんなに責められようが愛を貫く。

クライマックスでは、これでもかっ、ちゅうほどに拷問折檻されるんだが、もうね、死を覚悟した女の情念はおっかねえよ、かよわい女とバカにしてわるさをするとえれえ目に遭うよ、という主題が徹底して描かれます。

70年代のテレビドラマとしては、拷問の場面はかなり過激だったんじゃないですか。井戸のつるべに女を吊るして殴打の責め苦を与え、井戸の底にザブーン、溺れかけたところを引き上げて、またまたバンバンブッ叩く!てなことをえんえんやっています。いま見てもすごいよ。

わるもんお殿様を演じた大山克巳がじつに憎々しくてよかったですな。ニタニタ笑いする顔とかね、ほんとに憎たらしィの。

恋人を兄に奪われてブッ殺される三平を演じた若林豪の善良男ぶりもよかったです。私、若林豪といえば、年を食ってからの刑事役などが印象的ですが(仁丹が似合う男!)、若い頃から中年男みたいな顔してたんだなあとおもいました。

『皿屋敷』関連資料リンク

日本怪談劇場

日本怪談劇場』は、1970年、テレビ東京(当時は東京12チャンネル)にて制作オンエアされた怪談ドラマです。

全13話のエピソードリスト

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原題:
邦題(カタカナ): 『怪談 皿屋敷(日本怪談劇場)』
制作年: 1970年
制作国: 日本

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