2011/6/26 (Sun) at 7:27 pm

怪談 宇津谷峠(日本怪談劇場)

1970年に製作オンエアされたテレビ東京の怪談ドラマ『日本怪談劇場』の第4話。沢村清四郎御木本伸介藤田佳子伊吹吾郎。監督 島津昇一

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伊丹屋十兵衛(御木本伸介)は、かつて仕えた、恩義のある主人、尾花六郎左衛門(明石潮)のたっての頼みを受け、金策の用向きで上方にいったんだが、目的の100両をつくれず、落胆して江戸に帰って来たらば、旅の途中でめくらあんまの文弥(ぶんや。沢村清四郎)と出会う。

この文弥さんてのはまだ若くて(見ため10代)、礼儀正しくて、かんじのいいひとだったもので、十兵衛は彼を気に入り、旅は道連れ世は情けという調子で、ふたりは友達になる。

したら、提婆の仁三(北上弥太郎)なるチンピラ風情の男が出てきて、なぜかコイツは文弥につきまとい、寝込みを襲ってくるではないか。十兵衛は驚きつつ、文弥を助けてあげる。

文弥は深々と感謝の台詞を述べるんだが、それにしてもなぜ彼のようなあんまさんが狙われるのかと不思議に思って事情を尋ねてみたらば、なんと100両持っているというからびっくり。

聞けば、文弥さんの姉、菊(藤田佳子)が身を売ってこしらえた大事なお金だそうで、彼はそれを持って京に行き、座頭の位を買うつもりなんだそうな。

「100両!」と聞いた十兵衛は急に心が苦しくなってしまうのであり、心中やぶさかでないのであり「あぁ、そのお金があれば、ご主人様に報いることができるのになあ。どうにかなるまいか」と悩んだ末、借金を申し込んでみたがバッサリ断られ、頭がカーッとしちまって、ひとけのない宇津谷峠の頂上で文弥を襲ってブッ殺し、カネを奪う。ひぃ。

そのままスタコラ逃げて江戸に戻ったが、品川に着いたところで予想外の出来事が起き、別の用事に100両を使っちゃう。

彼は過去を隠し、いっときの平穏に浸るが、やがて因果は巡り巡ってそのツケを払わされる。最後はあんまさんの悲しいオバケが出てきて、十兵衛は破滅する。

後半、男前の伊吹吾郎が飄々とした雰囲気の侍役で、チョロッと登場します。彼の出番は少ないんだが、じつに印象的。

感想

時代劇に出てくるめくらのあんまさんといえば、陰気顔の中年男と相場が決まっていますが、このドラマに出てくる文弥さんてのは、礼儀正しくて、ハキハキしたしゃべり方をする、少年臭さが抜けないくらいの年頃のあんまさんです。そういうひとが理不尽にブッ殺されちゃうからとてもかわいそう。

後半になると、呪われた十兵衛は冷や汗ダラダラになってくるんだが、そこでチョロッと脇役で出てくるのが男前の伊吹吾郎で、こちらはじつにスッキリ顔の清々しさなので、余計に十兵衛さんの屈託というものが強調されて見えます。人間、いちど道を踏み外すと人生は狂ってしまうんですな。怪談話はこういうテーマが多いですね。

日本怪談劇場

日本怪談劇場』は、1970年、テレビ東京(当時は東京12チャンネル)にて制作オンエアされた怪談ドラマです。

全13話のエピソードリスト

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原題:
邦題(カタカナ): 『怪談 宇津谷峠(日本怪談劇場)』
制作年: 1970年
制作国: 日本

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