映画|アンダー・ザ・ベッド|Under the Bed

ニール（ジョニー・ウェストン）ていうアンちゃんが、2年ぶりに生家に帰ってくる。彼は遠いフロリダの伯母の家にいたそうなんだが、なにやらワケアリ深刻な顔つき。

彼が家を出ているあいだに、ママが変わっていた。ニールは父親（ピーター・ホールデン）が再婚したことは手紙で知らされていたが、会うのは初めてである。

いぢわるな義理ママが出てくるのかなと思ったら、そういうことはなく、優しげなオバちゃんだった（ミュゼッタ・ヴァンダー）。彼女はニールに気を遣い、ごちそうを用意し、彼が近隣の人たちに溶け込めるよう、ホームパーティをやっていた。

ニールは義理ママに挨拶し、懐かしい人々と再会し、「やー、ひさしぶり」つって適当にやるんだが、彼のいちばんの関心は弟（ガトリン・グリフィス）である。

弟はポーリーといって、みため小学生くらいの坊やなんだが、年の離れたこの兄弟はとても仲がよい。ひとりっこの私などにすれば、こんな弟がいたらかわいいだろうなあ、とうらやましくなるかんじである。

ニールはまっさきに弟に会いにいくんだが、なぜか弟くんはそれが兄かどうか疑っているようなそぶりである。いったいどうしたのだろうか。

この先、徐々に次第が明かされていくのであるが、こんなことがあったそうです↓

2年前。ベッドの下からグロ怪物が出てきて襲われ、ドタバタやるうち、ママが死んだ。という話を知るのはニールと弟だけ。彼らは秘密を封印した。こんな話をだれにいっても信じてもらえないから。

再会した兄弟はふたりきりで話し合う。そしてあの怪物がいまもベッドの下にいると知る。こんな話は父も義理ママも信じてくれないから、ふたりきりで闘うしかないのであります。

カワイコちゃんヒロイン役にKelcie Stranahan。その父親にブライアン・ラスムッセン。といったみなさんが登場します。

トレイラー動画

Under the Bed (2012) trailer

感想

スティーヴン・C・ミラー監督は私のお気に入りであります。『ゾンビ・トランスフュージョン (2006)』『キッズ・リベンジ (2012)』『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース (2012)』はぜんぶおもしろかった。私がこの監督さんを好きな理由は「なんだか知らないが、おもしろいから許す」というきぶんにさせてくれるからです。『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース (2012)』は特にオススメなので、未見の方はぜひぜひ。

という次第で、本作『Under the Bed (2012)』には並々ならぬ期待を寄せて観たんだが、少々期待ハズレであった。らしくないかんじだったなあ。

80年代ホラーへのオマージュが色濃く感じられる映画で、『エルム街の悪夢』『グーニーズ』といったあたりを思い出させる。兄弟のキャラはほほえましい。

そこらへんはいいんだが、この監督さん特有のあつかましさ、というか、観客に迫ってくるかんじ↓

「おれの映画を楽しんでくれや！細かいことはまぁいいじゃん！おもしれえだろ！ほれほれ！」

これがあまり感じられず、うだうだが長かった。後半20分でやっとアクションスタートするんだが、最後は地獄だかなんだか知らないが、あっちの世界にいっちまって超展開になるんだが、そこにいくまでが長かった。いつものミラーさんなら、最初にあれが出てきそうなもんなのになあ。いったいどうしちゃったのだろう。

ま、こういうこともある！

次に期待！

DVDのオマケ

この映画はUSもUKもまだ出てなくて、ドイツ版だけ出てます。オマケはトレイラーだけでした。字幕はナシ↓

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ネタバレです

!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！

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