2012/9/25 (Tue) at 6:46 pm

映画|トランス・ワールド|Enter Nowhere

3人の男女が不思議な森に引き込まれてびっくりするミステリー映画。サラ・パクストンスコット・イーストウッドキャサリン・ウォーターストーン。監督ジャック・ヘラー。2011年。

トランス・ワールド / Enter Nowhere DVDDVD画像

ボニー&クライド風の強盗カップル(サラ・パクストンクリストファー・デナム)が店に押し入る。店主はレジの金を差し出すが、女が「金庫を開けろ」つったら「これはやめといた方がいいですよ」なんていうから、女はキーッと怒る。銃声。

ところかわって、ここはどっかの森の小屋。美人妻のサマンサ(キャサリン・ウォーターストーン)と、イケメン男のトム(スコット・イーストウッド)がばったり出会う。

サマンサは夫とドライブ中にガス欠になり、夫がガソリンを買いにいったまま帰ってこないそうな。なぜ彼女が森に残ったのかというと、妊娠中だからである。そして、トムの方は、車が溝に落ち、森をうろついているうちに小屋を見つけたという。ふたりとも似たような境遇です。

最初のうち、サマンサはかなり警戒気味だったが、トムが親切男とわかると安心し、ふたりは協力体制になる。

翌日。

3人目が登場。こちらは映画の冒頭で出てきた強盗娘である。強盗娘は強盗娘らしく悪態をつき「アバヨ」つって出て行ったが、結局、小屋に戻ってくる。なんにも見つからないからあきらめたみたい。彼女はジョディという。

3名は森の小屋にこもって、どうしたもんだか、と話し合う。寒いし腹は減るしで大変であるが、しばらくしたら強盗娘もなじんできて、みんなは仲良しになってくる。

あれやこれやの身の上話をするうち、3人は各自バラバラの土地にいるつもりだったとわかって驚く。サマンサは「ここはニューハンプシャーでしょ」というし、ジョディはウィスコンシンだというし、トムはサウスダコタであると主張するのである。いったいここはどこなんでしょう。

てんでばらばらの場所からやってきた3名は、異次元空間だかなんだかわからないが、魔の森に引き寄せられてしまったのである。彼らは森から脱出しようとジタバタするが、歩いても歩いても、また小屋に戻ってしまう。あー、きもちわるい。トワイライトゾーン風の怪奇譚。

森のループ罠に落ちたと知った強盗娘のお言葉↓

Jody: It's like we're trapped! It's like... it's like Pac-Man!

これじゃ、わたしら.... パックマンみたいじゃんか!

トレイラー動画

Enter Nowhere (2011) trailer

邦題『トランス・ワールド』

この映画は邦題『トランス・ワールド』にて、2013年9月4日に国内版がリリース予定だそうです↓

ジャック・ヘラー監督も喜んでいます↓

感想

摩訶不思議な森のお話、といえば、思い出すのは、黒澤明の『蜘蛛巣城』であります。私、子供の頃にあれを観て、森のオババがこわくて仕方がありませんでした。

この映画ではオババは出てこないんだが、へんな出来事が起こります。なかなかよかったですよ。3人がバラバラの地名を挙げるっていうところにびっくりしたあと、もうひとつびっくりがくるのです。そこで、私、イイネーと食いつきました。でも、そうなると別の心配が出てきます。これをどうやってオチにまとめるんだろう、つまらないエンディングだったら嫌だなー、と心配になってくるじゃないですか。

期待と不安で観続けていったら、いいかんじに終わったのでよかったです。最後に明かされるのは、夢オチではないし、じつは死んでいましたオチでもないです。plot holeがあるような気もするけど、まぁ、いいじゃないですか。うまくつないであったから。ホラーというより、幻想ミステリー好きドラマ好きな方におすすめです。

私、サラ・パクストンって演技がうまいんだなーって思いました。彼女は、最初のうちは、憎まれ口を叩いてばかりのビッチなのです。でも進行するにつれ、チョロッとかわいい面も出してきて、だんだん仲良くなってくる。そこが自然でよかった。

美人妻を演じたキャサリン・ウォーターストーンもよかった。彼女は優しい若奥様風です。

イケメン男のトムを演じたスコット・イーストウッドは、クリント・イーストウッドの息子だそうですが、確かに顔が少し似ている。顎のへんとか。男前です。

IMDbのBBSでは「息子は大根役者やのう」「パパも『ローハイド』で同じことをいわれて、イタリアに渡り、成功したのだよ。長い目で見てやれ」なんて、心温まるスレッドが立っていました。woodenな演技なんていわれてますが、私にはよくわかりません。こんなもんじゃないのと思ったけど、nativeじゃないからわからないのかな。

彼はこちらの話題作にもキャスティングされている↓

ところで、この3名は仲良く助け合っていくんだけど、もしここに『キャビン・フィーバー (2002)』のジェームズ・デベロが紛れ込んできたら、その後の展開はまったく違うものになっただろうと想像したら、笑えてきました。

ジェームズ・デベロてのはダミ声のガサツ男で、下ネタギャグを連発し、常にギャルに嫌われる、あっちいって、と追い返されても決してメゲない、『場の空気を読まない』ことにかけては当代随一の嫌われ男でありました。

最近、よく彼を思い出すのです。もしかして、私、デベロさんを好きなのかもしれない。

DVDのオマケ

オマケはメイキングだけ。

  • Enter At Your Own Risk: Behind The Scenes of Enter Nowhere (14:01)
  • Enter Nowhere Trailer

映画|エンター・ノーホエア|Enter Nowhere 画像

このDVDは本編のみ英語字幕つき。

サインつきDVDもらった!

Memorable Quotes

Jody: It's like we're trapped! It's like... it's like Pac-Man!
Tom: Pac-Man?
Jody: Yeah, you know, you go in one side of the board and come out the other, but it's always the same board.
Tom: How do you get to the next level?

Jody: Shit, it's Michael Myers!
Samantha: You know him?

Samantha: Tom, do you have time travel in 2011? Did you bring us here?
Tom: I know 2011 sounds like a long way off, but we're nowhere near that advanced yet. We haven't even been back to the moon since the '60s.
Samantha: We go to the moon?
Jody: Spposedly.
Tom: You don't think we went to the moon. Oh, and I suppose Elvis is still alive. And no one shot JFK, right?
Samantha: Somebody shoots JFK?

Tom: How to untie a slipknot.

Jody: Fuck it. I'm in.

store guy: This place has that effect on people.

映画を未見の方は以下は読まないほうがいいですよ。

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原題: Enter Nowhere
別題: Enter Nowhere
To aggigma tou tromou
邦題(カタカナ): 『トランス・ワールド』
制作年: 2011年
制作国: アメリカ
公開日: 2011年10月22日 (アメリカ) (Screamfest Film Festival)
2012年4月3日 (アメリカ) (DVD)
imdb.com: imdb.com :: Enter Nowhere
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞

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