2010/12/2 (Thu) at 12:25 pm

映画|ヴァンピロス・レスボス|Vampyros lesbos

70年代まったり背徳お色気ユーロなレズビアンヴァンパイア映画。ソルダード・ミランダの蠱惑的レズ演技を楽しもう!ソルダード・ミランダエヴァ・ストロンベルグ。監督ジェス・フランコ。1971年。

ヴァンピロス・レスボス / Vampyros lesbos DVDDVD画像

ブロンド娘のリンダ(エヴァ・ストロンベルグ)は、さいきんエッチな内容の同じ夢ばかり見るからへんだなと思っていた。それはレズ女にいたぶられてアヘアヘするという夢なんだが、ある晩、カレシのオマー(アンドレス・モナレス)といっしょにナイトクラブに行ったらレズショーをやってて、その舞台で踊るダンサーが夢の女とそっくりだから驚いた。

さて、リンダは不動産会社で働いているので、その仕事の関係でどっかの離れ小島にいくことになった。カロディ伯爵夫人(ソルダード・ミランダ)ていう金持ち女の不動産贈与に関する用件で会いにいったら、そこはモダンな大邸宅で、けだるい美女が棲んでいた。これが夢の女で、すなわちレズショーの女で、リンダは頭がくらくらした。

伯爵夫人は「わたしはドラキュラ伯爵から財産を譲り受けたのですわ」と述べ「ナディアと呼んでね」といって、リンダを海遊びに誘った。ふたりの美女が海岸でハダカになって戯れます。わー。なまめかしい。

ナディアはヴァンパイアのくせに日光浴が趣味なのである。ふたりはけだるく遊んでいるうちに、ますますなまめかしくなってきて、アヘアヘとなり、ナディアはついにリンダを吸血ガブリする。リンダはばたーんと失神してしまう。

目が覚めたらひとりで寝室にいて、あれれと思って外に出てみたら、ナディアがプールで溺死するように浮かんでいるのを目撃し、幻だか現実だかよくわかんないような雰囲気なんだが、彼女はひぇーとおののいて、再び失神する。

そしたら、次のシーンには、ぜんぜん別の場所にいて、サイコ病院のベッドに寝かされていた。海岸でブッ倒れているところを発見されたそうなんだが、彼女は記憶を失ってぜんぜん覚えていなかった。リンダのお相手をするのは院長のセワード医師(デニス・プライス)である。そこに恋人男オマーが心配してやってくる。

「不動産の仕事で出張にでかけたら、ヴァンパイアに襲われ、セワード医師に助けられる」という展開はブラム・ストーカーの『ドラキュラ』のレインフィールドさんではないか!と思われるんだが(『魔人ドラキュラ (1931)』)、この類似はオマージュ的っていうんですかね、お遊び的なもんかなとおもう。レインフィールドはケタケタ笑いの狂人になってしまい、ムシケラ扱いされて哀れな末路であったが、こちらのリンダさんはレズ美女ヴァンパイアのナディアにとって本命なので、その運命はかなり異なる。

※この映画では、医師の名前は「シーワード」に近い発音なんだが、その綴りはSewardで、ドラキュラの方と同じなので、カタカナで書くときには「セワード医師」と書きたいところかなと。

『ドラキュラ』のセワード医師は善人キャラだったが、こちらのセワードさんは小悪党風情の男である。彼はオカルト研究をやってて、自分もそっちの世界にいってみたいと思ってるんだが、ナディアに気に入ってもらえないのでいらいらする。ナディアはカワイコちゃん好きのレズなので、こんなギタギタ中年男なんか嫌いなのだ。

でも、そんなナディアが生涯でたったひとり愛した男ってのがいて、それはドラキュラ伯爵だったという点が映画の後半で明かされます。ドラキュラ伯爵は登場しないけど、彼女の口から彼との出会いが語られる。

「あれは何百年前のことだったかしら。わたしが両親の家に住んでいたころ、乱暴な兵士にレイプされそうになった。そこにドラキュラ伯爵がやってきて、助けてくれたのですわ。彼は夜毎わたしの血を吸いにやってきた。わたしはヴァンパイアになった」

というのはナディアが子分男のモフォ(ホセ・マルティネス・ブランコ)を相手に語った内容である。そのシーンの長台詞の全文↓

Nadine: This was my parents' house. Was it 100 or 200 years ago? I was very young then, all alone. From my window I could see the soldiers looting and raping the women on the street. They broke into our house, too, and pounced on me. I tried to resist and cried with pain. And, suddenly, there was the Count. Count Dracula. He stuck his dagger into the back of the soldier who was lying on top of me. The man screamed and I felt his blood running down my body. He was the first man in my life. It was horrible. I felt like... I was losing my mind. Then I realized that the Count was bending over me, and he whispered into my ear: "I will relieve you of all your troubles." When I woke up that night he was lying by my side. His body was cold but his lips burned like fire. Night after night he came and took from my blood new life for himself. When he realized that I was gradually losing my strength, he initiated me into the secrets of the vampires. Why did he do that? He had in some manner become addicted to me. I owe it to him that I belong to the circle of the initiated. I still can't touch men, I hate them all. But many have become my slaves. Many women, too. You understand? I have bewitched them. They have lost their own willpower. I have become them. But then I met Linda. And now I am under her power. I must initiate her into our circle.

これを聞くと、ドラキュラは長生きしたのであちこちで女を泣かせてきたのかなあと想像される。

さて、その後もリンダは夢を見るようにナディアと再会し、ふたりはガガガーとなまめかしく盛り上がっていきます。リンダは彼女の誘惑から逃れようとジタバタするのであるが、それは避けがたい快楽でもある。背徳と禁断の世界。みたいな。

官能エロティックなシーンがたくさんあって、アグラさんという別の女も出てくる。どちらかといえば、こちらの方がレインフィールド的な雰囲気の狂人で、病室でわーわーわめいたり暴れたりする。彼女はナディアをこわがっているんだか待ち望んでいるんだかわからない、本人もよくわかっていない、とにかくわたしは発狂するのだ!というかんじの女です。

また、メメットさんという謎のイカレ男も出てくる。こちらはジェス・フランコ監督が演じている。きもちわるくて汚らしいメメットさんは、映画の前半では、ホテルのボーイとして登場し、リンダにへんなことをいう。後半になると、リンダをさらって「おれの愛人になるのだ!」といぢめたりする。彼とナディアの関係はよくわからない。彼はなんの因果でこんな変態になっちゃったのだろうか。

トレイラー動画

Vampiros lesbos (1971) trailer

感想

まったり風味で進行する70年代のユーロ映画です。いやー、いいですなあ。70年代サイケ風のムーディなジャズやら、シタールの音色が雰囲気を盛り上げます。いろいろとよくわかんない部分が多いんだが、夢なんだかなんだかわからないのがこの監督さんの持ち味なんで、そういうもんだと思って、身を任せるように楽しめばいいのかなと。

私が持ってるのはUS版のDVDなんだけど、たぶん日本版と同じだと思うんだけど、以下のページによれば、International versionとSpanish versionには編集の違いがあるそうです。スクリーンキャプチャつきで詳しく解説してある↓

amazonをぶらぶら見てたら、ukのほうにUncut Versionていうヤツがあった。これを見ればぜんぶわかるのかな。私は未見なのでよくわからないです。在庫切れで買えない↓

TVDのエレナはソルダード・ミランダに似てる

ところで、今回コレを見て気づいたのですが、CWの『The Vampire Diaries』の主演女優のエレナ役カワイコちゃん、ニーナ・ドブレフって、この映画の蠱惑的美女のソルダード・ミランダにすごく似てるなーと思うんですよ。これこれ↓

『The Vampire Diaries』のニーナ・ドブレフニーナ・ドブレフ Nina Dobrev 画像

『ヴァンピロス・レスボス』のソルダード・ミランダソルダード・ミランダ 画像

そっくりなんですけど。と思うのは私だけ?『The Vampire Diaries』のニーナ・ドブレフは一人二役で、善良カワイコちゃんと、悪魔的な身勝手美女ヴァンパイアという両極キャラのドッペルゲンガーを演じています。彼女もかわいいよ。

書籍 / DVD

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邦題(カタカナ): 『ヴァンピロス・レスボス』
制作年: 1971年
制作国: 西ドイツ/スペイン
公開日: 1971年7月15日 (西ドイツ)
1973年 (スペイン)
1974年5月27日 (スペイン) (再リリース)
1975年1月9日 (フランス)
2000年1月4日 (アメリカ) (DVD)
2003年6月27日 (日本) (DVD)
2004年2月23日 (スペイン) (DVD)
imdb.com: imdb.com :: Vampiros lesbos
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音楽
シネマトグラフィ
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