映画|What The F**k!
男前セレブ歌手が汚いデブ夫婦に拉致され、強制種つけsexさせられるお笑い映画は、『ムカデ人間 (2009)』でおなじみのトム・シックス監督の初期作品です。送料無料サインつきDVD発売中。2008年。
ここはオランダ。
男前シンガーのドリーシュ・ルールヴィンクさん(Dries Roelvink)は、ヒットチャート記録更新中。甘い歌声で数多の女性ファンの心とマンコをとろけさせます。イエー!
そんなセレブ男がコンサートを終えて家に帰ろうと思ったら、駐車場で汚いデブ男にガツーンと襲われ、拉致される。わー。
彼が目を覚ましたら、そこは汚いトレイラーハウスで、汚いデブ男とデブ女がいた。いったいあなたたちはなんですか。
このひとたちは夫婦らしいです。ふたり揃ってドリーシュさんの大ファンらしい。ラジカセでジャンジャカ彼の音楽を流してうれしそう。
ドリーシュさんはテレビ局が仕込んだドッキリカメラかと思い「カメラはどこにあるんだい?」つってつってニヤニヤしていたが、やがて彼らの本心を知るや、そのあんまりな理由に顔がひきつるのであった。
拉致した理由はこうである。
デブ夫婦は子供ができないことに悩んでいた。できない理由は種なし亭主ゆえである(sexはできるんだが)。ふたりは子供がほしくてたまらない。デブ妻は今をときめくセレブ歌手のドリーシュさんの大ファンであるから、ここはいっちょう、彼の精子をもらおうではないか。それならデブ夫も異存なし。愛する妻のためにがんばるぞ。デブ夫はデブ妻の願いを叶えるため、彼をぶんなぐって、トランクに突っ込んで、家に連れてきたという次第である。
哀れなドリーシュさんは毎日デブ妻と強制sexさせられる。彼女が妊娠するまでは何年でもやりますよ。それまであなたはうちにいてください。おれらは本気なんだから。がんばってくれよ。
セレブ男は無事に種付けを終えて、家に帰ることができるんでしょうか。
『ムカデ人間 (2009)』でおなじみのトム・シックス監督の初期作品が、英語字幕つきのDVDになって発売されました。いまならサインつきのDVDを買えます。送料無料です。
トレイラー動画
What The F**k!
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Look what I got! Signed by @tom_six! Gonna review it soon! トム・シックスさんのサインつきDVDが届きました。これ、スゲーおもしろい!近々レビュー書きます。 pic.twitter.com/FsaaUympnr
— Hiro Fujii (@horrorshox) April 11, 2016
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感想
トム・シックスさんは昔からへんな映画をつくっていたんだなーという彼の軌跡を感じます。基本的にいまとあまり変わらないですね。姿勢が。汚いデブとか、ウンコとか、彼はやっぱり好きなんだなーというのがしみじみとわかります。この映画は最後はちょっとイイ話に落としてくるので、そこがいまとちがうかな。この頃のほうがまともだったのかもしれないです。でもやっぱりウンコネタは変わらない!
私はトム・シックス監督をクリエイターとして尊敬しているんですが、彼の持ち味のひとつに『キャスティング』があります。ハイター博士を演じたディーター・ラーザー、マーティンを演じたローレンス・R・ハーヴィー、そしてカツローの北村昭博といった方々を初めて見たとき、みんなはびっくりしたよね。よくこんなヤツラを見つけてきたなあと思った。
そんな彼の非凡なキャスティング力が、本作『What The F**k! (2008)』においても発揮されており、デブ夫婦が本当におもしろい。彼らはセレブ歌手を襲って拉致してきたんだけど、基本的にファンなので、普通の誘拐とはちがって色々と優しいのです。いっしょにめしを食いながら、「頼むよー。子供がほしいんですよ」とかいう。でもいったん彼が逃げようとすると、オイコラつって怒られて引き戻されるんですが。
『What The F**k! (2008)』はホラー映画というよりコメディ映画で、ゴアシーンなどはぜんぜんないですが、汚いトレイラーのセットは誠によくできており、ここらへんのこだわりも変わらないなという印象です。エクスプロイテーション風のフィルム傷効果が入っていますが、これは一昔前に流行った手法なので、最初は意外に思った。「独創性を重視するシックスさんにしては平凡なことをやるなー」って思ったけど、製作年が2008年であることを考えると、当時は斬新だったのかもしれない。
シックス監督の愛犬パグのナイジェルくんも登場しますよ。いまはもうパパになったんだよね。てかまだ生きてるのかね。だいぶ年を食ったはずだけど。彼のようすをイローナさんにお尋ねしたら「10歳になって年を食ったけどげんきですよ」つって、写真を送ってくれました。
I really enjoyed "What The F**k!" and happy to hear Nigel is living happy! Thank you for sending me the photos, Ilona!
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