2015/1/6 (Tue) at 6:33 pm

映画|Science Team|サイエンス・チーム

みんな大好きチンコ映画『The Taint (2010)』のドリュー・ボルダック監督の第2弾は、ただいまVODで公開中。日本語字幕つき by 私。この記事には監督インタビューもあるよ。ヴィト・トリーゴリチャード・スペンサーロイド・カウフマン。2014年。

Science Team / サイエンス・チーム DVDDVD画像

Attention!

This is my Japanese review of "Science Team" directed by Drew Bolduc. It's Japanese but wait! you can find English text interview at the bottom. So please scroll down and check it.

どっかの家。

ある日、チップさん(ヴィト・トリーゴ)は同居する恋人女に怒り爆発。「あのゲス野郎と浮気しやがったな!」と問い詰めるが、なんだかそれはいいがかりのようなんだが、ともかくも本人は疑心の虜であり、怒濤の大魔神と化す。思い込み激しいキャラ!

居間でバットをフルスイング!ドッカーン!ブラウン管のテレビをガッシャーン!ぐぉおおおおおお!

恐れをなした恋人女は「きゃー!」と逃げていったが、彼の怒りはますますおさまらず、ワンマンショーで暴れ回り、やっときぶんが落ち着くと、「まいったか、ばかやろうめ」と捨て台詞を残し、家を出た。

その足で生まれ故郷の生家に帰ったら、そこにいるはずのママが頭部爆発したありさまで、死んでいるではないか。ひー。

家の中にはグニョグニョの醜悪エイリアンが入り込んで、ドデーンと居座っていた。な、ナンスカ!?どうやらコイツがママを殺したらしいです。チップさんはママの死に深く悲しみ、おいおいと泣き叫んだが、やがてもっと悪いことが起きてしまう。

このエイリアンはみためブヨブヨの巨大スライムで、寝てるんだか起きているんだかわからない下等生物のようであり、「きもちわるい」「なにを考えているのかわからない」という点を除けば、大した脅威には思えないが、じつは、極めて危険な存在だったのである。

エイリアンは人間のマインドに摩訶不思議な作用を及ぼし、精神を乗っ取ってしまう。乗っ取る、というより、人の精神をクレイジーに破壊して、ハチャメチャにしてしまうというかんじなんだよね。あー。おそろしや。

そこに市民の味方、警官コンビがやってきて、助けてもらえると思いきや「おまえがママを殺したのか!このヤク中め!変態め!人間のくず!死んじまえ!」と拷問され、やっと誤解が解けたと思ったら、こんどは天才科学集団『サイエンス・チーム』がやってくる。

凶悪エイリアンの出現は国家の安全保障に関わる重要な案件でありますから、そこらへんの田舎警察の手には負えません。ゆえにこんなハイテク軍団が出てくるってわけです。サイエンス・チームてのは、エイリアンの脅威を排除するために設立された政府の秘密組織なんですよ。めちゃ頭いい!

話のわかる人々がやってきて、やっと助けてもらえるのかと思ったら、これまたチップさんはあらぬ疑いをかけられ、椅子に縛られ、尋問を受けてしまうのである。逃げては捕まりの繰り返し。もうこんな人生、イヤー!ひどい!ひどすぎる!

サイエンス・チームを率いるリーダー男にリチャード・スペンサー。車椅子の隻眼天才科学者にMatt Chodoronekロイド・カウフマンのカメオもあるよ。

塚本晋也 風お笑いゴアフェスト!

めんたま爆発!頭爆発!イエー!

トレイラー動画

Science Team - Official Trailer

$4.99でVOD公開中!日本語字幕つき!

この映画はただいまVOD配信で公開中です。日本語字幕つき by 私。以下の公式サイトにいって、DOWNLOADをクリックすると買えます。レンタルと購入のオプションがあります。日本からでもPaypalで支払い可能です。

scienceteammovie.com
scienceteammovie.com

私は監督さんに頼まれて日本語字幕を書きましたけれど、これを元に日本の配給から日本版が出るという話は、いまのところありません。あちこちに「チンコ」だの「マンコ」だの書きましたから、日本ではちょっと無理ですね。いわばunrated字幕です。だはは。みんな、買おう!

日本語字幕が文字化けしてる?

後から追記。

以下ハル吉さんから情報↓

  • 購入するとDLボタンが出て容量別DLが出来ます。
  • SRTダウンロードも忘れずに
  • 映画データと字幕データ(.srt)を同時に(ゴムプレイヤーに)ドラッグ&ドロップ(で再生するはず。ゴムプレイヤーの場合)
  • 字幕が文字化けした場合は以下サイトを参考

ゴムプレイヤー

だそうであります。情報ありがとうございます。もしどうしてもだめな方は私にいってくださいよ。

その後、ハル吉さんが日本語字幕についての注意点をブログに書いてくれたので、以下を参考にしてください。ハル吉さんのこの映画の感想↓

追記以上。

感想

映画冒頭。チップさんが怒り狂うところは渾身の炸裂演技であった。ギャーギャーわめいて、バットを振り回して、家中を破壊する。まさにNG御免の一発勝負撮りだったと思われ。その後も泣いたりわめいたり走ったり怒鳴ったりぶん殴ったりケトばしたりの大騒ぎのワンマンショーであります。よくがんばったよねえ。ものすごい気合いの演技だった。

彼の乱痴気を見物しているだけでもおもしろいし、オトボケノリのサイエンス・チームの小ネタも楽しい。でも、前作『The Taint (2010)』と比べると、好みのわかれ目があるかなって思う。最後まで見るとケムに巻かれてしまうから。

『ママの愛』という主題に関係があるのかなっていうのはなんとなくわかるが、たくさんの説明不足がある。チップのママとサイエンス・チームの関わりだとか、ジョーイ(サイエンス・チームのリーダー男)の過去とか、意味深な断片情報がチョロチョロと出てくるんだが、全体として薄ぼんやりとしかわからない。

この説明のなさ加減は、もちろん意図されたものである。なにかを伝えたがっているムードはあるけど、それはなんだろう。なんですかね。どう思いますか。各人各様の感想があるだろうが、私が着目するのは「チップというのは元々狂人だったのではないか」という可能性である。

狂人だったところにエイリアンの狂人化ビームを浴びたらどんな案配になるのかね。そう考えると、なにかこう、ひとつの着地点が見えてくるってほどでもないが、監督さんの思いがじわーんとわかるような、わからないような。

ここらへんを監督さんに質問してみましたよ。この記事の最後にインタビューがある。それを読むと彼の意図がより明確に見えると思う。でもそちらの方は少しネタバレが含まれるから、映画をご覧になってから読むといいですよ。

また、この映画にはいくつかの日本ネタがあります。それについても監督さんは教えてくれました。サイエンス・チームはウルトラマンの科学特捜隊にヒントを得たそうな。こりゃまたびっくり。詳しくはインタビューを読んでください。

Drew Bolducは物静かな狂人である

Drewさんはこんなひと
隣にいるのはプロデューサーのミッシェルさん

塚本晋也 風お笑いゴアフェスト!』と上に書きましたけれど、塚本晋也を思い出したのは、音響とシネマトグラフィで攻めてくるその手法/作風に加え、彼の人柄から受ける印象からであります。

かつて誰がいったか忘れたけれども、塚本監督を評し、『日本人らしい慎みと礼儀正しさを堅持しつつ、類稀なる狂人としての資質を持つ男』というような話をどこかで聞いた。うまいこというなー、と思った。この映画の監督のDrewさんもそういう風なんだよね。

メールでやりとりをしていると、彼は礼儀正しくて、穏やかで、常識人ぽく、上品でさえある。でも、彼のつくる映画を見ると「正真正銘、狂っていやがる」という調子で、その段差が塚本風だなって思った。

なんて見てきたようなことを書いているが、私はDrewさんにも塚本監督にも会ったことはないから、単なる思い込みかもしれない。でも、彼が演じた『The Taint (2010)』の金髪チャラチャラ男とは似ても似つかないアンちゃんであるというのは間違いない。本人がそういってた。今後も彼の作品に注目をしていこう。

『Science Team』はトロマダンスで上映されました

みんなの夢!トロマダンス!
トロマダンス(Tromadance) (1) 画像

この映画は去年のトロマダンスで上映されたし、ロイドさんは出ているし、チップを演じたヴィト・トリーゴは『ヘヴィメタル・ミュージカル (2011)』『Return To Nuke 'Em High Vol 1 & 2 (2014)』にも出ているトロマ御用達俳優である、という点からして、トロマ映画なのかと思われそうだが、トロマ制作ではありません。トロマ推しのインディーズ映画という位置づけです。余談ですが、ドリュー・ボルダックは『Return To Nuke 'Em High Vol 1 & 2 (2014)』にて制作クルーとして参加しています。

関連リンク

公式サイトには色々と情報があります。twitterをやってるひとはフォローしましょう。

Drew Bolduc監督インタビュー

Here's our interview with the director Drew Bolduc who reveals his intention and idea of Science Team for you. And his message for Japanese fans. Hope you enjoy. This interview contains small spoilers so you might want to read it after seeing the movie. Here we go!

以下のインタビューは結末には触れていませんが、少しネタバレがあります。まず頭カラッポで映画をご覧になり、そしてこちらを読むといいかも。

このインタビューは英語日本語併記でお伝えします。

Hiro: Vito Trigo's acting was super fun. Much impressive. In the starting sequence, he goes mad and crazy holding baseball bat. It was just great. How did you shoot the scene? I guess you cannot re-shoot it after he destroyed everything in the set. It was only one chance to shoot it. And he did great. Right? Please tell me about him. Are there any story to share with fans? I saw him on Mr. Bricks and Return to Nuke 'Em High and his acting in Science Team was most extreme. I really love him.

ヴィト・トリーゴの演技は最高に楽しかった。映画の冒頭で彼がバットを振り回して暴れるシーン。あれはNG御免の一発撮りだったのでしょう?どうやって撮ったのですか?彼のことを教えてください。私は『ヘヴィメタル・ミュージカル (2011)』『Return to Nuke 'Em High』も見ましたが、『Science Team (2014)』の彼がいちばんすごかった!

ヴィト・トリーゴ、ワンマンショー!
ヴィト・トリーゴ / Vito Trigo

Drew Bolduc: It was going to be just one take, but in the first take there was actually a boom microphone shadow on the wall for part of it. Luckily, Vito didn’t destroy the TV in that take, so we edited the beginning of the first take, where he smashes the computer, with a second take. Vito is great. He really brought something to the character that wasn’t really in the script. He made Chip bigger and more threatening, which I thought was much better. He did all of his own stunts, like running around the woods with no shoes on. Richard Spencer, who plays Joey, and Vito choreographed their fight scene at the end of the movie. It wasn’t in the script, but it was so great we had to do it.
「あれはワンテイクで決めなくちゃいけなかったんだが、じつは2度撮った。最初のヤツはマイクの影が入ってNG。でもテレビを壊す前だったからよかった。PCを壊す場面を編集して、2度目のヤツをつないだ。Vitoは偉大です。彼はチップというキャラを一回り大きくした。期待以上の貢献度。後半、彼が裸足で森を走って逃げるところやリチャード・スペンサーと殴り合いをやるところの演出は、彼自身の発案によるものです」

Hiro: I saw some influence from Japanese subgenre culture in your film. When I saw the tentacle raping girl anime's scene, UROTSUKIDOJI instantly popped up in my mind, which is a famous Japanese adult comic from 80's created by Toshio Maeda. Do you know him? How did you get the idea of the tentacle. If you are interested, follow Maeda's twitter account. He is nice. He is good at English.

https://twitter.com/tentacle_master

この映画には日本のサブジャンルからの影響が散見されます。タコ足怪獣レイプアニメを見たとき『うろつき童子』だってすぐに思いました。80年代の人気エロアニメです。原作の前田俊夫さんをご存知ですか。あのアイデアはどうやって思いついたのでありますか。もし興味があったら、前田さんのtwitterをフォローするといいですよ。彼は愉快だし、英語が堪能です。

https://twitter.com/tentacle_master

タコ足怪獣レイプガール
タコ怪獣

Drew Bolduc: I know of La Blue Girl. Japanese tentacle porn is pretty well known in the USA. I thought the tentacle video would be good for him to watch since it sort of parallels the real alien in the movie. Maybe Chip liked anime as a kid? I wanted it to be a pretty bizarre scene. The original Ultraman was also a Japanese influence.
La Blue Girlはアメリカでも有名です。タコアニメはエイリアンの雰囲気に合ってるし、チップのキャラによいと思った。チップはアニメ好きな子供だったのかも。ビザール感を出したかったのですね。オリジナルのウルトラマンの絵も日本ネタです」

Hiro: Oh my god, I didn't notice it was original Ultraman. The scene where Chip masturbates in the bed, right? Big poster is on the wall. Robo character and Japanese line "母親ロボット" which means "mother robot" were in the poster.

えー。あれはウルトラマンなのでありますか!?チップがベッドでオナニーするシーンでしょう?大きなポスターが壁に貼ってあって、ロボの絵と『母親ロボット』って日本語で描いてあった。

チップさんのオナニー風景
タコ怪獣

Drew Bolduc: Yeah, the poster says robot mother, I’m glad that translated well. I think the robot character was based more off Gundam robots. Aurelien Gendraud, a French artist, did the original robot design.
「そうそう。『母親ロボット』って翻訳があっててよかった。あのロボはですね、フランスのAurelien Gendraudていうアーティストが描いたんだけど、ガンダムに近いかも」

※なんだ!ウルトラマンとガンダムはかなり差があると思うけれど、まぁ、ガイジンさんには似たようなもんなのでしょう。

Drew Bolduc: The name Science Team came from Science Patrol in Ultraman, who never really do any science.
サイエンス・チームというネーミングは、ウルトラマンの科学特捜隊からきているんですよ。科学特捜隊は科学特捜隊なのに科学的なことをぜんぜんやらない」

Hiro: HAHAHAHA. I love this idea. It is great idea.

はははははははははは。それはたいへんよいアイデアです。

※わざわざウルトラマンを持ち出したのは、これがいいたかったんだな!って思いました。『サイエンス・チーム』の元ネタはウルトラマンの科学特捜隊だったというのは驚きですね。子供の頃にはあれが科学的に思えたんですけどねえ。たしかイデ隊員が武器製造が得意の科学者だったんじゃなかったっけ。細かい話はいいや。

Hiro: I enjoyed Science Team so much. But I felt there are a lot of unanswered questions throughout the movie. Chip's mother has more secret? What happened between Joey and the big father sleeping in the wheelchair (Lloyd) in the past? Where was the alien from in the first place?! I assume you intentionally made your film as people feel it freely/seek answers by themselves and leave it as it is. It is hard to tell in any language form but I felt something. In Science Team, Chip had fight against his girlfrield and goes back to home to meet his mom. Then, he finds the brutally murdered dead body and the alien. The alien has the ability to affect people's mind, putting craziness. In my thought, I assume Chip had been already sick/crazy before he met the alien. What happens if a crazy man gets evil alien's crazy beam in his brain? Is this what happens in this film? I felt that way. I don't know how other people react but I honestly felt that you are definitely trying to create art in a way of expanding boundaries between real and unreal using your great sound and cinematography technique. It cannot be explained. But it is strong. it definitely makes people emotionally. I think that's the most fun part of cinema. Any comments would be appreciated.

私は『サイエンス・チーム』がおもしろかったですが、いくつかの未解明な点があるように思います。チップのママはもっとなにか秘密があったのか。ジョーイと車イス老パパ(ロイドさん)は過去になにがあったのか。そもそもエイリアンはどこからきたのか。私、思うに、あなたは意図的にそこらへんをぼかして、観客の判断に投げたのでしょう。なにか意図があるんだろうと感じました。チップは最初から狂ってたんじゃないですか。元から狂人だった人物が凶悪エイリアンの狂人化ビームを受けたらどんな狂人ができあがるのか。それを私は見物しているのかな。なんて思いました。他のみなさんがどう感じるか知らないが、あなたはご自身の音響と撮影のテクを用いて、現実と非現実の境界を押し拡げようとする芸術をやろうとしているのかなと感じます。言葉では説明できないもの。でも明らかに観客の感情を揺り動かす。こんなことができるのは映画の醍醐味ですよね。ここらへんについてなんかしゃべってください。

Drew Bolduc: The father in the wheelchair is from the other generation of Science Team, before Dick Willingston took over. Joey was adopted into Dick’s family. We definitely wanted to keep things a bit mysterious and have the audience have to think about the movie a bit. Chip was probably always crazy to a certain degree. He is an anti-hero who is regressing into sort of being a child, back into the womb. One of the things we thought was that the alien was female or maybe it absorbed the mother, so there is a bit of masculine versus feminine conflict happening throughout the movie.
「車イスの老パパは科学者ディック・ウィリントンがチームを指揮する以前の前任者で、ジョーイはディックの家に引き取られた養子です。我々は物語をミステリアスにして、観客に考える余地を与えるようなつくりを意図しました。チップはおそらく幾分かはクレイジー。彼はいつまでも子供で、胎内回帰の願望を持つようなアンチヒーローです。我々の意図を少しだけいいましょう。エイリアンの性別は女性か、あるいはチップの母を吸収したという、いわば女性的な存在の具現で、よって、なにかこう、男性らしさと女性らしさの価値観がぶつかりあっているようなかんじを映画全体に漂わせてみたんですよ」

※ジョーイとディックの関係は詳しくは語られなかったが、上の回答を裏付けるほのめかしが少しだけあった。最後の方でジョーイがディックに首締めする場面は、義理の兄弟同士の喧嘩だったのかと知れば、ふたりのきもちが想像できますね。

※普通の映画なら、子供時代のフラッシュバックを入れるとかすると思うんだが、それをやらないのが彼流なんですねたぶん。そこを想像しろっていうことで。

Hiro: It makes sense! Look. Chip was a childish problematic guy even selfish but he was still likable to me. I asked myself why I like him. My answer is, because he never hurts his girlfriend when he went mad. I thought he has a good heart while he has a lot of problem. He is struggling. He is trying to do what he never can do - back in the womb. Basically he is a good guy. That's because his mother was a good mother. She loved him and provided good education. Right? But here comes another question in my mind. Good education is supposed to make people happy. Right? Then, why is he in trouble and in miserable situation even though he had a good mother? It is interesting theme.

そこ、スゲーわかります。チップは色々と問題が多いけど、私は彼が好きだったんですね。なぜ好きなのかなと自問するに、彼はどんなに怒り狂っても恋人を傷つけなかったでしょう?そこがいいなと思った。彼は実現不可能な願望 - 胎内回帰 - を持ち続けて、もがいている。でも根は善良。彼が善良さを持ち続けていられるのはママがよい教育をしたからだと思う。でも、ここで新たな質問が出てくる。そんなによい教育を受けたにも関わらず、なぜこの男はこんなにみじめな境遇になっちまったのか。興味深いテーマです。

Drew Bolduc: Vito and I had a conversation at some point, and it wasn’t written in the script, but what we decided is that Chip’s greatest weakness is women. He only kills men and is unable to do anything to hurt women, which sort of just happened organically.
「Vitoとそこらへんについて話しあったことがあります。脚本にはなかったけど、我々はチップの弱点は女ってことにしようと決めました。彼は男だけを殺します。女性を傷つけない」

Hiro: The Taint was great. You believe or not, it has been getting a lot of reputations around Japanese horror fans even though it hasn't got Japanese release yet. My review has been read by so many people. Not only me, a lot of Japanese horror bloggers are reviewing it. But there's very few hope to be released here because Japanese law prohibits to show dicks on screen. It is unfortunate but we suck it up. We can buy the DVD/Blu-Ray via amazon.com. Have you ever been contacted by any Japanese distributors? And could you please give your words to Japanese fans?

The Taint (2010)』は最高でした。あの映画は日本版がリリースされていないにも関わらず、日本では相当の人気なんですよ。私のレビュー記事はたくさんのひとに読んでもらえたし、私のみならず、他のホラーブロガーも好意的な感想を寄せています。しかし残念ながら、日本には「チンコをだすな」という法律があるんで、これが公開される可能性はとても低いです。でも私たちは米アマゾンからDVD/Blu-Rayを買えますから、それで我慢します。これまで日本の配給からお誘いなどはありましたか。日本のファンに向けてなんかしゃべってください。

The Taint! すばらしいパッケージ!
The Taint

Drew Bolduc: That’s cool to hear. I am glad it is being seen in Japan and there is an audience for it. A friend of mine who I worked with on a Troma movie, Reiki Tsuno, translated The Taint for a festival a year or two ago, but that is all I heard of it playing there. I know Troma tried to get it out more, but to no avail. The dicks are a problem everywhere really, even in the USA. It may not be illegal, but no big distributors want it for that reason. The Ludas character was supposed to be like a very bad anime villain, not sure if that translates at all. Thanks for the questions!
「それはすごい。日本で話題になってるなんてうれしい。私の友達でトロマの関係者の津野励木さんが、何年か前に映画祭のために『The Taint (2010)』の日本語字幕をつくってくれました。でもその後は日本ではやってないと思う。トロマはがんばって売ろうとしてくれているけれど、なかなか難しいです。チンコですから。チンコはどこでも問題視されます。アメリカにおいてさえ、法律に違反していないといっても、大手のディストリビューターは嫌がるのです。ところで、Ludasのキャラはアニメに出てくるわるもんキャラなんですよ。そこらへんが伝わったかどうかわからないけれど。質問をありがとう!」

Thank you so much!

ふー。

おしまい。

最後に記念のスクリーンショット!
エンドロールに私の名前が!
イエーイ!
Science Team画像 (7)

indiegogoでお布施をしたら名前を載せてもらえました。ありがとう。上から8番目なんて好ポジションだからびっくりした。

画像イロイロ

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原題: Science Team
制作年: 2014年
制作国: アメリカ
公開日: 2014年6月27日 (アメリカ)
imdb.com: imdb.com :: Science Team
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
特殊効果(Special Effects)
謝辞

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