2013/3/16 (Sat) at 5:03 am

映画|Curandero: Dawn Of The Demon

ロバート・ロドリゲス・プレゼンツ!メキシコのオカルト黒魔術ホラー映画。カルロス・ガラルドーGizeht GalateaGabriel Pingarrón。監督エドゥアルド・ロドリゲス。2005年。

Curandero: Dawn Of The Demon DVDDVD画像

メキシコシティ。

黒魔術を操るカルトリーダーであり、殺人者であり、麻薬売買の元締めボス、カスタネダ(Gabriel Pingarrón)がついに逮捕された。警察は隠れ家の敷地から、大量の死体を発見。これで市民は安心できる。

と思ったら、その後まもなく、カスタネダは留置場から脱走。コケにされた警察は威信を賭けて彼を捕まえたい。

ところ変わって、どっかの田舎。

若い呪術師のカルロスさん(カルロス・ガラルドー)が登場。彼はまだ若くて、呪術師としては新米である。数年前に死んだ父は高名な呪術師だったので、その意を継いでがんばっているところ。そこに、マグダレナ(Gizeht Galatea)という女刑事がやってくる。

女刑事はいま世間を騒がせているカスタネダ事件の捜査に協力してくれという話でやってきたのだが、カルロスの父が死んだと聞いて落胆する。彼女は幼少時にカルロス父に命を助けてもらったそうな。カルロスは父の代わりにその仕事を引き受ける。ふたりはメキシコシティにいく。

カルロスの最初の仕事は『留置場のお清め』であった。カスタネダが脱走した現場には、殺された者の血肉が散乱し、Nangaと呼ばれる儀式物が残っていた。これを見たおまわりさんたちはそろって腰を抜かし「のろわれているー!こわーい!」つって、誰も近寄れないのである。

ゆえに、「呪術師にお清めをしてもらえ」というんだが、じつにまったく、迷信深いというか、腰抜けというか、困ったものである。警察でさえこの調子なので、この映画では、すべてにおいて『呪術』とか『呪い』といったものが、一般的な風物として描かれています。

余談ですが、よくアメリカの映画やドラマでは、メキシコといえば「貧乏で無教養で迷信深くて小汚いアヒルども」てな調子で描かれることが多く、しばしば炎上ネタになりますが、この映画の監督さんはベネスエラ人です。メキシコってベネズエラからもこんな風に見られているんですかね。

さて、いわれてやってきたカルロスさんは怯えるおまわりさんたちに呆れてしまうが、それでも彼らを安心させるために「呪いは解けたよ」といってやった。この後、彼は女刑事に同行し、捜査を手伝うんだが、いろんな場所に行くたび、グロな幻視を見るようになる。

彼が見る幻視はその場所で起きた凄惨な殺人の風景やら手がかりになりそうなんだが、それらは脈絡のないイメージなので、彼はうまく捜査に活かせなくて苦労する。そうこうするうち、カスタネダの方から攻撃を仕掛けてくる。

カルロスと女刑事のコンビは敵を追ってるつもりがいつしか追われる身となり、ドタバタの末、女刑事がさらわれてしまう。カルロスは彼女を助けるため、死んだはずの父の協力を得、こわい幻視と闘いながらずんずん進み、やがて敵の真の目的を知るのであります。

感想

Youtubeにトレイラーがなかったのでスキップ。

IMDbには制作年2005年とありますが、この映画のUS版DVDが出たのは2013年3月12日です。

言語はスペイン語で英語の字幕がついてますが(English dubもありますが、私は字幕で見た)、映画のタイトルである『Curandero』というワードがそのまま出てくる。調べたら『witch doctor』という意味だそうなので、『呪術師』と訳しましたが、もっとふさわしい訳語があるのかもしれない。

さて、感想ですが、ロバート・ロドリゲスというビッグネームに期待するとハズします。DVDのパケには「ROBERT RODRIGUEZ PRESENTS」とデカデカと書かれてあり、彼は共同脚本とプロデューサーにクレジットされているけど、それほどのものではない。ロドリゲスの名前は忘れて、普通の低予算ホラーのつもりで観たほうが精神的にいいですよ。

グロ描写はなかなかよい。美術さんはよくがんばった。最初の方では一瞬チラばかりだが、後半になるとどどーんと見せてくれる。怪物さんが市場を走り回るシーンはすごかった。最後の売店のオッサンの驚かせはびっくりしたー。私、あれを見たら、おもしろいから許す、という気になりました。

メキシコの麻薬組織は人々に恐怖を与えるため、おどろおどろしい黒魔術などをやって見せることがよくある。と聞いたことがありますが、こういうかんじなんですかね。

脇役でギャングのオッサンが出てくるんだが、そこにいたメガネ男の話がおもしろかった。彼の仕事は『心臓移植候補者』なのです。ギャングオヤジは心臓が悪いので、いつ倒れるかわからない。もし倒れたらメガネ男はその場でブッ殺されて、ドナーになる。契約期間は1年間。1年のあいだ、雇い主が健康でいれば報酬をもらえておしまい。すごい仕事だなあ。

さて、ここまで褒め言葉で、以下は文句です。

話がよくわからない。わるもんのカスタネダさんが女刑事をさらった目的てのが「永遠の命を得るため」だそうで、それに付随する情報として、女刑事が産まれたときの状況が明かされるんだが、それを聞いてもよくわからなかった。

「メキシコじゃこうなんだよ!わからなくても、わかれ!」と押してくる感がむんむんです。もうわかりましたよ。と降参できるかどうかで、評価が変わるでしょう。私的には、今後に期待させる感があったので「まぁ許す」って思いましたが。

カルロスさんを演じたカルロス・ガラルドーは『グラインドハウス』にも出ているので、ロドリゲスつながりのキャスティング力学が働いているのかなと思われ。余談ですが、彼は『Dead Hooker in a Trunk (2009)』にもチョロッと出てたんですよ。

DVDのオマケ

オマケはコメンタリだけでした↓

  • Commentary With Director Eduardo Rodriguez & Director of Photography Jaime Reynoso

言語はスペイン語。英語吹き替え、英語字幕つきです↓

画像

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原題: Curandero
別題: Curandero - Der Heiler
O therapeftis
Paraisthisi
制作年: 2005年
制作国: アメリカ/メキシコ
公開日: 2005年10月18日 (アメリカ) (Screamfest Film Festival)
2010年7月17日 (ドイツ) (TV初オンエア)
imdb.com: imdb.com :: Curandero
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