2013/2/13 (Wed) at 9:01 pm

映画|SUSHI GIRL

女体盛りホラー映画。トニー・トッドノア・ハサウェイジェームズ・デュヴァルマーク・ハミルコートニー・パーム千葉真一。監督カーン・サクストン。2012年。

SUSHI GIRL DVDDVD画像

フィッシュさん(ノア・ハサウェイ)が6年の刑期を終えて刑務所から出たらば、お迎えが待っていた。

彼を呼んだのは、6年前にいっしょに仕事をした強盗団の親分(トニー・トッド)である。当時の子分たち3名(マーク・ハミルジェームズ・デュヴァルアンディ・マッケンジー)もいっしょ。

部屋の真ん中にはどどーんとテーブルが置かれ、女体盛りのネーチャンが微動だにせず、美女の上にはお刺身が盛られている。ジャパン通の親分が、本日の集まりのため、スシ職人(千葉真一)とカワイコちゃん(コートニー・パーム)を呼び、こんな余興を用意したのであった。

しかしながら、この会合はムショから出てきた仲間を喜ばすといった愛好的な集まりではなかったという点が、じきに明かされる。親分と仲間のみなさんは、6年前に奪いそこねたダイヤモンドをフィッシュが隠したと睨んでいるのである。

彼らをフィッシュを拷問し、「お宝はどこだ!」と責める。でも彼は「知らない知らない」の一点張り。「おれはあんたらのことをしゃべらず、守ってあげたんですよ。それなのにこんなことをするなんてひどいですよキャー」とピーピー泣くが、そんな泣き言に耳を貸すような連中ではない。

拷問パーティは次第に熱を帯びる。マーク・ハミルがニタ笑いで箸を足に突き刺したり、ペンチで歯を引っこ抜いたりする。彼は仲間から変態だのプッシーだのとヒデーいわれよう。これがあのルーク・スカイウォーカーなのか。私たちの宇宙はこんなキモ変態男によって守られていたのか。

怒号と悲鳴と銃声が飛び交う中、スシガールの胸中はいかに。女体盛りの娘たるもの、ギャングがケンカしようが、原爆が落ちようが、ただひたすらに宙を見凝め、指の先から足の爪にいたるまで、『美しい器』たらんとする。これこそがスシガールの掟。彼女は耳に聞こえる物音を一切封殺し、恐怖を閉め出し、器としての己を全うしようとする。

最後にアッと驚くオチがあります。ダニー・トレホがチョイ役で登場します。

トレイラー動画

Sushi Girl (2012) trailer

日本版DVDは3月発売予定

日本版DVDは2013年3月22日発売予定だそうです。邦題は同じく『SUSHI GIRL』↓

感想

遡ること2年前、FangoriaのSushi Girlの記事を見てびっくりしましたが↓

以来、楽しみにしていましたが、私、期待しすぎちゃったみたい。いまいちかも。ゴアゴアはぜんぜんつまらない。前半はダルダル。よかった部分もありましたけど。

トニー・トッド演じる親分は女体盛りをやるくらいだから日本好きで、フグについて講釈を垂れたり、強盗をやるときには能や天狗のお面をつけるのが好きとか、果ては、与謝野蕪村を引用する。本人はジャパン通のつもりなんだが、ちょっとズレてる。そこがおもしろい。こういうジャパン脳内妄想にとり憑かれているガイジンさんっていそうだよね。マーク・ハミルのニタキモ笑いもおもしろい。でも、それで全部オッケーとはならない。

最後はお宝の行方を巡っておおわらわの内輪揉めになる。んで、エンディング間近で、これまで動かなかった女体盛りのネーチャンが正体を現す。おー、そうだったんですか。という流れなんだが、私、あのtwistをもっと早くやってほしかったですよ。コートニー・パームはすごくよかったんだが、彼女が台詞をいうのはほんの少しだけなんだよね。

千葉アニキの出番が少ないというのも不満。ああいうオチになるのならなぜもっと彼を使わないのかとなおさら思う。カワイコちゃんのコートニー・パームがピンチになる。と思ったら、いつのまにやら千葉アニキがニンジャ姿で天井に張りついているんですよ。おー。とびっくりさせて、彼はかっこよく彼女を助けるんですよ。んで、顔アップで「わがいのちついえても」とかなんとかキメ台詞をいう。シビレるじゃないか。なんでそういうのをやらないのであるか。

DVDのオマケのメイキングの中には、彼とノア・ハサウェイがお遊びで木刀チャンバラをやるシーンなんかが入っているんだが、ああいうのをもっと入れてほしかったなあ。

ところで、コートニー・パームさんは、昨年公開された『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース (2012)』にも出てますが、こっちの彼女もとてもいいんですよ。まっぱだかで野原を逃げ回って、ものすごい殺され方をする。彼女は『脱ぎっぷりのいい絶叫クイーン』として今後も要チェックではないか。ただいまノリノリ。

たいていのカワイコちゃん女優てのは、低予算のホラー映画に出演するのをステップアップの手段のように考えているが、このひとはちがうよ(聞いてみたわけじゃないですが)。いまどき珍しい『腹をくくった絶叫クイーン』てかんじがする。かかってこい。脱いでやるぞ。みたいな。そこがすごくいい。てわけで、映画はいまいちだったが、彼女を見れただけでまぁよかった。

DVDのオマケ

この映画のDVDは2013年2月19日にUS版が発売予定ですが↓

私が持ってるは一足先に出たカナダ版です。英語字幕つき↓

カーン・サクストン / Kern Saxton 画像
カーン・サクストン監督

ソニー千葉 画像
木刀をプレゼントされてご満悦の千葉アニキ

カナダ版のオマケ↓

  • Producer's Diary
  • Sushi Girl Music Video
  • Cast Commentary
  • FIlmmaker's Commentary

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原題: Sushi Girl
別題: Dziewczyna z sushi
邦題(カタカナ): 『SUSHI GIRL』
制作年: 2012年
制作国: アメリカ
公開日: 2012年7月21日 (カナダ) (Fantasia Film Festival)
2012年10月24日 (カナダ) (Toronto After Dark Film Festival)
2012年11月10日 (イギリス) (Leeds International Film Festival)
2012年11月27日 (アメリカ) (internet)
2012年11月29日 (ロシア)
2012年12月7日 (カナダ)
2012年12月22日 (日本)
2013年1月4日 (アメリカ) (limited)
2013年2月19日 (カナダ) (DVD & Blu-ray発売)
2013年2月19日 (アメリカ) (DVD & Blu-ray発売)
2013年3月26日 (ドイツ) (DVD)
2013年6月20日 (オーストラリア)
imdb.com: imdb.com :: Sushi Girl
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞

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