映画|REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇|Quarantine 2: Terminal

ここはLAX（LA国際空港）。

国内線の飛行機が離陸して間もなく、乗客のデブ男が盛大にゲロを吐いて暴れだす。ウゲー。きゃー。ひぃー。ナニゴトであるか。

フライトアテンダントのネーチャン2名（メルセデス・マソーン、ブレ・ブレア）はひーこらいって、他の乗客の助けも借りて、暴れる男をなんとか拘束したが、ほっとする間もなく、またもやドタバタして、重傷ケガ人が出てしまったもので、機長が地上に指示を仰いだところ、すぐに着陸せよといわれて、緊急着陸する。

他の乗客のみなさんは、あー、びっくりしましたわ、それにしてもひどい航空会社ざます、いったいどうしてくれるんざます、とブツブツ文句をいって、飛行機から降りたんだが、ゲートの先の扉が開かないではないか。

はやく出せ、このやろう！とかいってるうちに、外は物々しい気配であり、ポリスがワンサカやってきて、ヘリが飛び回っている。だが、彼らは外に出してもらえない。ケガ人がいるというのに救出にきてくれない。

彼らは空港内の施設に隔離されちゃったんですな。ひとりづつ、謎のウィルスに感染する。ゾンビモドキの狂人バーサク状態になっちまって、みんなは逃げ回る。わーわー。

トレイラー動画

感想

この映画は『REC/レック (2007)』のUSリメイク『REC:レック/ザ・クアランティン (2008)』の続編なんだが、『REC/レック2 (2009)』とはぜんぜん別の物語になりました。

ジェニファー・カーペンターは出てこない代わりに、メルセデス・マソーンがメインキャスト。彼女はいろんなドラマに出ていますが、FOXの新シリーズ『The Finder』のレギュラーに決まって、ただいまノリノリ（かな）。

さて、『REC/レック2 (2009)』では、ウィルスの設定について、独自のオカルト世界にいっちゃいましたが、こちらはキチガイテロリストがつくったバイオ兵器らしいよ、ということになり、よくある感染パニックホラー映画的な趣になった。

映画の最初の方で、乗客がラップトップを開いて、前作『REC:レック/ザ・クアランティン (2008)』のLAのアパートで発生したウィルス騒ぎのニュース映像を眺めています。彼らはそれを他人事のように見ていたんだが、ソレが機内で起きてしまったよという流れになる。どうしてあのアパートからこっちにきちゃったのかという点は、後半になって明かされます。

『REC:レック/ザ・クアランティン (2008)』は単に場所がLAに変わっただけでぜんぜんつまらなかったので、まだこちらのほうがましだとは思うけれども、チト期待外れでありました。『デッド・フライト (2007)』みたいなもんかなと思っていたんですよね。アレ並を期待したのが間違いであった。

飛行機は早々と着陸しちゃうので、映画のほとんどは地上が舞台になるのですね。だから「逃げ場ナシの狭い機内でひーこら逃げ回る！絶体絶命ピーンチ！」というノリじゃないんですね。つっても、タイトルに『ターミナル』とわざわざ書いてあるくらいだから、別にウソじゃないのか。

と、まァ、文句を書いていますが、低予算ながらソツなくつくってあり、適度なグジャッ感はあるので、さほど期待をしなければオッケーくらいかなあ。カワイコちゃんも出てくるし。ゴアゴアも少しあります。

この映画のDVDはオマケなしでした。英語字幕つき。

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Rec関連のエントリ

• REC/レック (2007)
• REC:レック/ザ・クアランティン (2008)
• REC/レック2 (2009)
• REC/レック3 ジェネシス (2012)

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