映画|イン・ザ・ダークネス|And Soon the Darkness

ふたりのカワイコちゃん（アンバー・ハードとオデット・アナブル）がアルゼンチンのド田舎を自転車貧乏旅行していたところ、ふたりはくだらない口ケンカをしちゃったもんで、あっちとこっちに離れていたら、その短いあいだにオデット・アナブルが消えていなくなってしまう。さらわれたのかも。

残されたアンバー・ハードは涙目となり、地元ポリスを呼んだり、そこらへんのひとに尋ねたりするんだが、どいつもこいつも役立たずで困っちゃう。ここらへんではしょっちゅう若い女が失踪するらしくて、もしかして町ぐるみで隠蔽してんじゃないの？という雰囲気もあり、孤立無縁の彼女は「なんとかしなくちゃ！」と親友を探しまわるが、武器もないし、言葉は通じないし、クルマはないし、仲間もいないし、こりゃかなりむずかしそうです。

カール・アーバン演じるアニキが出てきて、コイツだけは親切ゲなんだが、なにやらウラがありそで信用できないかんじがする。ジーア・マンテーニャがチラと出てくるよ。

1970年の同名映画『And Soon The Darkness』（邦題は『女子大生・恐怖のサイクリングバカンス』）のリメイクだそうですが、私はそっちは未見なので比べてどうなのかわからないです。

感想

とにかくカワイコちゃんが出てればいいんだよ！というひと向け。

ふたりともチャラチャラしてますなー。アンバー・ハードとオデット・アナブルが貧乏サイクリング旅行なんて似合わないなーと思ったら、やっぱりぜんぜん似合わない！こういう人たちは金持ちイケメン男といっしょにどっかのリゾートホテルでうだうだしてればいいのに。こんなネーチャンたちが、こんな田舎にホイと現れて、あんなことやってたらそりゃ拉致されるわな！とだれもが思うでしょう。

特に筋書きというものはなく、いつもの調子で進行します。いまいちだったですねえ。ゴアゴアがあるとか、テンポがいいとか、なにか突出した見せ場があればいいのですが、特になにもないのですね。だから凡作だったと思います。

オデット・アナブルは『クローバーフィールド/HAKAISHA (2008)』以降、ホラークイーンの素材かなと注目しているのですが、いい映画に当たらないですね。『アンボーン (2009)』もパッとしなかったし。こういう中途半端なヤツじゃなくて、もっとゴリゴリの血塗れゴアゴア真性ホラーに出たらいいと思うんだけど。。。そのうちガツンとやってくれるかな。

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