映画| マーダーランド |Life Blood

1969年の元旦前夜。

スーパーモデルみたいな外観のお色気むんむんレズビアンカップル（ソフィー・モンクとアンヤ・ラヒリ）がジャジャーンと登場。ふたりは金持ちセレブが集まるニューイヤーパーティにいたんだが、そこで出会ったイヤミな調子の俳優男と口論になり、なんだかんだとあった末に相手を殺して逃げてきちゃう。てか、殺したのはひとりのおねーちゃんで、もうひとりはあとからなにがあったかを聞いてびっくりした。

「あんた、なんちゅうことを！」「わたし、殺す気なんてなかったんだもん！」「いまからでも警察に行こうヨ」「そんなのだめだめ！逃げなくちゃ！」とか口論をしつつドライブしてたら、道路にいたネズミを轢いてしまう。そしたら「警察いこう」といってた女は、ひぃいいいとおそれおののき「あんたは人間ばかりか、ネズミも殺した！ひどいひどい！」とわめきだす（なんかへんな展開）。

ふたりが車を止めてかわいそうなネズミについて議論をしてたら、やにわどどーんと超自然的な現象が起き、ネズミ殺し女は一陣の風にブッ飛ばされて失神。「ナニゴトであるか！？」と思ったら、夜空から半裸の美女が降臨する。それは神様である。あぜんとする女に「あなたはなんて心が美しいのでしょう。あなたに使命を与えます。永遠の命をあげます」とかいわれる（ますますへんな展開！）。

女はおののき、「わたしの恋人を助けてやってください」とお願いする。神様は渋々ながらという調子で願いをかなえてくれたんだが、「あの娘はわるい娘です。ちゃんとあなたが監督をして、よいこにさせるのですよ」というような約束をさせられる。神様は去る。

40年後。いまは2009年の元旦前夜。

ふたりの女はガバッと目を覚ます。彼らは自分たちが不死のヴァンパイアになったと知る。ネズミを愛するおねーちゃんは「これは神様に授かった不思議パワーなのだから、だいじにせんといかんよ。むやみにひとを襲うのはよくないんだよ」的な説教をするんだが、ビッチの方は「かんけいねーヨ」とそこらへんのアンちゃんを襲いだす。やがてレズコンビの関係は悪化し、ふたりは小さなドラッグストア（店の名前は『Murder World』）にたてこもりつつ、ジタバタする。

チョイ役でスカウト・テイラー=コンプトンが登場します。

トレイラー動画

日本版DVD

2011年2月に日本版DVDがリリース予定だそうです↓

• アマゾン - マーダーランド [DVD]

感想

おねーちゃんが出てれば幸せ！というひと向け。

神様が地上に使わした天使（かな？）がじつはヴァンパイアである。という設定は、つまり、血を飲みたいという欲望を我慢して善行をせよということなのかなと思いましたが、それはちょっとへんだけどおもしろいなと思ったんだけど、そこから先がつまんなかったです。

ふたりがギャーギャー言い争ったり、そこらへんのアンちゃんが巻き込まれて襲われたり、ポリスと戦ったり、といろいろあるんだけど、どれも行き当たりばったり的というかですね、神様は「これからは崇高な目的で生きるのだよ」とかいってたんだが、だからなにかえらい使命を与えられたはずなんだが、そこらへんなにもないからつまんないなあと思いました。だいたいからして、冒頭のシーンで「あんたはネズミまで殺した！」といいだすところが少しへんではないかと思ったんだけど、妙にシュールでよくわからない台詞回しが出てくる映画でした。

ギャグなのかまぢなのかわからない！

レズビアン・ヴァンパイアの映画

• ヴァンピロス・レスボス (1971)
• バンパイア・ラヴァーズ (1970)
• レズビアン・ヴァンパイア・キラーズ (2009)
• マーダーランド (2009)

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• Tweet