2008/11/15 (Sat) at 6:00 pm

映画|ストレンジャーズ/戦慄の訪問者|The Strangers

別荘に来た美男美女カップルが謎のマスクキラーに襲われてウギャー!スコット・スピードマンリヴ・タイラーグレン・ハワートン。監督ブライアン・バーティノ。2008年。

ストレンジャーズ/戦慄の訪問者 / The Strangers DVDDVD画像

クリスティンとジェイムズていう、気まずい雰囲気のカップルが田舎の別荘にきた。彼らはパーティの帰りにここにきたんだけど、なんでふたりの空気が重いかっていうと、クリスティンがプロポーズを断ったからである。なんでか知りません。理由は明確に明かされない。

重ーいムードで夜になったら、夜中に突然ノックする者がきた。出てみたら知らない女のひとが立ってて「タマラはきてますか?」といわれた。ふたりともワケワカメで「そんなの知らないヨ」と追払った。謎の女は素直に去っていったが、しばらくしたらば、その女の仲間と思われるマスク姿のキラーがウワーと襲ってきた。オノでばんばん。ウギャー。ふたりは冷や汗ダラダラでキラーと闘う。

【感想】

これはおそろしくつまらなかった。やたらめったら思わせぶりな演出が続くのが冗長である。ジャジャーンとこわい音楽が鳴って、女はひぃいと怯え、監督的には「サササー、こわがってくださいヨー」という盛りあげ手法のつもりなのかもしれないが、単にスローモーなだけである。なにかの伏線と思えるような演出が多くて「ラストでスッキリするんだろうな」と期待したんだけど、最後までよくわからなかった。

ゴアな殺傷シーンはゼロ。スプラッターシーンゼロ。緊張感ゼロ。殺し方も凡庸。リブ・タイラーがひぃいと怯えるようすがいちいち「演技してます!」ってかんじである。ホラーな絶叫女優ていうのは「うぎゃやああああ!」という恐怖のツキヌケ感覚を演じてほしいんだけど、彼女はハァハァゼイゼイしているだけでつまらない。といっても、リブ・タイラーの演技力がどーこーではなく、この監督の手法が私の好みに合わないせいだと思われる。彼女は悪くない。監督が悪いんだ!

ホラー映画ってキャラたちの行動がへんだったり、プロットがハチャメチャだったりすることが多くて「なんでアイツは○○しないのか?」とネタにされることが多いけれど、それはまぁひとつのお約束として、映画を楽しめばいいと思うんだけど、この映画はいくらなんでも破綻しすぎだと思う。

どうして男はクルマにケータイを置いてくる?どうしてまちがえて殺しちゃったあのひとのケータイをスグに使わない?ジョーダンってだれ(冒頭のシーン)?そもそもプロポーズを断った女が、どうして男の別荘に来るのだろうか?場所が田舎でホテルなんかナイってこと?それならまぁいいけれど、映画的にの話、なんでギクシャクムードのカップルでなくちゃいけないの?物語と彼らの確執はなにも関係ないような。最後の "Are you a sinner?" の台詞にカブってるといいたいんだろうか。わけがわからん!

ひとつだけよかったのは、It's Always Sunny In Philadelphiaのグレン・ハワートンが見れたという点だけである。スグに死んじゃいましたけど。

この映画は実話に基づいていると最初に明かされるが、こういうのはよくある宣伝文句である。inspired by true events であって、exaxctly true events ではないのだ。なんていういぢわるをいいたくなるくらいつまらなかった。私の審美眼がオカシイのだろうか。クソミソにけなしちゃいまして、好きな方、すません。

SPOILER ALERT!!!
ネタバレです!

プロローグ。殺人現場と思われる家の映像がゆっくり出てくる。その場所を通りがかったふたりの少年がいる。という映像にカブって、警察に電話して助けを呼ぶ声が流れる。「そこらじゅうが血塗れ!たすけて!」というその声の主はジョーダンと名乗る。女性の声に聞こえるんだけど、そうじゃないらしいっていう点が最後にわかる。

とつぜん現れた謎のマスクキラー3人に襲われて別荘にたてこもるカップル。ふたりのケータイは壊されちゃったから、彼らはポリスを呼べない。この家っていうのは男の父親の持ち物であり、男はショットガンの隠し場所を知っていた。彼が慌ただしく銃を探して準備をするんだけど「おれ、銃の撃ち方知らないヨ!」と怯える。女は「パパとハンティングにいってたんじゃ?」と不思議がる。「あ、あれはつくり話」「ハァ?」という脱力会話がなされるが、これもまた全体のストーリィに関係ないっちゅうか、わけがわからないシーンであった。

なんだかんだといろいろあって、ふたりはキラーに捕まる。ナイフで刺されて殺される。男は死亡したんだけど、女は虫の息で生きていた。ひぃひぃしてたら、ケータイの着信音がする。それは間違えて殺しちゃった友達男のケータイだった。女は這いつくばってソレを手にしようとするんだけど、キラーにとりあげられて絶望する。

仕事を終えたキラー3人組(ふたりは女)はトラックに乗って現場から去る。逃げる途中でモルモン教勧誘員の少年ふたり組に出会う。キラーのひとりがトラックを降り、彼らに「パンフをください」とお願いする。少年は「Are you a sinner? (あなたは罪人?)」と聞く。キラーは「Sometimes. (ときどきね)」と答える。少年は相手にパンフを渡す。もらったキラーはトラックに乗り、仲間に「It'll be easier next time. (次はもっとらくにできるよ)」といい、彼らは去っていく。

その後、モルモン少年ふたり組は殺人現場を通りがかる。恐る恐る家に入り、惨劇を見ておののく。男女の死体を発見。少年のひとりがクリスティンに触れようとしたらば、彼女は死んでなかったのであり、目を覚まして、ウギャーと絶叫した。おしまい〜。

※プロローグで流れた助けを呼ぶ声は、女性の声みたいに聞こえるんだが、ジョーダンと名乗っているし、クリスティンは電話を取り上げられたんで、彼女が電話できるわけがないんで、これはたぶんモルモン少年が助けを呼ぶ声っちゅうことらしい。てこと?

画像

画像をもっと見る (7枚)

twitterのご案内

当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。twitterやってます。ホラー映画好きな方はフォローしてくださいませ。サイトの更新や新作ホラーの情報を随時流しています↓

Facebookのご案内

ホラー映画 :: 洋画』の最近のエントリ

ホラーなブログの方はどうぞ
原題: The Strangers
別題: Los extraños
Os Estranhos
Hívatlanok
Kleidoses?
Nepazistamieji
Nieznajomi
Oni
Stranci
The Faces
Võõrad
Ziyaretçiler
邦題(カタカナ): 『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』
制作年: 2008年
制作国: アメリカ
公開日: 2008年5月29日 (ロシア)
2008年5月30日 (カナダ)
2008年5月30日 (アメリカ)
2008年7月3日 (韓国)
2008年8月14日 (オーストラリア)
2008年8月22日 (イギリス) (Frightfest)
2008年8月29日 (イギリス)
2008年9月4日 (香港)
2008年9月19日 (スペイン)
2008年11月20日 (ドイツ)
2009年1月2日 (イタリア)
2009年2月18日 (フランス) (DVD)
2009年4月4日 (日本)
imdb.com: imdb.com :: The Strangers
監督
脚本/原案
出演
プロデュース
音楽
シネマトグラフィ
編集
キャスティング
プロダクション・デザイン
アートディレクション
セット制作
衣装デザイン
視覚効果(Visual Effects)
特殊効果(Special Effects)
Makeup
謝辞

ホラーSHOX [呪](『ほらーしょっくすのろい』と読む)は新作ホラー映画のレビュー中心のブログです。たまに古いのやコメディ等もとりあげます。HORROR SHOX is a Japan-based web site, which is all about horror flicks.

 

すべての投稿 (1535)

CALL GIRL COMIC by DAIJU KURABAYSHIEL GIGANTE COMIC COMIC by DAIJU KURABAYSHI
HORROR SHOX - Horror Reviews, News