映画|Rokkk

若い女が金持ちオヤジと結婚する。ふたりは豪勢な一軒家で新婚生活を始めるが、そのうち女はこわいオバケを見るようになってアタフタする。家の中で黒魔術の本を発見。女は狂って殺人を犯す。サイコ病院入りとなるが、ホイと脱出。姿を消した。警察は女を見つけられない。

そこに女の姉が登場。妹を心配してやってきた彼女は、知り合った刑事やら、怪しい呪術師やらの助けを借りて、呪われた家にまつわるオカルト謎を解き明かす。彼女は妹を見つけられるんでしょうか。この家にはどんな秘密があるのでしょうか。

感想

インド版『悪魔の棲む家』ですかという調子で始まります。ドギツイ色彩感覚やら、メロドラマ調の大げさ演技がいかにもインド風。「たまにはこういうのもいいか」とノリかけたところにオバケがジャジャーンと出てきたらば、これが貞子を安っぽくしたようなヤツなので、あーあーと落胆。

これがえんえん90分続くのはたまらんのう。もうやめよかな。と思ったんだけど、後半になって、美人姉が出てきて謎解きをするあたりからおもしろくなって最後まで観れました。このおねーちゃんはUdita Goswamiという女優さんで、きれいなひとでした。名前でぐぐるといっぱい出てくるので、きっとインドでは有名な美人女優なのかな。

金持ち男の前妻は死んだらしいとか、その前妻の妹という女が妙に意味深であるとか、いかにもなんかあるよ的な演出があったけど、結局アレはなんだったのかな。sequel話が持ち上がったときにはあのへんのネタを使うつもりとか？

この映画をこれからご覧になる方は、貞子モドキのオバケが出てくるシーンでは「こんなこわいオバケ見たことない！初めて見る造型だ！オリジナルだ！」と脳内変換するワザを使うといいです。あるいは、その瞬間だけ貞子に関する記憶を消すとかですね。ホラーファンというのは、強力なイメージ変換機能を有する特殊脳を持たないとやってられません。

その他の最近のインドのホラー映画

『Rokkk』以外では、次のふたつがインドの最新の話題作であるようです。

Shaapit

インドの劇場公開日: 2010年3月19日
DVD発売日: N/A
監督: Vikram Bhatt
出演: Aditya Narayan, Shweta Agarwal, Rahul Dev, J B Wadia

結婚した幸せカップル。奥さんの家系にまつわる呪いで、ふたりはこわい目に遭う。みたいな話らしい。

• 『Shaapit』について詳しくはこちら

Phoonk 2

インドの劇場公開日: 2010年4月9日
DVD発売日: N/A
監督: Milind Gadagkar
出演: Sudeep, Amruta Khanvilkar, Ahsaas Channa, Niroo Singh

前作『Phoonk (2008)』はおもしろかったので、DVDが出たらまた観ようかなと。前作はいい雰囲気のオカルト呪いホラーでした。楽しみだなと思いつつyoutubeのtrailerを見たら、『Grudge』モドキのシーンがあったような。これもまた脳内変換努力をしなければいけないのでしょうか。

その後『Phoonk 2』を観ました。レビューはこちら↓

• Phoonk 2 (2010)

• 前作『Phoonk (2008)』のレビュー
• 『Phoonk 2』について詳しくはこちら

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