映画|Phoonk 2

前作『Phoonk (2008)』の4人家族が引き続き登場。黒魔術の呪いをかけられ散々な目に遭ったあの少女（Ahsaas Channa） + その弟（Shrey Bawa） + イケメンパパ（スディープ） + 美人妻（Amruta Khanvilkar）というみなさんである。子供たちは少し大きくなったが、雰囲気は変わらず。

映画は、4人が新しい家に引っ越してくるところから始まる。そこはビーチに面した瀟酒な一軒家で、これは夏バカンス用の別荘かと思ったら、そういうことはなく、ここに住むってことらしい。

みなさんは前作のピンチを乗り越えてしあわせをしみじみとかんじているのであったが、そこに、あれだ、オダブツになったはずの恐怖のケタケタ笑い狂女、マドゥ（Ashwini Khalsekar）のオバケがジャジャーンと出てきて、因縁逆恨みの復讐攻撃が始まる。マドゥの目的はいうまでもなくこの家族を恐怖に陥れ、全員をブッ殺すことである。元々の話、彼女が死んだのは自業自得なんだが、キチガイに理屈は通用しないのである。ましてやいまはオバケであるからますます始末に負えない！

マドゥはオバケらしくじろりと粘着視線を送ってくるとか、きもちわるい人形の姿で現れたりする。じわじわと恐怖を味あわせつつ、最後は、美人妻の肉体に憑依し、うりゃうりゃと責めてくる。パパはママを殺すしかないのであるか。彼は家族を守ることができるのであろうか。

4人家族とマドゥに加え、メイドのおねえさん（Anu Ansari）、パパの親友のアンちゃん（Ganesh Yadav）、呪術師のオッサン（Zakir Hussain）といった方々は前作からの引き継ぎキャスト。さらにパパの妹夫婦が新たに登場します。

トレイラー動画

感想

期待してたんだけど、おもしろくなかったです。元々このシリーズはよくあるホラーの展開&手法ばかりで、それでも私が好きなのは、ひとえにケタケタ笑い狂女マドゥが出てるからなのです。それがぜんぜん出てこないからがっくし。

前半は金持ち一家の幸せエピソードがだらだら続いて、その合間にチョロッとこわいのがあるんだが、やっぱケタケタ笑いが出てこないとつまらないなあと思いつつ、我慢してたら、後半になったら、やっとこさというかんじで、どどーんと盛りあがるんかなと思ったら、これまたパッとせず、ラストは脱力。おしまい。あー。

ケタケタ笑い狂女は今回はオバケなので、オバケらしく無言でじろりと立っているだけとか、美人妻に憑依して責めてくるということなんだけど、やっぱりケタケタ女はあの顔で下品にケタケタしないとだめですね。ケタケタ女は数少ない出番を楽屋で待ちながらケタケタ笑いをしていたにちがいないのですが、それをもっと見せてほしかったなあ。

ネタバレです

!!!! SPOILER ALERT !!!!
！ネタバレ注意！

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